はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

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『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。

芸術とビジネス… 。

2021-12-14 08:17:00 | 記録:美術館
芸術・文化とビジネス。両立させるのはやっぱり難しい。

ある番組で、明石家さんまさんが脳科学的に「画商」に向いている…という話から、期間限定で「さんまセレクト」の画廊を開くという企画があります。
最初は、「あれだけのおしゃべり怪獣だから、そりゃ売れるでしょ」くらいに思ってました😝が、これが結構おもしろい。

いつもながらのセールストークはもちろん、絵画を選ぶセンス、売れるための作品へのアドバイス、値段の付け方など、「商才」を感じることばかりで、驚き😲一流は何をやっても一流なんだなぁと。

絵画のことはよく分からないけど、確かに「画商さんま」が選ぶ作品は、惹き付けられるものばかり。
絵画・・・というよりは、どちらかといえばポップアートや可愛らしいイラストに近い感じ。それも意外だったな😁


それにしても、絵の苦手な私にとっては、みんな素敵✨
どの方も才能があるのに、なんで売れないんだろう・・と素朴な疑問。
才能だけで食べて行くのって、本当に大変なことなんだなぁと。

逆に、この企画でチャンスを獲得して、今では一点何百万で売れるほど、人生が変わった方も…

そういう意味では、アドバイザーとか、画商とか、出会いって大切なんだなぁ。
音楽で言えば「プロデューサー」的なことですよね。

才能を見出す力、作家の良いところを引き出す、売り出す方法を考える・・・
プロデュースという仕事をあまりよく理解できていなかったのですが、この番組を見て、少し分かった気がします。

その反面、あまり強くアドバイスしすぎると、作家が本当に表現したいことと乖離していく難しさもありますね。。


コロナ禍で、芸術・文化の必要性を考えさせられることが多くありました。
でも、やはり、「必要不可欠」なものだと改めて感じました。
新たなアーティストを見出す仕事も大事ですね。
そして、この番組に限らす、「無名のアーティスト」がチャンスを得られる機会が増えると良いな~

次回の「明石家画廊」も楽しみにしています❗️
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仲良くけんかしな! 「トムとジェリー」展 。

2020-08-31 08:24:00 | 記録:美術館

美術館。
対策しててもやっぱり気が引けるし、行こうかどうしようか、ずっと迷ってました。
でも、終了間近だったということもあり、意を決して(大げさ)足を運んでみました。
コロナ騒動以来、買い物以外で、多分初めての「外出」。(近場ですけど

 

 


強い思い入れがあるわけじゃないけど、子どもの頃、気がつけばよく見てました。
夕方テレビをつければ、「ライオンの雄たけび」のOPと共に、しょっちゅう再放送してましたね~(当時は知らなかったけど、MGMの作品だったんですよね)
もしかしたら、ディズニーより見てるかも。

セリフなくても、あの「イタズラ合戦」と「躍動感」で、ホントに楽しませてもらいました。
 

美術館到着。玄関でイラストがお出迎えです。

開館前に行きましたが、すでに4,5人並んでました。
外には、こんなかわいい案内文が。
ちなみに、この美術館は、猫と警備員さんとのやり取りが有名です。
なので、ネコのイラスト。
 
前の人と距離を取る案内も「ソーニャル・ディスタンス」ということで
 
さて、中へ。
ハンナとバーベラという二人の作家の作品展で、いろんな懐かしい番組のものが展示されていましたが、やはりメインは「トムとジェリー」
絵を見はじめて、「トムとジェリ~、なかよくケンカしな♪」という音楽が流れた瞬間、懐かしさと、可愛さと、面白さで、マスクの中の口元が、もう緩みっぱなし
 
セル画やデッサン・イラスト、ポスター、フィギュアなど、当時の貴重なものでいっぱい。
今でも、後継者が続編を続けているそうですが、やはり、昔の手書きの風合いに馴染みがありました。
「良き時代のアメリカ」の、ポップな風俗も感じられて。

中では、撮影可の個所もありました。

この光景、よく見ますね。
もうこれだけで、笑える



これらは、トムの「変形」
何かに潰されて、ひら、ヒラ、ひら~っていう、この姿。
 
ジーン・ケリーと「共演」した「錨を上げろ」の映像も。
ジェリーとダンスしてるんですよ
ミュージカル映画として、昔見たのですが、突然ジェリーが出てきた驚いたものです。
恐らく、60年以上前の作品ですが、ホントに洒落てます。
 

トムとジェリー。仲が悪いようで、ホントは仲良し。
まさに「仲良くケンカしな」がピッタリ。
やられてもやられても攻め続けるトムと、要領よくやり返して「してやったり」の憎らしい笑顔を見せるジェリー。
疲れてても、テンション落ち込み気味でも、 2人が駆け回ってる映像見てるだけで文句なく笑える
 
そういえば、クリニックで、子ども用にずっと映像が流れてるところが結構あります。
「笑い」って「恐怖」を抑える効果があるのかな?
 

この作品、人間は「脇役」。顔も映らないですよね、確か。
難しい理屈はないけど、結構「皮肉」はありますね。そこもまた洒落てる。


他にも「原始家族フリントストーン」とか「チキチキマシン猛レース」(これは主題歌が強烈な印象です)とか、彼らが手掛けた作品群も展示。
「チキチキマシン」って、あまり内容覚えてないけど、やっぱケンケンですよね。「シシシシ」っというあの笑い。これも、見てるだけでマスクの中で、同じ口して笑ってました


どれも、ポップで、とにかく躍動感があって、「理屈のない笑い」と「ちょっとした皮肉」がいいんですよね
ディズニーと同じく、音楽とピッタリな動きも楽しくて、誰がどの作品を見ても楽しめるのが良いですね。
 

地上波で普通に放送してくれないかな~
 
 
ドンドン来館者が増えてきたので、早々に退散。
でも、ホントに楽しい、良い「夏の思い出」になりました

お土産。
躍動感が命のアニメなので、キャラクター商品向けのイラストになるとちょっと違うなぁ・・・と思ったのですが、デッサンのポストカードには心ひかれちゃいました
あとはミニ便箋とテープ。
 
 
ちなみに、この尾道市立美術館は、いつも桜の時期に行く千光寺公園の敷地内にあります。
あまり夏に行くことはなかったので、帰りに瀬戸内海をパチリ。この日も暑かったです
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「世界が絶賛した浮世絵師 北斎~師と弟子たち~」

2019-07-15 17:38:39 | 記録:美術館

なんどか「浮世絵展」に足を運んだことがありますが、

葛飾北斎限定

というのは初めて。しかも、かなり大量の作品が見られるということで、開幕して間もなく、行ってみました。

「世界が絶賛した浮世絵師 北斎 ~師と弟子たち~」

チラシを・・・と思ったのですが、大人気故に品切れだとかということで、壁に飾られたパネルを撮影。
思った以上に人気でした。ビックリ!

 

ドラマなどで、北斎のことはなんとなく知ってはいましたが、今回改めて「かなり独創的な人」という印象が強くなりました。

改名30回、引っ越し93回・・・落ち着くことなく、しかも新しいことにチャレンジし続けて、当時としては化け物くらい長寿の88歳まで生きた、とにかく

エネルギー溢れる人


 北斎ってこんな人だそうです(以後、チラシ等から)

 

      ←拡大できます(画像荒いですけど)

フライヤー・ポスターはありませんが、こんな有名な作品がた~くさん! なかなか見ごたえありました。

 

正直、錦絵の頃は、上手いですけど、特別すごいな・・・という印象もなく。(なんで上から目線?

若い頃は、歌舞伎の錦絵などで修業を積んだようですね。

 

それから、あの有名な「富嶽三十六景」の頃から、格段に精密になり、しかも庶民の日常を描いたユーモアあふれた作品になっていくのが、素人でもはっきりわかります。描かれた職人や遊女などの働く人、旅人など、顔はもちろん、仕草も微笑ましくて

 

広重で有名な「東海道五十三次」も、北斎はチャレンジしていたんですね。(ホントに素人でゴメンナサイm(__)m)
何百年も前の光景なのに、厳しい自然と、楽しそう旅の様子が、まるで見ている側がタイムスリップしたかのように、その世界に入り込めました。

 

 

有名な版画に取り組みながら、時には、当時入り始めた「洋画」風なタッチに挑戦したり、老年を迎えるころには中国の「漢画」を表現してみたり。洋画風では今でいう「エッチング」の技法を使ってみたり・・

肉筆画の「北斎漫画」の本物もありました。 肉筆の軸も。

そうそう、「六歌仙」という優美なものもあれば、「妖怪絵」とか「残酷絵」という恐ろしいジャンルもあって(これがまたグロテスク)で、本当に一人の人間が書いたのかな?と思えるほどテイストが違うのには感心するのみで。

 

 

大変勉強不足だったのですが、あれだけ地に足をつけることなく生きた北斎にも、弟子がいたそうで。
その画家たちの肉筆画も楽しみました。北斎からどういうことを学んだんだろう・・・と思えるほど、みんなタッチが違って面白かったです。

 

北斎に影響を受けたフランス人、アンリ・リヴィエールの作品もありました。この方も知らなかったのですが、「浮世絵」とは言い難いですけど、構図とかはかなり影響を受けている印象。そして北斎同様「同じ人の作品?」と思えるほど、どれもタッチが違うのも興味深く。美術って面白いですねぇ・・・

 

連作のストーリーにも魅了されましたが、様々なジャンルに果敢に挑戦する「芸術家魂」のエネルギーに圧倒され、一枚一枚じっくり楽しんで、気がつけば、いつもの美術鑑賞よりも時間がかなり経っていました。こんな充実感は久しぶりです。

 

 

企画展の外へ出ると、いろんなパネルが↓

  

扮装したり、顔出しパネルがあったり。(しませんでしたけど

 

 

地元の子どもたちがビーズで作った「神奈川沖浪裏」↓

 

 

版画の作り方↓

などなど、子どもだけでなく、大人も楽しめるコーナーがいろいろと企画されてました。

 

 

いろんな発見もあり、北斎という人物、作品に、今まで以上に興味を持ちました。多くの人が惹かれる気持ちが少しわかった気がします。
ぜひまた行きたい!北斎展でした

 

 

 

館外へ出ると、ポスターが!思わず撮っちゃいました  

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リサ・ラーソン展 。

2019-05-06 09:30:59 | 記録:美術館

連休もあとわずか。

10日のうち、ほとんど「大掃除」してたかな。年末より、爽やかなこの季節の方が掃除には向いてる気がする・・・

5月に入って、ようやく「五月晴れ」になりましたからね。

外出といえば、宝塚と、花畑と、そして美術館くらい。

 

5月3日、晴天のもと、尾道市立美術館「リサ・ラーソン展」へ行ってきました。 

 

 

リサ・ラーソン・・・正直、ずっとイラストレーターだと思ってました。

だって、雑誌の付録のポーチや小皿などに、彼女のイラストが描かれてるから・・・

 

この企画展で、初めて陶芸作家だと知りました。

北欧スウェーデン出身で、80歳過ぎた今でも現役ということにも驚きました。

 

海外の陶磁器といえば、華やかな白磁の印象があるのですが、彼女の作品はまるで、日本の焼き物か?と思えるほど素朴。作品の多くがろくろを回して作られたそうです。

しかも、実用的なものも多々ありながら、社会性を持ったテーマも描く(女性の社会進出など)、先進的な作家という印象を持ちました。

チラシ表の猫が有名かと思いますが、個人的には、チラシ裏右上の「コーラス」という作品に目が奪われました。

色合いの温かみと、人々の仕草・表情に、思わず笑顔になってしまって・・・

画家であるご主人の作品、娘さんのニット作品も展示してあり、温かいご家庭が想像できます・・・

 

この企画展、とても好評だったそうで、4月末には入館者2万人を超えたのだとか。GW中にどれくらいの方が訪れたんでしょうね。

見終わって、考えさせられることも多かったですが、温かみのある作品に、ホッコリさせてもらいました。

 

この時期、美術館のある千光寺公園に行くことはないのですが、GW中だったせいか、それとも企画展の影響か、駐車場がいっぱい!

確かに、公園内も新緑と、藤、ツツジ、そして植え込みの花々でにぎわってました。

桜の時期とはまた一味違う、爽やかな清々しい気持ちになりました。 

 

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京都「清水寺」展

2011-10-27 07:15:06 | 記録:美術館

近隣の博物館で、京都の清水寺所有の仏像、絵画、書などを展示する展覧会が開催されていたので、最終日、足を運んでみました。

   (拡大できます)

 

結構早朝に行ったのですが、予想以上に盛況で、お客さんがいっぱい
年配の方はもちろん、仏像ブームの影響からか、わりと若い方(特に男性)が多いのに驚きました。

 

博物館の敷地がちょっと狭いこともあったせいか、そこまで「仏像ファン」ではないんですが、大きめの仏像が密集して展示してあると、結構圧巻で、思わず「お~」っと声を挙げちゃいました。

  (拡大できます)

入口に、ど~んと鎮座していた坐像(うっかり名前を失念)が素敵で…
今までいろんな仏像を見ましたが、これほどふくよかで、穏やかな顔の仏像はなかなか見たことがありませんでした。
穏やかなんだけど、手に蛇を持ってたりして。

 

奥に入ると、平安時代、鎌倉時代、南北朝、室町…歴史の教科書で習った年表が頭をよぎるような、制作年の作品が次々…
時代によって細かい部分は変わっているようですが、どれも、今にも動き出しそうなリアル感と柔らかさ、迫力があって、気持ちはタイムスリップしているようでした。

 

仏像以外でも、

坂上田村麻呂
豊臣秀吉
徳川家光
狩野元信
月照
西郷隆盛

…こちらも歴史の教科書に登場する人たちばかり。

秀吉の「大政所病気平癒の願文」「朱印状」、家光の寄進した「釣灯篭」、元信が描いたと伝えられる「絵馬」などなど…
すっかりタイムスリップ気分。

「願阿上人筆 清水寺再興勧進状」

には「応仁の乱」で焼失した清水寺の再建を願う文字が、はっきりと読み取れて、驚きでした。
「応仁の乱」…なかなか思い出さないですよねぇ。

 

西郷さんの師匠?だった月照上人の書や絵は、彼の最期を知っていると、ちょっぴり悲しくなったり
こんなに絵を残されてたんですね…

 

清水寺…小学校の修学旅行と、10数年前に行ったっきりかな
しばらく京都にも行ってないし、お寺に行ってもゆっくりと見学することも難しいので、ちょっと期待してましたが、思った以上に堪能できました

久しぶりに、それも時間をかけてじっくり京都に行きたいなぁ~という気分になりました。

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