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昨日は、せらび両国でのボランティア演奏でした。

2013-10-24 09:49:41 | ライブ・レポート


昨日は、両国にある高齢者短期宿泊施設『せらび両国』にてボランティア演奏してきました。

「昨日まで険しい顔をしていた女性の方が、今日はとても楽しそうな顔をしていました」
と職員の方に言って頂きました。
その他にも、全部皆様のご存知の曲を選んだりして、とても喜んで頂きました。


今回は、初めて墨田区の方から指名されてのボランティアでした。
演奏を聴いて頂いた墨田区の職員の方は、
「もっともっとたくさんやってほしい」
と言われたのですが、今のペースでも僕らにしてみたら精一杯のペースでやっていますので、心苦しいです。

日本でボランティア…といえば、ボランティアする側の人がすべてを負担する仕組みになっています。
ですのでプロのミュージシャンの場合、演奏のボランティアは、メンバーが揃って休みの日で、しかも平日…みたいな感じになってしまいます。
うまく言えないのですが、別に儲けたい…訳ではありませんが、1日分の生活費程度がどこかからでも支給されたら、もっともっとやりたいのになぁ…なんて感じてしまいます。
ただそれだと、それ狙いのミュージシャンが増えるかもしれないので、例えばそれは、ある程度のボランティア実績を重ねたグループに限ってでもいいのですが…。あと、グループのメンバーはある程度固定する必要もあると思うし…。


あと、老人介護の貴重なお話も聴く事が出来ました。
この施設は、30日までの短期滞在の出来る宿泊施設なのですが、実際にはほとんどの方が、30日の滞在後に別の宿泊施設に移動して30日滞在し、また30日たったら戻ってくるのだそうです。
事実上、「30日ごとの移動を余儀なくされる老人ホーム」なのだそうです。
民間の老人ホームには、お金持ちしか住めないし、区でやっている老人ホームは、ベッドの数が全く足りていないのだそうです。
今後さらに足りなくなることが予想されるのですが、墨田区内にそういう施設を公営で作るのは非常に難しいそうです。
ちなみに杉並区などでは、区の老人ホームを伊豆に作ったりしているそうです。
まぁ実際に伊豆には高級そうな老人ホームもあったりするし、環境はいいのかもしれませんが、区の…となると、伊豆だとますます家族と疎遠になってしまうのではないかなぁ…なんて考えさせられたりもしました。


この問題、生きていたら、いずれは誰もが自分の問題になる話です。



さて今夜は、曙橋『フィルイン』のボーカル・ジャムです。歌を歌われる方は、譜面を3部ご用意して、歌いに来て下さい。



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