はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「走れメロス」は走っていなかった!? 

2014-02-08 13:35:30 | 雑感

いや~今朝の雪には驚きました
本来なら、地元恒例の「神明市」に行く予定だったんですが、この雪では家からも出られず・・・

 

大人しく、ネットサーフィンしていると、こんな面白い記事が↓

『「走れメロス」は走っていなかった!? 中学生が「メロスの全力を検証」した結果が見事に徒歩』

 

記事によると、

中学2年生の村田一真くんによるこの検証では、太宰治の小説「走れメロス」の記述を頼りにメロスの平均移動速度を算出。その結果、「メロスはまったく全力で走っていない」という考察に行き着きます。端的にいうとメロスは往路は歩いていて、死力を振りしぼって走ったとされる復路後半の奮闘も「ただの早歩きだった」というのです!  (yahooニュースより:以下同じ)

 

はぎおが唯一読破できた太宰作品、「走れメロス」
高校時代には、東京演劇アンサンブルが上演しに来てくれ、なんとなく、生で観る演劇の面白さに気づき始めた作品。
単純に文学作品として楽しんだはぎおですが・・・
こういう着眼点を持って、実際に証明する中学生がいるなんて、面白いやら感心するやら

 

さらに記事によると、

「文章中の「自分の身代わりとなった友人を救うため、王から言い渡された3日間の猶予のうち初日と最終日を使って10里(約39キロ)の道を往復。往路の出発を「初夏、満天の星」とあるので0時と仮定、到着は「日は既に高く昇って」「村人たちは野に出て仕事を始めていた」とあるので午前10時と仮定して……距離を時間で割った平均速度はずばり時速3.9キロ!」と証明。

往路前半は時速2.7㎞、復路後半、途中の川渡り、山賊と争いのアクシデントも考慮してのタイムロスも含め、5.3㎞と算出。
フルマラソンの一般男性の平均時速は9㎞だそうなので、早歩き程度でないか、とのこと。

なので、復路の日、「薄明のころ」目覚めて「悠々と身支度」をして出発し、日没ギリギリにゴールである刑場に突入・・・だそうな。

 

こんな現実的なことをやってのけた村田君ですが、最後にこんなことを。

『往路の事でメロスは、結婚式のために色々買ったので、それをすべて持って村に行かなければいけないので、少し遅くなったと思います。しかし、遅すぎると思いました」「『走れメロス』というタイトルは、『走れよメロス』のほうが合っているなと思いました」」

 

う~ん、文豪の名著に、なんとも現代的な意見

でも、んじゃ、物語にならないじゃ~ん!と思いつつ、ニヤリとしながら記事を読みました
疑問を持って推測→証明した村田君の将来、とても楽しみです


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2 コメント

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走れよメロス ←爆笑 (リューザキ弾正)
2014-02-13 08:23:27
疑問を持って、検証した村田君。あっぱれ!
勉強になりました。

「走れ(よ)メロス」は、私にとっても唯一、太宰作品の中で読破できたものです。

「走れメロス」は、太宰治と親友の小説家壇一雄が、
旅行に行って、宿泊代が足りなかった時、
太宰が居残って、壇一雄(女優壇ふみさんの父でもあります)が
お金を工面するして帰ってきてくれるのを
待ってた経験から生み出されたと言われております。

ちなみに、壇一雄は帰って来ず(爆)、他の友人と遊んでいたそうです。
憤慨した太宰が、親友がダッシュで帰って来てくれる「走れメロス」を書いたとか(^^;)

注:太宰は、別の友人に連絡して、宿泊代を払ってもらった。
帰京後、壇の元へ行った太宰が怒ると、
壇はしれーっと「待つ身より、待たせる身の方が辛いんだよ」(流石は、火宅の人だ!)

そうか、早歩きで楽勝なのか。
でも、太宰は、全速力で来てほしかったのでしょうね(^^;)
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Unknown (はぎお)
2014-02-13 22:50:44
>リューザキ弾正さん
こんにちは。

やはり「走れメロス」は読みますよね。
教科書にもあったし、確か学習発表会の劇で上演されたかと(その時の私の役は「鳩」かなんかだったような(^_^;)

実話という訳ではないけど、親友を待ってたというのは実際のことだったんですね!しかし、実話の方がシビア~(;^_^A
面白い話、ありがとうございます♪
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