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『JOBIM』 広瀬麻美/川島茂

2007-08-04 13:45:47 | ピアニティ・レコード
1. Meditation
2. One Note Samba
3. Dindi
4. Desafinado
5. Estrada Do Sol
6. Someone To Light Up My Life
7. So Danco Samba
8. How Insensitive
9. Fotografia
10. Don't Ever Go Away
11. Wave
12. Corcovad
13. The Girl From Ipanema
14. If You Never Come To Me

演奏)広瀬麻美(vo)、川島茂(p) ゲスト;木村パンダ(b;1,2,6,8,11,12)、辻田健太郎(dr;1,2,6,8,11,12)、田村美梨(g;1,2,4,7,11)


長年ライブで共演を続けている、広瀬麻美(vo)と川島茂(p)のデュオによる、初共演作品。
2人とも、アントニオ・カルロスジョビンのファンであったことから実現したプロジェクト。

とは言っても、根っからのジャズ・ミュージシャンの2人が取り組んだジョビン集である。そんじょそこらのボサノバ集とは一線を画している。

2人が目指したのは、ボサノバ作曲家のジョビンと、純粋な作曲家としてのジョビンの両面からジョビンを捕らえること。
そのため、大きく分けて2つのセッションで、その両面を追求している。

ゲストを迎えたセッションでは、純粋なボサノバ演奏になっている。
また、2人のデュオでのセッションでは、作曲家としてのジョビンに焦点を当て、ボサノバにはこだわらない、曲のエッセンスを丁寧に引き出した演奏になっている。
しかし後年のジョビン自身のグループの演奏がそうであった様に、ボサノバのリズムにこだわらずに彼の曲を演奏したときに、ボサノバでは感じ得なかった曲の深みとか、憂い悲しみなどがクローズアップされていく様は、とても興味深い。

木村パンダ(b)、辻田健太郎(dr)、田村美梨(g)がほぼ半数の曲でゲスト参加している。編成は曲ごとに違うが、どれも素晴らしい演奏である。

ボサノバファン、ジャズファン、そして全ての音楽ファンに薦めたいアルバムである。

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