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人を喜ばせる仕事

2011-08-25 08:33:21 | ライブ・レポート
“経営の神様”が怒り、軽蔑した経営者とは? …『猿は猿、魚は魚、人は人』

この本、読んでみたいなぁ…と思いました。

多分、“経営”に限らず仕事”というのは、“人を幸せにする”事なんだろうなぁと思います。
音楽の仕事…なんてのは、その最たるもので、“直接人を幸せにする”ための仕事なんだろうと思います。

それは、映画、小説、美術、コピーライト etc.全ての“表現をする”職業に言えるかもしれません。またプロ・スポーツにも言えると思います。

ここで僕は、“人を幸せにする”難しさも感じます。
ジャズは、今現在、万人を幸せにする音楽ジャンルには決してなっていないように感じます。
しかし、“万人”はともかくとしても、現状では“一部のマニアックな音楽ファン”を幸せにするのがやっとかもしれません。

でも、僕が子供の頃、もっと言うと生まれる前、ジャズというのは、かなりポピュラーな音楽だったと思います。
そして、ジャズがどんどん音楽的に進化というか難易度を増していくにつれ、どんどんポピュラリティーを失っていったのかな?と思います。

現在、“ジャズ・ボーカル”というジャズの1ジャンルが、かろうじて“ポピュラリティー”を持った音楽だと思います。
しかし、それでも、ポップスとしての一翼を担うほど一般的とは言えないですよね。
マーサさんや阿川さんレベルのスターって、さすがにここ数年登場していないし…。

多分、基本的には20年くらい前と、ジャズ・ボーカルの方法論が変わっていないからなんじゃないかな…と思うんです。

アン・サリーさんみたく、目先を変えて、ジャズを元にした新しい音楽を始めた人だけが、少なからず一般受けしているだけの様にも見えます。
しかし、本質的に、アン・サリーさんがジャズ・ボーカル界(というものがあるなら)をけん引しているとはとても言い難いとも思います。(アンサリー批判とは受け取らないで下さい…)

でも今の時代に合わせて行く…と、確かに、大まかにみんな同じことをやるのではなくて、一人一人が個性を出していく必要があるのかも。


しかし、バンドでやれるならともかく、ジャズって、基本的には個人個人なので、アレンジを凝って個性を出す…というのは難しいかもしれません。
特に最初は。
ましてや、最近はアレンジをすればするほど内容が難しくなっていき、より、マニアックな人にしか喜ばれなくなっていく傾向も感じなくもない。

例えば、セッション等で、それほど特殊な事をしないで、どうすれば他の人と違う個性を出す事が出来るでしょう?

一番はテンポでしょうね。
それもただファンクにするとか、バラードをアップテンポにするとか、目先を変えるのではありません。
バラードならバラードで、この曲はどういうテンポで聴けば心地良く聴けるか?とか、そういう細かい問題です。
また、バンドというものは、基本的に走りがちなので、少し希望より遅めのテンポで始めるといいかもしれません。

あと、色々あるけど、まぁ、今日はこの辺で。


さて、今夜は曙橋『フィルイン』で、ボーカル・ジャム・セッションのセッション・リーダーです。
ジャズを歌われる方、是非とも譜面を持って遊びに来てください!
心を込めて伴奏いたします!

【8月25日(木) 曙橋『フィルイン』ボーカル・ジャム・セッション】
日時:8月25日(木) 8:00pm~ 
料金:1,500円+ご飲食代
場所:曙橋『フィルイン』
ホストバンド:川島茂(p)、篠宏昌(b)、YASU(dr)
※ジャズボーカルが好きな方でしたらどなたでも歓迎いたします!
 歌いたい曲のマイキー譜面を「1曲につき3枚ずつ」ご持参ください。
 譜面が無い方は必ず事前にご相談ください。
 バンドスコア・ピアノ弾き語り用の市販譜などでは演奏できませんのでご注意下さい。
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