皆さま こんにちは。
急に暑くなりましたね。お元気で過ごされていますでしょうか?
日本列島、梅雨に突入した地方もありますね。
今年の梅雨はどんな感じになるのか?・・・・
どうか、各地で豪雨災害などおこりませんように・・・・と願うばかりです。
さて・・・・
今日は 宮沢賢治さんの物語をご紹介したいと思います。
「猫の事務所」です。
宮沢賢治 作 黒井 健 絵 偕成社 1994年10月初版
ここは 猫の第六事務所、主に猫の歴史や地理を調べる小さな役所です。
ここには 事務長である大きな黒猫、一番書記の白猫、二番猫の虎猫、三番書記の三毛猫、そして四番初期のかま猫
がいました。
かま猫というのを皆さま、ご存じですか?
かま猫というのは寒さに弱くて、夜かまどに入って寝るため いつもからだが「すす」でよごれている
猫のことなのです。
なので、かま猫は他の猫には嫌われるのでした。
この事務所でも他の書記たちにいつも意地悪ばかりされているのです。
書記という職は大変皆に尊敬されていました。
ですので、欠員がでるとみな後に入りたくてバタバタするのでした。
かま猫は いくら勉強ができても とても書記になれないはずだったのですが、この事務所の事務長は「黒猫」
だったので、たまたま選ばれたのでした。
実際、このかま猫は優秀でした。
仕事の流れを予測して 必要な事をさっとこたえられるように準備をしている様子も書かれています。
他の猫たちへも本当によく気遣っています。
他の猫たちが「自分の不注意で落とした物を拾うのに無精して取ろうとして失敗したことに、助けようとした
かま猫が八つ当たりされてしまう・・・・
ある時、かま猫はかぜをひき、休みます。
その間 事務所ではかま猫の悪口大会。。。。事務長にいろいろ吹きかけます。
事務長まで それを信じる始末。
翌日、かま猫はよくなり、事務所へ出勤しました。
しかし・・・皆 かま猫のことを無視し どんどん仕事を進めます。
かま猫は しくしく泣き始めました。。。
泣いたり 泣き止んだりを午後しばらく続けていますと・・・・
と その時!!・・・・。何かが起こります。
こうして この事務所は廃止になりました。
最後に作者?の考えが描かれています。 ぼくは半分同感です。
今回はあらすじのご紹介だけさせて下さい。
コメントは次回のお楽しみでお願い致します。
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