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デュオの楽しみ

2011-02-19 08:18:50 | ライブ・レポート
おはようございマスオさん。マスオさんって漢字でどう書くのでしょうかね?
サザエさんとか、カツオとか、ワカメとかタラちゃんも、漢字が分かりません。


昨夜は、ロイヤルパークホテル20Fラウンジ『オルフェウス』で、ベースの名手河原秀夫さんとのデュオでした。

実は、河原さんと初めて知り合ったのは、今から20年位前で、それからたまにご一緒させていただいているのです。
20年前と言うと、アマチュア時代、プロのベーシストと初めてプレイしたのは、河原さん(もしかしたら納さんかも?)かもしれないくらいの方なのです。

河原さんは昔から上手かったですが、自分の方は、かなりの下手で、とにかく余裕が無いのでアドリブとかも、音を埋めることばかり頭が行っていたので、“河原さんとのデュオ”を楽しむ余裕など何も無かったわけです。
もちろん、河原さんはリズムも音程も正確だし、アドリブもカッコイイので、一緒にやっていて気持ちよく演奏できると言う事くらいは、十二分に感じていました…。

10年くらい前には、それでもわりと頻繁にデュオをやった記憶があるのですが、ここ数年のご一緒は、歌伴奏をやることが多く、歌伴奏の前に1,2曲デュオでやる感じが多かったので、2人でデュオで3ステージと言うのはかなり久しぶりだったですね。



サラリーマンを辞めて、プロとしてやっていこうと思ってから今年で17年経ちます。17年経ってやっと、少しだけ自分に余裕が出来たのか、昨日のデュオは最高に楽しかったです。
どう考えても、BGM演奏なシュチュエーションですが、それが項を奏して、無理やりライブとしての演出(盛り上がりとか)を考えることなく、MCもすることなく、プレイだけに集中できたのも、昨夜の場合は良かったのかもしれません。

河原さんの音を聴く余裕があるのです。

ジャズというのは、まずテーマ(曲)を演奏して、そのテーマのコード進行に沿ったアドリブ(ソロ)を展開させていきます。ピアノ・ソロの時はベースがバッキング、ベース・ソロの時はピアノがバッキングをする感じになります。
以前は、ピアノ・ソロの時は、とにかく音を埋めていましたが、昨夜、河原さんとのデュオは、ピアノとベースが音が一緒に鳴っていて、一応フォーマットとしては、ピアノがソロをしているのですが、あまりに河原さんのベース・ランニングが素晴らしいので、音を埋めず、というか鼻歌みたいなアドリブをし、音が空いた隙間がいっぱいあって、そこには河原さんのランニングか響く…というかんじでした。私にとって最高に気持ちのいい瞬間でした。
課題は、ベース・ソロの時のバッキングでした。素晴らしいソロをするので聴こうとしますと、指が止まります。それじゃヤバイと思ってコードバッキングをすると、自分の中でのボイシング(ハーモニーの展開とでも言うのかな?)になってしまい、河原さんのプレイのバックとしては、自分勝手すぎた様な気がします。今後の課題として、ベース・ソロが気持ちよくサウンドするボイシングが出来る様にしなければならないな…と思いました。

楽しく、さらに勉強にもなるという、有意義なライブでした。


今夜は“ソロの楽しみ”です。
2月19日(土) 7:30pm~4ステージ 神楽坂『もりのいえ』
⇒ソロも、僕の大好きなフォーマット。演奏者は一人ですが、素敵な空間とお客様との“デュオ”になるよう心がけています!
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