この写真は、プロレスの試合のものではありません。れっきとしたジャズ・ボーカルのライブです。
という事で、1月19日(木)は、後楽園ホールならぬMusic Salon PIANITYで、沖野ゆみ&川島茂のデュオ・ライブでした。
東京には素晴らしいシンガーさんがたくさんいらっしゃいます。そして、みなさん個性的で素敵です。でも沖野さんほどの唯一無二の個性をお持ちの方は、そうそういないのではないでしょうか?
何しろ、リハはマイクチェックのみ。曲も、譜面を何枚かステージに持っていくものの、それをやるとは限らない。
曲名も言わず、
「Eフラットで…」
とキーだけ言って、突然歌いだす事もあります。
ピアニストとしては、それについていかなければならない…というわけのわからない緊張感があります。
しかし、このプロレスの様なライブ、下手な人がやると、ただ単に手を抜いている感じになるかもしれませんが、沖野さんがやると、最高のパフォーマンスになるんですね。それは「歌う」という事に関して、実力に裏付けされているからなんでしょうね。(じゃなきゃ、イントロも出さないのにそのキーでは歌い始められないでしょ?)
という事で、次回の試合は3月30日(金)8:00pm~ゴングです!
是非ともお越し下さい!