このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
なにげなく、東映チャンネル見てたら始まった
「はいからさんが通る」
南野陽子さんがバリバリアイドルだった時代の主演作。
歌も覚えてます。可愛かったねぇ~
こんな感じでしたね。
まだモデルだった、阿部寛さんのデビュー作?というのも記憶してます。
お二人のビジュアルは美しかった・・・ことは知っているのですが、さすがに見たことはなかった。
原作は、大和和記さんの漫画。
アニメ作品は、大人になって全部見た。。。と思います(記憶があいまい)イメージと違って、見ごたえがありました。
70年代の少女漫画って、キラキラしているようで、結構シリアスで深い内容のもの多かったのかな。(「エースをねらえ!」とか「ベルサイユのばら」とか)
なかなかでしょ。
キラキラしたアイドル映画・・・だと思ってたんですけど、そこはやはり原作もの。途中から見入ってしまった。
もう、丹波さんが出ているだけで、重厚感たっぷり
私の大好き本田博太郎さんが出演されてました!
伊集院少尉と同じ舞台にいた鬼島軍曹役。
原作とはキャラを違うような感じで、実直に演じられてるのがすごく印象的。
そして、阿部寛さんのお芝居。いろんな意味で楽しみました
当時トップモデルとして活躍されてる方の初出演作ということで、興味のなかった私でさえ覚えてるくらいの印象ですけど、今では考えられない、すっごい〇〇(笑)お芝居はともかく豪華共演者に囲まれて、大変だったでしょうね。。。。
などなど、楽しめたのですが。
設定がね、少しずつ変わっていて、結果、出演者が豪華な割には規模が小さくなって、全体的に中途半端な感も否めないので、すっごく惜しいのです。なにしろ、90分に収めているので。
(ちなみに、当時の同時上映が「ビーバップハイスクール」だそうで)
でもね、いいですね。のんびりした時代で。
今ならきっと、揶揄されることばかりでしょうが、あの時代無心で楽しんでいたのが懐かしいことです。
宝塚での上演が決まってから、原作?の映画にとても興味を持っていたのですが、時代劇専門チャンネルでの放送が決まって、早速録画。
舞台配信を観劇した後に、映画を拝見しました。
順序が逆になりますが、まずは映画の感想から。
ストーリーはこちら↓(Wikipediaより)
浅井禮三郎(片岡千恵蔵)は堅苦しい宮勤めを嫌い、長屋で気楽な浪人暮らしをしている。
隣には志村狂斎(志村喬)と娘のお春(市川春代)が傘張りの内職をしながら暮らしている。志村は大の骨董好きで、骨董屋の六兵衛(尾上華丈)に勧められるままに偽物を買わされ続けている。米を買う金もなく、麦焦がしばかり食べる暮らしにお春は不満を募らせているがのんきな志村は気にしない。
お春は時には口喧嘩をしながらも浅井に想いを寄せている。また、裕福な商人である香川屋宗七(香川良介)の娘・おとみ(服部富子)も浅井にぞっこんで、たびたび口説きに来る。しかし浅井はどちらにも曖昧な態度を取り、ふたりはやきもきしている。
一方、武士の遠山満右衛門(遠山満)は、死んだ浅井の父との口約束を盾にして娘の藤尾(深水藤子)と浅井との縁談を強引に進めようとするが、浅井はそれを断り続けている。
若い殿様の峯澤丹波守(ディック・ミネ)も大の骨董好き。骨董屋の六兵衛の店で志村と知り合いになるが、志村の長屋を訪れた峯澤は娘のお春に一目惚れしてしまい、金の力でお春を妾にしようとした挙げ句、家来を引き連れて強引にお春を連れ去ろうとする。しかし、お春の叫び声を聞いてかけつけた浅井は峯澤の家来たちを次々に倒してお春を助け、お春に愛を告げる。
少し残念だったのが、ED。
OPはドラマそのままだったのに、映画版のEDだけ曲がメジャーなスピッツに変わっていて、ドラマの世界観が最後に壊れてしまった印象。決してスピッツの曲が悪いわけではないです。ただ、ドラマの印象が強かったのでね。
さて、映画から2年経ちます。
原作がどのようになっているかわからないのですが、そろそろドラマも続編をお願いしたいものです。
今こそ、ああいうほっこりドラマを欲しているので・・・
名作 「ローマの休日」
吹替・字幕ともに、何度も見ている作品。
はぎおにとっては、なかなか珍しいことかも。
先日、東京の『「岩波ホール」が閉館』というニュースに目が止まりました。
行ったことはないですが、名前は知っていましたし、一度「本場のミニシアター」で映画を見てみたかったな・・・と。
2019.12月に「ミニシアター」について記事を書いていました。
最近は映画館はとんとご無沙汰ですが今のように有料放送やネット配信が普及する前は、1日に2,3本はしごするくらいよく見に行っていました。
最初はハリウッド系の大作中心でしたが、途中からそれこそ「ミニシアター系」の、ヨーロッパ系やアメリカでもマイナー系の静かな?ものを好むようになって。
エンタメにはまるようになって、大人びてきたのか?好みが「内容重視」になってきたようで。
それに、小ぢんまりした空間で、映画の世界観を少人数で共有できる「喜び」と言うんですかね。そういう空気感が好きでした。
コロナになる少し前から、諸事情からエンタメ、特に映画館とは少しずつ距離が広がっていましたが、コロナ禍になって完全に足を運ばなくなってしまいました。
ただ、コロナ禍になって、エンタメの必要性、大切さを、逆に痛感しました。
でも、足を運ぶか?と聞かれると、ちょっと考えてしまいます。
そんな中、公演の中止だけでなく、映画館そのものが閉鎖される。。。
とても寂しくて、切ない気持ちになりました。
テレビ番組もそうですが、「視聴率」「集客率」だけが重要じゃないと思うんですよね。
もちろん、商業ベースが大事なのはわかるんですけど、「売れているものが絶対正解」ではないと。
ミニシアター系の映画館って、よほどの人気作じゃないと、客席はガラガラがほとんどでした。
それでも、自分にとって心に響く映画はあったし、思い出に残る作品もありました。
「岩波ホール」はきっと、多くの人の思い出の場所だったと思います。
だから、多くのメディアで取り上げられたのだと思います。
感染者がまた激増している今、苦境に立たされているエンタメ界、そして飲食店・・・負の連鎖が続かないことを祈るばかりです。
最後に映画を見に行ったのはいつだったか
数年前までは、広島市内など遠方まで遠征して、一日に何本か見たものです。
その世界に浸って、自分も物語の中に入り込むのが本当に楽しかった
行かなくなったのは、映画館が地元にないのが一番の理由ですが、もう一つがいわゆる「シネコン」がどうも苦手で
映画館に行き始めた20代の頃は「超大作」にも足を運んでましたが、どんどん「ミニシアター系」のジャンルにはまっちゃいまして。
あの、小規模の、小ぢんまりした空間で作品の世界観に浸る・・・のが好きだったんですよね。
上映される作品も、テレビではなかなか上映されないけれど、独特の雰囲気を持った、世界各国の「掘り出し物」みたいな感じでね。
知らない世界、空気感、そんなものを感じさせてくれた気がします。
その「ミニシアター系」の映画館も、シネコンに押されて、どんどん少なくなってきました。
よく行っていた広島の「シネツイン」とか、昔の「サロンシネマ」とか、気がつけばなくなっていた。
今は、家用のテレビも大きくなり、BSやCS、果てはネット配信などで、家庭でも十分楽しめると思うのですが・・・雰囲気が出ないというか、じっくり座ってみる気になれなくて
映画を見に来ている人も、映画や文学、音楽などにこだわりのある人、ちょっとおしゃれな人・・・そんな人たちが話している感想などを小耳にはさんでいると、自分とは違う視点だったり、共感してみたり。その場に行くだけで刺激を受けた気がします。
劇場もそうですね。
一度だけ、東京新宿の、いまはなき「シアタートップス」で、村田雄浩さん・川原和久さん出演の「OVER THE CENTURY」という舞台を見ました。初めてあんな小さな規模の舞台を見ましたが、それまでの大劇場では得られない距離感で、物語にどっぷり浸り、とても興奮したことを覚えています。
大きい施設は迫力があって、それはそれで楽しいのですが、一度小さな空間の世界観を味わってしまうと、忘れがたい記憶になります。
宝塚バウホールにも、下北の小劇場にも行ったことがないのが残念なのですが、一度経験してみたいものです・・・
(宝塚はチケット取れないし、東京にももう行く機会がないんですけど)
「平成」をふりかえるの第2弾。
今回は映画です。
・・・・と言っても、2014年以降、
映画館に行ってない!
情けない話です。
ただ、平成に「映画館で見た」映画のラインナップをメモしてましたので、振りかえります。
【1990~1995まで詳細記録なし】 |
1990 | 洋 | 「ニュー・シネマ・パラダイス」 |
1991 | 洋 | 「JFK」 |
洋 | 「アダムス・ファミリー」 | |
洋 | 「トト・ザ・ヒーロー」 | |
洋 | 「ナイト・オン・ザ・プラネット」 | |
1992 | 洋 | 「グランブルー 完全版」 |
洋 | 「クライング・ゲーム」 | |
洋 | 「リバー・ランズ・スルー・イット」 | |
1994 | 洋 | 「男が女を愛する時」 |
洋 | 「ピアノ・レッスン」 | |
1993 | 洋 | 「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」 |
1995 | 洋 | 「レオン」 |
洋 | 「ショーシャンクの空に」 | |
洋 | 「フレンチ・キス」 | |
1996 | 洋 | 「セブン」 |
洋 | 「ユージュアル・サスペクツ」 | |
洋 | 「天使の涙」 | |
洋 | 「猫が行方不明」 | |
洋 | 「バード・ケージ」 | |
洋 | 「ミッション・インポッシブル」 | |
洋 | 「インディペンデンス・デイ」 | |
1997 | 洋 | 「デイライト」 |
洋 | 「エビータ」 | |
洋 | 「誘惑のアフロディーテ」 | |
洋 | 「身代金」 | |
洋 | 「ある貴婦人の肖像」 | |
洋 | 「カップルズ」 | |
洋 | 「101」 | |
洋 | 「マーズ・アタック」 | |
洋 | 「すべてをあなたに」 | |
洋 | 「トレイン・スポッティング」 | |
洋 | 「シャロウ・グレイブ」 | |
洋 | 「スリーパーズ」 | |
洋 | 「デビル」 | |
邦 | 「うなぎ」 | |
洋 | 「スター・ウォーズ」 | |
洋 | 「ライアー・ライアー」 | |
洋 | 「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」 | |
洋 | 「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」 | |
洋 | 「トト・ザ・ヒーロー」 | |
洋 | 「八日目」 | |
洋 | 「Shine」 | |
洋 | 「ロング・キス・グッドナイト」 | |
洋 | 「ロスト・ハイウェイ」 | |
邦 | 「誘拐」 | |
洋 | 「フィフス・エレメント」 | |
洋 | 「ベスト・フレンズ・ウエディング」 | |
洋 | 「ブエノスアイレス」 | |
邦 | 「ラジオの時間」 | |
洋 | 「ボルケーノ」 | |
洋 | 「バスキア」 | |
洋 | 「日陰のふたり」 | |
洋 | 「フェイク」 | |
洋 | 「エアフォース・ワン」 | |
洋 | 「リアリティ・バイツ」 | |
洋 | 「太陽がいっぱい」 | |
洋 | 「苺とチョコレート」 | |
邦 | 「MEMORIES」 | |
洋 | 「公園からの手紙」 | |
洋 | 「理由」 | |
洋 | 「ザ・ペーパー」 | |
洋 | 「BLUE IN THE FACE」 | |
洋 | 「フィールド・オブ・ドリームス」 | |
洋 | 「バスケットボール・ダイアリーズ」 | |
洋 | 「ブロードウェイと銃弾」 | |
洋 | 「101匹わんちゃん」 | |
洋 | 「マンハッタン花物語」 | |
洋 | 「エド・ウッド」 | |
洋 | 「グレンとグレンダ」 | |
洋 | 「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」 | |
洋 | 「蜘蛛女」 | |
洋 | 「君さえいれば 金枝玉葉」 | |
邦 | 「kids Return」 | |
洋 | 「ファーゴ」 | |
洋 | 「ザ・ロック」 | |
洋 | 「さらば愛しき人よ」 | |
邦 | 「ベルサイユのばら」 | |
洋 | 「スタンド・バイ・ミー」 | |
邦 | 「夏の庭 The Friends」 | |
洋 | 「ミツバチのささやき」 | |
1998 | 洋 | 「カーテンコール」 |
洋 | 「タイタニック」 | |
洋 | 「ゲーム」 | |
邦 | 「HANA-BI」 | |
洋 | 「ポネット」 | |
洋 | 「フル・モンティ」 | |
洋 | 「ビヨンド・サイレンス」 | |
洋 | 「世界の始まりへの旅」 | |
洋 | 「ディープ・インパクト」 | |
洋 | 「MIND GAME」 | |
洋 | 「ハムレット」 | |
洋 | 「真夜中のサバナ」 | |
洋 | 「仮面の男」 | |
洋 | 「スライディング・ドア」 | |
洋 | 「踊る大捜査線 The MOVIE」 | |
洋 | 「L.A.コンフィデンシャル」 | |
洋 | 「普通じゃない」 | |
洋 | 「僕のバラ色の人生」 | |
洋 | 「ベルベット・ゴールドマイン」 | |
洋 | 「セントラル・ステーション」 | |
洋 | 「ライフ・イズ・ビューティフル」 | |
洋 | 「八月のクリスマス」 | |
【2001~2006まで詳細記録なし】 | ||
2001 | 洋 | 「13デイズ」 |
2002 | 洋 | 「マイノリティ・リポート」 |
2006 | 邦 | 「寝ずの番」 |
洋 | 「プロデューサーズ」 | |
邦 | 「フラガール」 | |
2007 | 邦 | 「舞妓Haaaan!!!」 |
2008 | 洋 | 「ペルセポリス」 |
邦 | 「北辰斜にさすところ」 | |
洋 | 「潜水服は蝶の夢を見る」 | |
洋 | 「魔法にかけられて」 | |
洋 | 「最高の人生の見つけ方」 | |
洋 | 「近距離恋愛」 | |
洋 | 「カンフーパンダ」 | |
邦 | 「アフタースクール」 | |
洋 | 「ハンコック」 | |
邦 | 「デトロイト・メタル・シティ」 | |
邦 | 「崖の上のポニョ」 | |
邦 | 「20世紀少年」 | |
邦 | 「パコと魔法の絵本」 | |
邦 | 「イキガミ」 | |
2009 | 邦 | 「ぐるりのこと。」 |
洋 | 「チェ 28歳の革命」 | |
邦 | 「おくりびと」 | |
邦 | 「少年メリケンサック」 | |
邦 | 「富士山頂」 ※昭和の作品テレビ鑑賞 | |
邦 | 「ディア・ドクター」 | |
邦 | 「南極料理人」 | |
洋 | 「ココ・アヴァン・シャネル」 | |
洋 | 「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」 | |
邦 | 「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」 | |
2010 | 洋 | 「カールじいさんの空飛ぶ家」 |
洋 | 「ラブリーボーン」 | |
洋 | 「第9地区」 | |
洋 | 「NINE」 | |
洋 | 「フィリップ、きみを愛してる」 | |
洋 | 「アリス・イン・ワンダーランド」 | |
洋 | 「つみきのいえ」 | |
邦 | 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 | |
洋 | 「瞳の奥の記憶」 | |
洋 | 「ノーウェアボーイ ~ひとりぼっちのあいつ~」 | |
洋 | 「シングルマン」 | |
2011 | 洋 | 「パリ20区、僕たちのクラス」 |
洋 | 「ソーシャルネットワーク」 | |
洋 | 「RED」 | |
邦 | 「毎日かあさん」 | |
洋 | 「彼女が消えた浜辺」 | |
洋 | 「英国王のスピーチ」 | |
洋 | 「しあわせの雨傘」 | |
邦 | 「ゲキ×シネ 薔薇とサムライ」 | |
邦 | 「夕凪の街 桜の国」 | |
2012 | 邦 | 「ロボジー」 |
洋 | 「50/50」 | |
邦 | 「僕達急行 A列車で行こう」 | |
2014 | 邦 | 「小さいおうち」 |
邦 | 「太秦ライムライト」 | |
邦 | 「のぼうの城」 |
|
洋 | 「コックと泥棒 その妻と愛人」 |
洋 | 「仕立て屋の恋」 | |
洋 | 「バックドラフト | |
洋 | 「髪結いの亭主」 |
・・・テレビで見たものも含まれてるし、’95年までの詳細記録が残ってないので、全てではないのですが・・・
30代までは、会社の先輩と「どちらが年間本数見るか」って競争してました。
だからという訳ではないですが、「内容を覚えてない」さらには「見たことも覚えてない」作品が多々あります
ここからは、自分が見た作品を参考に、ふりかえります。
ここ最近のハリウッド超大作は、CGや3Dが進み過ぎて、迫力はあるけど「どうしても見たい!」と思えるものが少なくなりました。90年代までは、有名な作品はほぼ見てましたよ。
それに、かつてのような「映画スター」がいなくなりました。とにかく、顔と名前が一致しない。年のせいかもしれないけどいわゆる誰もが知ってる「ハリウッドスター」がいなくなった気が・・・その分、作品に集中できるのかもしれませんけど。
主人公も、男性ヒーローの時代から、女性が活躍するものが増えました。
邦画もCGを駆使した映画が増えましたね。
SFや現代劇に限らず、時代劇も。時代の流れは本当に早いです。
途中から基本、ミニシアター系を好んで見てきました。
ヨーロッパや南米の映画が性に合ったのでしょうか。
なんというか、生活感があるとか、リアリティがあるとか。夢中になって見ました。
これだけ並べて、「どれが一番」とはまぁ選べません。
「レオン」は未だに細部まで覚えてるほど印象的。
「ニュー・シネマ・パラダイス」「ユージュアル・サスペクツ」「シックス・センス」と「HANA-BI」・・・は、それぞれ意味は異なるものの、「やられた!」感が満載。
「セブン」は、後味の悪い映画もあるということを知り。
「JFK」や「アポロ13」「英国王のスピーチ」のようなドキュメントタッチのものも多々ありました。
そうそう、「インディペンデンス・デイ」は、はぎおにとっていろんな意味で衝撃作でした。そして、ついつい何度も見てしまう・・・・(感動作?のはずなのに、笑えるのはなぜ??)
「潜水服は蝶の夢を見る」「最高の人生の見つけ方」「NINE」は結構上位に入るくらい好きだなぁ。
洋邦問わず、ドキュメントタッチのものが好きでしたねぇ。(「ボヘミアン・ラプソディ」を見てないのが悔やまれる)
・・・映画音楽が印象的なものも、記憶に残ってますね。
そういえば、印象的なテーマ曲のある映画も少なくなりました。
だらだら書いていて収拾がつかなくなったので、この辺で止めておきます。
ただ、ネットでもスマホでも映画を見られるようになりましたが、印象には残り辛いかな。
やはり「映画館に足を運ぶ」ということは、映像・音楽・密室の空間・・・その全てが「映画を見ている」実感を味わえる気がします。
どんどんCGが進んで、将来的に本物の役者が不要になる・・・とまで言われていましたが、本当にそんな時代が来るのか、それとも、作り込んだ名作が生まれていくのか、これからの映画界、楽しみです。
まずは、今年1本くらいは映画館に行かなきゃね
BSで
「野菊の墓」
を放送してました。
公開当時は小学生。見たことはないのですが
「たみさんは、野菊のような人だ」
というCMのキャッチコピーが強烈に残っていて、何だか懐かしくなり、録画してしまいました。
先日、ようやく見たのですが、ちょっと驚きました。
ストーリーはこちら(ネタバレです)
遍路の旅に出た老人の斎藤政夫は、旅の途中で自分の過去を振り返っていた。自分が十五歳のとき、病弱な母きくを看病するため、従姉で十七歳の民子が家に住み込むことに。二人の仲は親密になり、その噂はやがて家の外にまで聞こえるようになっていた。母からあまり会わないようにと言われ、政夫ときくはお互いに恋心を抱いてしまう。やがて二人を中傷する声が聞こえてきたため、きくは政夫を全寮制の中学に入れ、その間に民子の縁談を進めるのだった。そのことを知った政夫は急いで戻るが、すでに民子は花嫁に行った後だった。(Yahoo!映画より)
飛ばし飛ばし見たのですが(ゴメンナサイ)、アイドルのほのぼのした映画かと思いきや、ちゃんとした「文芸作品」じゃないですか。しかも、脇のキャストを見てびっくり(以下敬称略)
村井國夫
赤座美代子
樹木希林
湯原昌幸
愛川欽也
白川和子
加藤治子
島田正吾
ワンポイント的に、常田富士男、叶和貴子、そして丹波哲郎御大
もう、これだけで普通に映画ができそうな感じ。
特に、大好きな加藤治子さんの熱演は素晴らしかったな。
年配になった主人公を演じた島田正吾さんの、過去を振り返る表情も何とも言えず・・・さすがです。
あ、主人公は松田聖子さんですこれが映画デビュー作とか。まだまだ垢抜けてなくて、お芝居も「う~ん」な感じではありましたがけなげな感じは主人公にぴったり。
そして、相手役は、確かオーディションで選ばれた桑原正さん。真っすぐで、純粋な感じがとても良かったのですが。。(今どうされてるのでしょうか)
如何せん、脇役が豪華すぎて、主人公たちが霞んでしまったような気が。それはそれで可哀そうかなと。
ただ、脇がしっかりしてるので、作品として大きな破綻はなかったと思います。なので、最後まで見てしまいました・・・
80年代の角川作品でお名前を記憶していた澤井信一郎監督のデビュー作だとか。
その後の作品を見ても、単なる「アイドル映画」ではなく、アイドルを「女優」に昇華させた感のある「Wの悲劇」 「早春物語」を手掛けられていて、この「野菊の墓」はその最初だったのかなと。
80年代のアイドルたちの映画って、こういうジャンルがよくありましたが、最近は「胸キュン」か「ホラー」か「サスペンス」がほとんどになりましたねぇ・・・
明治時代、商家の生活、伝統を守るという背景が丹念に描かれていて、それを見るだけでも「映画を見た」という満足感が得られました。
それは、監督の手腕もありますが、やはりキャスティングもあったかと。
たまには、こういう懐かしい映画を見るのもいいですね
それにしても、CMの印象って強烈ですね。
見たことなかったのに、「野菊の墓」という言葉、文字を見ると、あの映画のワンシーンを思い出してしまう・・・
そして、内容も今回の映画の映像がガッツリ入り込んでしまいました
BSで放送していて、久しぶりに見ました。
「バックドラフト」
80~90年代のハリウッド映画は、はぎおにとっての「黄金期」。
なかでも、この作品は本当に大好きでした
皆さんご存知でしょうが、簡単にあらすじを↓
殉職した父の後を継いで消防士になろうとシカゴに戻って来た弟。だが彼が配属されたのは兄が隊長を務める第17分隊だった。二人は徹底的に反目し合う。が、おりしもシカゴでは奇妙な爆発放火事件が続発。それは“バックドラフト”と呼ばれる逆気流現象を伴うものだった……。(Yahoo!映画より)
当時の特撮技術を駆使して、本当にリアリティのある火災現場が迫力があり、さらに、青春ストーリーあり、恋愛あり、そして、サスペンスあり・・・もう「エンタテインメント」の真骨頂のような作品。
そしてなにより、あの音楽
2- Fighting 17th (Backdraft)
これを聞くと、なんだか血が騒ぎます
まぁ「料理の鉄人」のテーマ曲としておなじみになってしまいましたがこちらが本家。映画にぴったりです
「ファイヤーマン」を天職とし、それ以外は不器用な、血気盛んな兄と、父の死をトラウマにかかえ、性格の合わない兄と反目し合う、少し気の弱い弟。
演じてた、カート・ラッセルと、ウィリアム・ボールドウィンがまたぴったりで。
(お二人ともお元気なのかしら)
そこに関わるのが、火災調査官のロバート・デニーロ。わき役に徹しながら、これがまたカッコ良いのです
そして、兄弟二人の父と同僚だった先輩消防士にスコット・グレン。この人も渋くて素敵でしたねぇ・・・
正直、あの猛烈な炎と、消防士たちの命がけな仕事ぶりと、カッコ良い制服姿と、そしてあの音楽。すべて、はぎおの「ツボ」に刺さりまくり。
特に、ラストの「消防士の行進」のシーン、泣きましたよ
単純ですね
いや、この単純明快さと豪快さが、昔のハリウッド映画の真骨頂だったんじゃないかと。
それから、特撮だと分かってても、まだ「手作り感」が残っていて、それがあの「迫力」を生んだと思ってます。
実は、USJに行くたびに、他のどんな人気のアトラクションには目もくれず、毎回「バックドラフト」に直行!
オープン当時とは違い、ほとんど待たずに入れることはちょっと寂しいですが、あの迫力あるラストシーンを体感できるし、スコット・グレンには会えるし何をおいても大好きなアトラクションです。
CG全盛期の昨今、すっかりハリウッド超大作には興味がなくなってしまいました。
そういえば、あの当時は世界的に景気も良くて、自分も将来の不安なんてこれっぽっちもなかったなぁ・・・そんな昔のことをふと思い出し、郷愁にかられながら(大げさな)楽しませていただきました。
追記:吹替版で見たのですが、確か、自分が見た当時そのままだと思います。
兄は石丸博也さん、弟は関俊彦さん、デニーロが小林清志さんで、グレンさんが納谷六朗さん・・・これもまた懐かしくて。いいキャストだったと思います
昨今、なぜか、植木等さん・クレイジーキャッツがクローズアップされ、BSで3時間の特集番組が組まれ、NHKでも
なる、弟子の小松政夫さん原案のドラマが放送中です。
メンバーはなんとなく覚えている程度で、コメディアンか役者さんだとずっと思っていました。
が、実は、ジャズミュージシャンだったんですよね。
現役時代の演奏の様子を見ましたが、感動するほど個々のレベルが高くて、鳥肌立ちました。
進駐軍のキャンプを回って演奏活動を重ねていくうち、真面目なだけの演奏から、少しずつエンタテインメント性を入れていって、それが受けたのだとか。
植木さんは歌の印象が強かったけれど、ギター奏者だったんですねぇ・・・
そんなこんなで、大人気のグループに。
クレイジーキャッツは、どうしても植木さんが目立った印象がありますが、実は、リーダーのハナさんもまた、役者さんとして、それこそ「華」があった印象です。
そのハナさんを主人公に、解散していないメンバーが何十年かぶりに揃って出演した映画が
「会社物語 MEMORIES OF YOU」
制作されたことは記憶にあったのですが、今回初めて見ることができました。
ある意味衝撃的な作品でした・・・
ストーリーはこちら↓(ネタバレです)
花岡始は57歳。東京の商事会社で34年間真面目にコツコツと働き続けた万年課長だが、間もなく定年を迎えようとしていた。いまや仕事もさほど忙しくなく、若い部下達もあまり相手にしてくれない。家に帰れば家族間のトラブルがまたストレスの種。そんな花岡にとって唯一の心の安らぎは、愛らしく気立てのよい新入社員の由美だけだった。彼女は若いエリートの恋人がいたが、わざわざ花岡のために二人だけの送別会を開いてくれた。退職が近づいたある日、同僚がジャズ・バンド結成の話を持ってきた。若い頃に情熱を傾けたジャズで有志を集めて、コンサートをやろうというのだ。犬山、安井、桜田、谷山、上木原とメンバーも揃い、花岡は練習に精を出して再び生活に張り合いを取り戻した。そして12月25日にコンサートが始まったが、その時花岡の家では...(「映画.COM」より抜粋)
正直、もっと華やかな映画だと思ってました。
だって「無責任男」を演じてた方たちだったから
監督は、早世された市川準さん。CMディレクターとして有名な方でしたよね。
CMから来られただけあってか、作品全体が、セリフが少なく、どことなくポエジーな感じがしました。
まるでヨーロッパ映画の様な。
何しろ切ない。
いくらバブル絶頂期の1988年とはいえ、定年を迎える人たちがこんなに寂しく切ないものかと。
少ないセリフの端々に、皮肉も感じました。
「コツコツまじめに働いてきた人より、調子のいいものが出世する。」
まるで彼らの代表作「無責任男」の裏返しのような言葉で。
でもこれは、ものすごく共感できるかも
「俺たちが一生懸命働いて、今の日本を作ったんだぞ。」
バブルで浮かれていた時代に、痛烈なパンチをくらわすかのようなセリフ。
誰がどう考えたって、その当時の若者ではなく、戦争をくぐりぬけて、寝る間も惜しんで働いてきた、当時定年間近の方たちだと、改めて気づかされた気がしました。
彼らのおかげで、今の世の中があるんだと。
会社に生きがいを感じられなかった人たちが、趣味の音楽を通じて、イキイキとしていく姿は、こちらまで嬉しくなってきました。そして・・・・クレイジーキャッツの本領発揮 お芝居とはいえ、実に楽しそうに演奏されていました ただ、ラストにはまだ悲惨な状況が・・・
自分がまじめにしていても、なかなか周囲は評価してくれない。
家庭もうまくいかない。
そんな悲壮感たっぷりな男を、ハナさんが、少ないセリフの中、表情や背中越しの雰囲気だけで表現されていて、本当に素晴らしかったです
ハナさんはもちろんのこと、他のクレイジーのメンバーも、さすがとしか言いようがありません。みんな出世コースからは外れた、でも、音楽に関しては誰にも負けない情熱がある年配のサラリーマンを、控えめながら、いい味で演じられていました。
ライブの練習シーンなんて、あれはお芝居じゃないと思います。たぶん。だって、ものすご~くテンション低めで真面目に語り合ってましたから
ラストははっきりと描かれていません。
主人公が定年後、どんな人生を歩むのかわかりませんが、せっかく出会えた音楽仲間たちと、楽しく過ごしてほしいなぁと・・・それがせめてもの救いかな。
ちょい役には、今ベテランとして活躍中の方がたくさん出演されてました。
ほとんど、劇団の方ですけど。(あの当時は小劇場ブームのピークでしたからね)
笹野高史、斉藤暁、石井洋祐、木野花、広岡百合子、あめくみちこ、余貴美子・・・クレジットを見て気づいた方もいましたが、これだけの方たちが脇を固めてるわけですから、今考えれば贅沢な作品です。
全盛期の「無責任男」も、エンタテインメントとしてホントに楽しい作品ですが、その後、年輪を重ねて作られたこの「会社物語」を見ると、更に味わい深く感じました。いい作品でした。
買ってしまいましたよ↓
没後30年という事で、多数の局で番組が組まれ、さまざまなメディアで紹介されていますが、これはお値段の割には、とても読みごたえがあって、得した気分。
特に、当時の映画のポスターに魅了されたことが、一番の要因でした。
「日活」時代に出演された、映画のポスターがほぼすべて掲載されていたんです
正直、「ボス」以外の、「石原裕次郎」というスターの映画を見たことはほとんどないです
が、なんというか、「デザインの美しさ」に惚れ惚れしました
(週刊朝日MOOK 没後30年 永遠のスター 石原裕次郎 より)
映画が一番の娯楽だった時代、ポスターを見ただけで、「わぁ~見に行きたい」と思わせてくれる、そんなデザイン・色使いです。
雰囲気があるじゃないですか。
もちろん、日活だけでなく、東映・東宝・大映・松竹・・・でしたっけ。
それぞれ、「スター」を前面に出して、なおかつ、ジャンル・ストーリーがわかるような、絶妙な感じだと思います。
洋画もそうですよね。
辛うじて、映画館の「手描き看板」の記憶があるだけに、こういうデザインは斬新でありながら、懐かしさも感じました。
(年齢はすでにバレバレですが)
「銀幕のスター」不在な昨今、映画を紹介するポスターも抽象的なものが多くて、それだけでは「見たい」とは思わないかもしれないですね。メディアでの紹介・情報から、足を運ぼうかな・・・と思うような。
(といっても、最近映画館に行く機会もなくなりましたが)
何度か書いてますが、「情報過多」も良し悪しな気がします。
ポスター一枚。
これだけで足を運びたくなる、そんな宣伝方法があってもいいかな~
最近の趣味?は
「過去を振り返る」
こと。
マイナスなことではなく 社会人になってからはまった
「観劇」「映画鑑賞」「ライブ」 の記録
をまとめているんです。
もともと、映画や舞台の感想を手書きで書き溜めてファイリングしてましたが、2005年にブログを始めてからは、それをやめてしまったため、一覧がなかったんです
ある日、家を片付けていたら、過去の資料がたくさん出てきて、これはまとめてみようと思ったのがきっかけです。
ついでに、ごくわずかな読書記録と、舞台や映画の「BR・DVD」保存記録も作り始めちゃって、あまりに大量にあるので、もううんざりし始めています
これにドラマや時代劇なんか入れちゃったら、もうえらいことになるので、それは止めました
ただ、20年前の記録からしか残っていないのですが、すっごく感想を書いている映画のタイトルを見ても、まったく記憶にないものがほとんど。情けないやら笑えるやら。
1997年は映画館・テレビ鑑賞を合わせると 61本
も見てるんですが、タイトルすら覚えていないものが半数近くありました
それだけ夢中になっていたことに、びっくりです。
観劇も、このころが一番多かったなぁ。
広島はもちろんのこと、東京や大阪・神戸まで足を延ばしてね・・・
音楽のライブにもかなり行ってました。
・・・・かなり遊んでたんだねぇ
というより、元気いっぱいだったんだなと。
記録からすると、仕事帰りに映画に行ったり、一晩中映画を見続ける「フィルムマラソン」に何度か挑戦したり。「芸術」なんてたぶんよくわからなかったけど、背伸びして、夢中になってた時期でした。
書き出してると、感想はもちろん、当時の良いこと・悪いこと含めいろんな思い出が蘇って、結構楽しいものです
今は、あの時ほど時間もお金も余裕がないのが悔しいけれどテレビで堪能できるほど保存データが溜まったので、また夢中になったら感想をUPできるようになりたいですね・・・
小説読破を受け、やっとこさ映画を見ることにしました。↓
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小説の時もご紹介しましたが、キャストはこちら↓
成田長親:野村萬斎
正木丹波守利英:佐藤浩市 甲斐姫:榮倉奈々 酒巻靱負:成宮寛貴 柴田和泉守:山口智充 石田三成:上地雄輔
大谷吉継:山田孝之 長束正家:平岳大 成田氏長:西村雅彦 成田泰季:平泉成 和尚:夏八木勲 北条氏政:中原丈雄 珠:鈴木保奈美
たへえ:前田吟 かぞう:中尾明慶 ちよ:尾野真千子 ちどり:芦田愛菜
豊臣秀吉:市村正親
戦のシーン、特に「水攻め」は、やはり見応えがありましたこういうところでCGを使うのは迫力ありますね。
思い描いていた以上のものでした。
が、やはり・・・キャストがちょっと。
というより、脚本、せりふに違和感が。
確かに原作どおりの印象ですが、今どきの若者たちが演じると、
「現代劇」
見てるみたいで、扮装は時代物でも、セリフがほとんど今どきの言葉なので、全体的にとっても軽いドラマを見てるみたいで
忍城側のやり取りは確かに面白かったですけどね
そんな中でもやっぱり異彩を放っていたのは、キャリアの違いでしょうかね、佐藤浩市さん
若干メンバーの中でも老けて見えたのは貫録かもしれないけど、威圧感といい、乗馬シーンといい、やっぱ
「本物の武者」
でした。カッコよかった~
そして、のぼうの城代、萬斎さん。
はぎお的には、でくの坊というより、弱々しい「うつけもの」(それも策略として)といった感じで。
もちろん、敵側に見せる「唄・踊り」は彼ならではの持ち味で、ついつい見入ってしまいましたが。
ただ、原作を読んでると、宇梶剛士さんの顔が浮かんで仕方なかったもので
他には、持ち味でしょうかね、成田家の頼りない(というより短絡的な)当主の西村雅彦さん、もうイメージどおりで
見方が戦をすると聞いたときの狼狽ぶり、苦笑せずにはいられませんでした。
それから、やっぱり市村さんは光秀よりも秀吉。苦労人からの人を食ったような策士、お似合いでしたね。
ギラギラ感が半端なかった。
キャストを見て、一番違和感のあった上地くん。意外や意外思った以上に良かったと思います。
まだ、若くて純粋な三成にはまってて、セリフ回しもなかなか。
もっともっと時代劇に出てもらいたいなぁ~
周囲のベテランは抜群の安定感、そして、ブレイク前の尾野真千子さんや芦田愛菜ちゃんがまだまだ初々しくて可愛かった。(ただすでにもう巧いです)
あ、あと「東映剣会」のみなさまをところどころで見つけた時は、思わず笑みが
う~ん。でもやっぱり、全体的にキャストの「時代劇経験不足」が否めない感じで、残念な印象が拭い去れませんでしたねぇ
これは、昔の時代劇を毎日見てる「昭和世代」の古い考え方なのかしら・・・
「ワールドカップ、日本戦初戦」という、世の中では大盛り上がりの日に、はぎおは一日中「時代劇」を見てました。(なんという天邪鬼)
自分では、充実した一日でしたが中でも見てよかったのがこちら↓
最近、あの名「斬られ役」福本清三さんが脚光を浴びてますねぇ~
(ニュース記事)
(読売新聞2014.6.14 拡大できます!)
脇役専門の彼が芸歴55年にして初めて主演を務めた
という映画が公開されるそうで、何かと話題を集めているらしい。
実は、今年初め、NHKのBSで、この映画と、その制作現場のドキュメンタリーが放送され、録画していたのを忘れ、今頃になってようやく拝見。
もっと早く見ればよかったと、後悔しきりで
あらすじはこちら↓(ネタバレです)
京都・太秦にある、日映撮影所。そこに所属する香美山清一(福本清三)は、斬られ役として長年大部屋俳優を務め、無数のチャンバラ時代劇に出演してきた。ある日、およそ半世紀にわたって放送されていたテレビ時代劇「江戸桜風雲録」が打ち切りになり、後番組として若年層向け時代劇がスタートするが、そこにはベテランたちが活躍する場はなかった。そんな中、香美山は伊賀さつき(山本千尋)という新進女優と出会い、殺陣の師匠となって彼女に指導をしていくが……。 (yahoo!映画より)
斬られ役の中でも、正直セリフがないけれど(あまり得意でなさそうで)、醸し出す不気味な雰囲気と、「海老ゾリ」しながら倒れる迫力ある斬られ方で、時代劇を見ている人なら知らない人はいない、福本先生(と勝手に呼んでるもので)
その彼をメインに、彼同様脇に徹する仲間たち(これがもう、時代劇大好きのはぎおにはたまらないキャスティングで)、そして時代劇に憧れる新人女優、時代劇の大スター、撮影所の関係者、元大女優の料理屋の女将などなど・・・まるで今の「太秦」そのもののドキュメンタリーを見ているような映画です。
正直、楽しいばかりの映画ではない。
民放から時代劇のレギュラー放送がなくなり、ベテランたちも仕事は激減。毎日「掲示板」で仕事の有無を確認し、現代劇や「映画村」のショーなどで食いつないでいるが、高齢のため体はボロボロ。そして、辞めていく仲間が増える一方。
また、「新風」を入れるという意味で若手のプロデューサーが若手の監督を起用するが、CGを多用したり、衣装もぶっ飛んでて、ぽっと出のアイドルが主演する(しょーもない)作品になり、「職人」である斬られ役も単なる「エキストラ」の扱いで邪険にされている。
毎日、フィルム撮影の頃の「時代劇」と「刑事ドラマ」ばかり見ているはぎおにとって、うれしい配役に喜びつつ、とても寂しい気持ちで涙が出そうになった
この映画の監督は、ハリウッドで勉強してきた若手。そして撮影監督は外国人。
太秦の伝統的な方法と全く異なり、両者が困惑しながら、議論を重ねながら作り上げられた様子をドキュメンタリーで見たけれど、正直、こちらの方が胸に迫るものがあった。(「宝塚日本物」の殺陣でもおなじみ、殺陣師の清家三彦さんもかなりイライラされてて緊張感があった)
「大量のカット割り」でいろんな角度から見せようとするハリウッド方式と、特に殺陣の場面では「ワンカット長回し」が常識の太秦。
どちらが良いのかは見る側によって違うかもしれないが、「時代劇」は約束事・舞踊の要素が多いから、やはり一方向から撮るのが美しいと思う。
カットが多いと逆に迫力が無くなり、「嘘っぽく」見えるのは、はぎおだけだろうか。不思議な気がした。
ヒロインを演じたのは、新人の山本千尋さん。
どこかで見たなぁ・・・と思っていたら、中国拳法の美人チャンピオンか何かで、テレビで見たことがあった。
なので、殺陣からアクションから、そんじょそこらの女優さんとは全くキレが違う。
お芝居も初めてとはいえ、キラキラ、生き生きしていて素晴らしかった。
でもやはり、際立っていたのは福本先生
お芝居であるとわかっていても、朴訥だけど、一つのことに一徹に、続け通してきた一人の「職人」の、人生そのものが映し出されたような作品だった。(やっぱりセリフは苦手そうで、そこがまた可愛い)
そう、彼は「役者」である以上に「職人」なんだなぁと、改めて実感脇が上手くないと、主役は引き立たない。それをわかって徹しているのが素敵
「誰かがどこかで見ていてくれる」
【縁の下の力持ち】ならではの一言。役者だけでなく、どの仕事にも共通する、深~い重みのある言葉。
はぎおも頑張ろうっと
この映画、題名にもあるようにチャップリンの「ライムライト」がベースになっているんですが、実は、福本さんもこの映画が大好きなんだそうで。
「縁の下」は福本センセだけではない。「殺陣師」を演じた峰蘭太郎さん、仲間の木下通博さん、柴田義行さん、他にも、どこかで見たことがある人たちが、いつもは脇で目立たない存在の彼らが、メインとなってお芝居していることにもう感動
そこに注目したプロデューサーの大野さん、落合監督も素晴らしい
あとは、斬られ役が若手の頃憧れた大御所俳優に、「大部屋」出身の小林稔侍さん、そしてその付き人に、同じく「大部屋俳優」から個性派に上り詰めた拓ボンこと川谷拓三さんの息子、仁科貴さん(久しぶりだねぇ)というちょっと憎らしい配役
あとは、ホントに大御所、松方弘樹さんが「脇役」として出演。
特に、福本さんと松方さんの二人きりの殺陣は本当に迫力があって素晴らしい~やっぱり血が騒ぐねぇ
残念だったのは、もっと「時代劇」に縁のある人たちが出演しても良かったんじゃないかなぁ~と
出演していた「水戸黄門」格さん役、合田雅吏さんもドキュメントで話していたけれど、
「100年続いてきた伝統文化である「時代劇」の火を消してはいけない」
まさに、そう思う。先日、里見浩太朗さんも同じことを話していた。
松方さんも、里見さんも、高橋英樹さんも、松平健さんもそうだけど、みんな未だにキレのある殺陣ができるのに。
宝塚でもそうだけど、若い子も日本物をもっとやりたいと言ってる。
若い役者さんだって、時代劇をやりたい人、いっぱいいると思うんだけどなぁ~
今のうちに後継者を育てないと、ホントに廃れちゃうよぉ
確かに予算はかかる。
でも、下手なドラマを大量に作るより、その本数を減らしても、時代劇のレギュラー放送を作ることはできないのかしら。
TBSも日テレもテレ朝もフジもテレ東も、それぞれ代表作があったじゃないですか
(「大河ドラマ」はいわゆる「時代劇」の枠を超えすぎて、個人的には数には入れられないけど、唯一NHKだけが時代劇放送を続けているのが救いだと思う)
だって、時代小説は毎月山のように出版されているのに。
殺陣が見たいんですよ、殺陣が
素敵な映画だったけど、ちょっぴり寂しい気持ちにもなった。
これを機に、また「時代劇」が脚光を浴びて、復活するといいな~