このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
病院での待ち時間。
どこでも結構長いので、いつも持て余すのですが、ずっとスマホ見るのも飽きますよねぇ。
時々、そこに置いてある本や雑誌に目を向けます。
いつもなら手に取らないような絵本。
その、ホンワカとした表紙とタイトルに、つい惹きこまれました。
ポプラ社HPより
著書はヨシタケシンスケさん。
お名前は存じ上げてますが、絵本を読むような世代が周囲にいないので、一度も読むことはありませんでした。
ただ、読むうちに、多くの方が惹かれるのがわかった気がします。
内容はご存知と思いますが、こちら↓
その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。
この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」などなど、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなってしまうエピソードが満載。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの豊かな発想力がめいっぱい詰まった、ますます本が好きになってしまう一冊です。(ポプラ社HPより)
読書しない身からすると、本当にこんな、何でも希望を聞いてくれる本屋さんがあったら、毎日通うよね~なんて、子どものような気持ちになって、あっという間に読み終わりました。
店主さんの、何とか希望をかなえようとする気持ち。というか、その「要望」自体に、夢があると言いますか。
薄い感想で恐縮ですがみんながこんな気持ちでになれば、優しい気持ちになれますね。
お金がなくても「気持ちが裕福になる」感じ。
そうそう、心に余裕がないから、ギスギスしてしまう。
ヨシタケさんの絵本、大人でも、いや、大人だからこそ読みたい本だなぁと。
ちょっと、軽いカルチャーショックを受けました。
通院してる病院へお願い。
ヨシタケさんの新作、入れていただけませんかね
kindleで本を読むのが定番になってきました。
昨年は数冊。驚きです。(それくらいで驚きとは情けない😁)
ただ、感想は書いてません(^^ゞ
一冊、記録がてら書き残してみます。
「運転者」著:喜多川泰
ストーリーはこちら↓(Amazonより)
中年にして歩合制の保険営業に転職し、二年目の修一。
しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。
ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、
いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。
妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない
。 娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。
さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、
母からの電話が心にのしかかる。
「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」
思わず独り言を言ったそのとき、
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。
それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――?
運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。
運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。
使う・貯めるで表現するものなんです。
先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。
運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。
周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。―――本文より
読みました。
自分も「運が悪い」「恵まれてない」と思うことが多いのですが、偶然この本を読むことになり、主人公と同じように、アドバイスされても素直になれない、前向きになれない。そんな感じでした。
なので、今目の前のことに一喜一憂するのではなく、たとえ自分には結果が伴わなくても、誰かに訪れるかもしれない「運の蓄積」積み重ねの大切さ。それを痛感させられました。
自分だけに投資ではなく、将来の子どもたちへの「貯蓄」。
それが「幸運」に繋がるのかもしれない。
すごく納得できた。前半からの「伏線回収」もお見事でした。
ただ、如何せん、導いてくれるタクシー運転手と主人公とのやり取りが会話ベースで、まるで台本のよう。しかも、「禅問答」みたいになってきて何とももどかしく、なんだか「自己啓発本」を読んでるような感じで、何度も中断・・・・一気に読めば感想も違ってきたかもしれないけど。
先祖から未来へ続く系譜。
自分たちに置き換えても、ささやかな「ファミリーヒストリー」のように続いてきた物語を思い起こしました。
そういう「気づき」はあったけれど、ちょっともどかしくて「感動」・・・とまでは行かなかったかな。
ただ、お昼休憩、お弁当を食べながら、久しぶりに「物語の世界」に浸れました。
たまには現実世界を忘れて、「架空の物語」にはまる時間は大事かもしれませんね。
今年は何でしょう。
エンタメからすっかり離れているせいなのか、珍しく本を読む機会が増えています。
今回は、電子書籍の「kindle」で。
電子書籍だと、ますます本離れが進むよね・・・なんて、本を読まない人が言ってましたが
逆に、昼休憩、個食が進む昼食中に読む習慣が始まっちゃいました。
で、読んだ本がこちら↓
「俺か、俺以外か~ローランドという生き方」:著者 ローランド
と
「「頭のゴミ」を捨てれば脳は一瞬で目覚める」:著者 苫米地英人
全くタイプの違う本です
最初は、ローランドさんの経歴と、その上で得た人生観。
実は、これがkindleに最初に入れた本なんです。彼が有名になり始めた頃。ずいぶん昔ですけど。
失礼ながら、興味本位で購入😁気軽な、彼らしい面白い文体ですが、やはり、失敗・人生経験から来る自信のある言葉は、重みがあります。そして、気持ちが良い!ますます目が離せない存在になりました。
2番目も、初期に購入した本。
正直、期待した内容ではなかった。(何を期待したんだろう)
年齢を重ねてくると、思うようにならないことが増える。周囲の環境に加え、自分の心身ともに。
そうすると、どうしても愚痴が出る、いや今は口を開けば愚痴しか出ないかも
それでは、「脳のゴミ」がたまる一方で、よろしくないのだそうです。
イライラ・モヤモヤするのは、物事を自分基準で考えるから(要するに自己中心的思考)。人と比較しない、愚痴を言わない、成功したければ過去のすべてを断ち切る・退路を断つ・・・
というようなことでした。
偶然同時期に読み始めた、一見、全く違うジャンルの本ですが、共通の意見もありました。
周りを気にせず、前へ進め!
自分のためだけでなく、大袈裟なことでなくても、ささやかでも人のために生きる、人を喜ばせることをする。そうすれば、愚痴も出ない。
だそうです。
ある意味、お二人共その道の権威、というか、トップを極めている人。思考は共通することが多いのかも知れません。
せっかく読了したので、少しは自分にもできるように頑張りたいです…
紙ベース、電子書籍。
本の形はいろいろあるけれど、やはり、手に取って「読む」ということは共通しているな、と。
本当は、紙の本が「読んだ実感」を味わえる、と思ってました。インクや紙の匂い、質感…でも、電子書籍も、付箋付けたり、ライン引けたりして、案外手軽で便利だなって。時々活用してみよう。
世の中ネット上で簡単に情報が手に取れるけれど、逆に言えば、自分にとって必要のないものも勝手に目にしてしまう。
「自分にとって興味のある本を選んで読む」ということは、とても大事なことだと、改めて思いました。
とはいえ、飽きっぽい私。次はいつ読了できるでしょうか・・・・
今年は珍しく、本の話題が続いています
渡さんが亡くなって、もうすぐ丸二年。
いろんなジャンルの記事を書いていますが、恐らく一番滞ってるのが
最後に読んだ本(いや、マンガ)でさえ、2018.9の「大家さんと僕」ですから、いかに本を読んでないか。
いや、年に1~2冊程度読んでますが、記録を残していない・・・ということにしておきます。
久しぶりに、(ネットのポイントで)購入したのがこちら↓
なぜこの本だったか。
心理学には、ずっと興味がありました。
きっかけは、このブログを立ち上げた後くらいからかな?自分の心が折れた時。
なぜこういう心理になるのだろう・・・と。
でも、なんか「心理学」というジャンルの本を読むのが怖くて、結局「精神論」的な本ばかり手に取っていて。
今年の3月だったか、新聞の図書コーナーでこの本が紹介されていて、「心理学を学ぶってどういうことか」ということに興味が行きまして。
・・・その後、世の中ではいろいろなことが起こり、ますます「人の心理とは」という興味を持って読むことになりますが・・・
で、読みはじめ。
やはり「学問」だった
実験・分析結果をもとに、論理的な説明が続くので、最後まで読む自信がなかったですが。
「心理学」といっても、さまざまなジャンルがあることは知っていました。
認知、臨床、感情、犯罪、生理心理学、行動分析学、食行動の心理・・
この本には出てきませんが、交通、児童などもありますよね。
その専門分野の先生の初回?の講義録がこの本の内容でした。
その内容を何となく知ることができて、良かったです。
特に「犯罪心理学」は、凶悪犯対象ではなく、誰にでも起こりうる「罪」、「普通の人が暴力をふるう時」というテーマでした。
何気ない一言が人を傷つける=暴力・・とまでは書いていませんが、正直、今の世の中同様、何も言えないなぁというのが正直な感想。
いろんな方面から「心理学」の解説がなされていました。
ただ、自分が疑問に思っている問題の解決には至らないです。なぜ、メンタルの病が起きるのか、完治が難しいのか。
巻末にその疑問の解消?が書いてありました。
「学問としての心理学は、(中略)理論とデータによって、人の心についての理解を深めようとするもの」(巻末:中内谷一也教授)
診察とか、治療とか、そういうことではなく、「理解を深める」。それも、実験やデータに基づいて。文系だと思いましたが、どちらかといえば、「理系」の学問だなぁと。
学生さん向けに、「心理学部」の目的、卒業後の進路についても書かれていましたが、なかなか厳しい世界のようです。ただ、興味のある人にとっては、やりがいのある学問かと。
私も、少し興味は持てました。
CSに加入しているので、無料で見られる「放送大学」あたりで、講座を見てみようか、そんな気持ちになっています。
単位は・・取りませんけど
最後に全くの余談ですが。
ダチョウ倶楽部。
30数年前。恐らく初めて目の前で見た芸能人の一組だったと記憶しています。
学祭に、恐らく、他の芸人さんの前座?の感じで。まだ売れ始めの頃で、ようやく名前と顔が一致したくらい。
あまり記憶に残ってないですが、多分、今と変わらない印象。三人仲良く、明るくワイワイやってた気がします。
当時、何が面白いのかわからなかったけど(ゴメンナサイ)、それを何十年も続けて、誰もが知る「ひとつの芸」として昇華させたことは、とても素晴らしいことだと思います。今、過去の映像を見てるとわかってても笑えて、そして泣けてきます。残念です。
きっといろんな葛藤があったのでしょう。その深い思いは、一視聴者にも、40年一緒にやってきたメンバーにもきっとわからないと思います。「悩んだ時は相談を」とよく言われますが、相談しても解決しないこともあるのです。
過去の映像の笑顔を楽しんで、偲ぶしかないのかなと。
どう学んでも解決しない問題だと知りつつ、そういうこともあって、ますます「心理とは」ということに興味が深くなっています。
何度か書いてますが、読書が苦手
先日、読まないといけない本があったので、3年ぶりに図書館に行きました。
3年前に行った時も、カードが紙でなくなったことに驚いたのですが、今回はもっと驚き
検索はもちろん、借りるのも「自動」
どうしていいかわからなくて、困惑していた時、自分の親世代のおじい様から「こうすればいいんだよ」と教えていただきました。本当に助かりましたが、すごく恥ずかしかった
それにしても、ここまで自動化・電子化されてるとは。
返却も、図書館に行かなくても、いつも行くショッピングセンターの本屋さんでできるんだそうな。
どこまで時代に取り残されてたのでしょう・・・便利になりました。
これを機に、「もっと読書をしなさい」ということなのかしらね。
それに、図書館のHPから、「電子書籍」ではなく「電子図書館」があるそうで、ますます驚き
まだ活用していませんが、ぜひやってみたいと思います。
もう、世の中の流れについていけてないよ~
というか、どこまで進んで、どんな世の中になるんだか。
はじめに。(9.9追記)
このたびの台風や地震でお怪我や被害などはなかったでしょうか。
心からお見舞い申し上げます。
映像・ニュースを見れば見るほど、「自然の脅威」に恐怖を感じるばかりです。
なにも手助けできないのがもどかしい限りですが、一日も早い復旧を願うばかりです。
さて、話題代わって。
もう何年「マンガ」を手に取らなかったでしょうか。
久しぶりに読みたくなったのが、この本。(もしかして「シティハンター」以来かも)
新聞広告で存在を知ってから、ずっと気になっていました。
それから、あれよあれよという間にベストセラーになり、ついには「手塚治虫文化賞」まで取るとは
やっぱり読んでみよう・・・と思っていた矢先、大家さんの訃報でした。
まだ未見だったのに、とても寂しい思いがしました
開いてみると、いわゆる「ヘタウマ」なタッチ。
ものすごく上手いわけではないですが(絵の苦手なはぎおが言えることではないですけど)、構図といい、ストーリーの構成といい、全く飽きさせない展開で、あっという間にトリコになりました。
(以下、ネタバレ)
偶然から一軒家の2階に間借りする形で、「大家さんとの生活」が始まった矢部さん。
読むまでは、ずっとホンワカした展開なのかと思ってました。
でも、意外や意外、芸人・一人の人間としての苦悩や、大家さんとの距離感、時にはケンカなど、「ちょっと面倒な人間関係」が描かれていて、それが「ヘタウマ」なマンガで緩和されてる、という印象を受けました。
大家さんって、上品なんだけど、意外と「スバっ」と言ってくれるので『心地良さ』を感じるんですね。
お互いの理解は、「面倒くささ」や「対立」を乗り越えた先にある・・・
はぎおの今までの経験からも感じたものでした。
やはり、良い人間関係ってそういうところから始まると、改めて、感じさせてくれました。
はぎおも、この家に住んで、大家さんのお話を直に聞いてみたかったな。
考えてみれば、自分の祖母とこんなに語ったことはなかったなと。
同居してなかったこともありましたが、孫からすると、威厳があって(明治生まれでしたから)近寄り難かったですから。
ここまでの上品さはなかったけれど(ゴメンね)、同居してたら、もっと話ができてたのかな?
「ファミリーヒストリー」などの番組や、こういう本を見ると、最近特に感じます。
いろんな生活の智恵、戦争中の話、生き方の指針・・・もっともっと聞いてみたかった。
今、読み終えて、改めてそう思います。
ましてや、矢部さんの受けた影響は想像以上でしょうし、今、喪失感でいっぱいでしょうね。でも、酷かもしれませんが、早く元気になることを、きっと大家さんも臨んでくれてると思いますので・・・
こんな素敵な方を紹介してくれたこのマンガ、そして矢部さんに、本当に感謝しています。
きっとまた、何度も読み返すことになりそうです。
最後に、大家さんのご冥福を心からお祈りします。
16日、恒例の「JRダイヤ改正」がありました。
もう車通勤の方が長いので、電車に乗ることもほとんどないですが、職場で、無料の時刻表を頂いた時のこと。
20も年下の若者たちが
「本の時刻表の見方ってわからないよね。スマホで検索できるし。こういうのって、「鉄オタ」の人が楽しむのかな」
・・・が~ん
隣で聞いていたはぎお。花粉症対策でしていたマスクの下は、きっと複雑な顔だったと思います・・・
ここで「私の若い頃は・・・」なんて言ったら、完全に「老人」扱いされそうだったし。
無意識な言葉。だって、ネット社会の今では、その通りだから。しかし「見方がわからない」とは
それこそネットのない頃は、この時刻表で職場でも出張の行程や旅費を調べるのにものすご~く活用してました。そんなことから、若干の「愛着」もあったかも。
「青春きっぷ」で旅した数年前も、スマホと同時に「ミニ時刻表」を片手に電車を乗り継いでました。
「鉄オタ」までいかないまでも、タモさんみたいに「時刻表で妄想」を楽しむのもわからないではない。
確かに、スマホ検索で時刻だけでなく、電車を乗り継ぐための最短距離まであっという間に調べられる今。
本当に便利になりました。
でも、「時刻表」といい、「辞書」といい、あの「紙の手ざわり」や「インクの匂い」もいいんですよね。
特に、長旅してる時は、読書よりも、時刻表1冊で充分楽しめます。
辞書もね、どうも電子辞書が苦手で、太くて重い本を調べるほうが楽しくて。ついつい、関係ないページまで読んじゃって。
本はやっぱり「紙」が好きです。
段々、「紙ベース」より「ネット社会」が当たり前になってくるのが、読書を滅多にしないはぎおでも寂しい限りです。
このトピを書く前、まさか
「センター試験問題に出題で大騒ぎ」
になると、思いもしなかったです。
(「小さなバイキングビッケ」といい、あの問題は40代以上でないと分からないかもねぇ)
なぜ、書こうかと思ったかというと、センター試験の前、 NHK「ごごナマ」に半端ない読書好きのミムラさんが登場した時、船越さんと「ムーミン」の話で盛り上がっていたから。(あの芸名も、ミムラ姉さんからとったとは知ってましたが)
そこで、衝撃の事実を聞いたのです。
「スナフキンと、ミー、ミムラ姉さんが兄妹だった」
あ~、なんて無知だったんだろう
ムーミンは、もともと好きな作品でした。
といっても、今は放送されない、岸田今日子さんのムーミン。
あれがどうしても見たい(原作者の反感を買い、放送不可と聞きましたが・・・)
特に、スナフキンは、はぎおの「心の師匠」として、長年尊敬しておりました。
ただ、アニメの印象が強く、原作を手に取ったこともありませんでした。
それで、今回、この話題をきっかけに、読んでみることにしました。
ます、第二次世界大戦前に書かれたという、幻の第一作
「小さなトロールと大きな洪水」
いや~驚きました。
はぎおが知っている、カラフルで、ホンワカとしたアットホームな世界観はなく、色でいうとグレー、白黒の世界。
だいたい、洪水で家が流され、ニョロニョロについてフラフラと旅に出た、行方不明のパパを捜して、ママとムーミンが旅に出る・・・なんだろう。この「世紀末」のような暗さ。
そして、途中に出会った「スニフ」とともに旅を続けるのですが、パパが行方不明でいらだっていたのか、ママが結構毒舌で
スニフがちょっと勘違いした知識を披露し、バカにした言い方をすると、
「バカはあなたよ」
なんて言ってのける。ママってこんな怖い人だったか
もちろん最後はパパと再会して、新しい家も見つけ、ハッピーエンドではあったのですが、背景にある自然災害とか、人間の欲望とか本音・・・全然想像していた「童話」とは異なり、ドキドキするような展開で、昼休憩、15分で読み切ってしまいました
次は、
「ムーミン谷の彗星」
こちらが最近まで第一作といわれたもの。
ただ、パペットアニメで見たので、原作とは若干異なるかもしれませんが・・・
こちらも、ムーミン谷に彗星が落ちてくる・・・という自然災害というか、避けられない危機にどう行動するか、童話とはちょっと違う、危機に際しての人間の本音を垣間見た気がしました。
ここで、スナフキンやミーたちが登場しますが、ムーミン・スニフも含め、愚痴とかケンカとか、命の危機にさらされるいらだちの中に、宝石やお金に目がくらむ欲望とか。
「人間はいつもきれいごとだけでは生きられない」
そんな言葉が浮かんでしまいました。
もちろん、友情も生まれるし、ハッピーエンドではあるのですが、軽いカルチャーショックを受けました。
(スナフキンが笛を吹いてたギターじゃないの・・・とか)
実はもう一冊、「たのしいムーミン一家」も購入しているのですが、まだ手を付けていません。
もう少し、最初の2冊の余韻を楽しんでから、次へ進もうと思います。
イメージだけで知っている童話、小説も、読み返してみると実は「奥深い」ものがあり、自分なりの想像・解釈をすることで、もっと世界観が広がるものだと、改めて感じます。
「読書嫌い」も少しは改めないと
ずっと前に購入していたのですが、ようやく読むことができました。
読む・・・・本を読みこと自体、何年ぶりでしょう。お恥ずかしい
久しぶりに始めた読書で、最初に手に取ったのがこれ。一番気になってましたから。
どうみてもマイペースで、ちょいちょいその言動で周囲から怒られる様子をしょっちゅう見かける蛭子さん。この人は、どういう思考なんだろうという思いと、タイトルだけで購入しました。
人見知りで、なかなか友達もできない、作れないタイプのはぎおからしたら、これはもしかしたら参考になるかも~って
「ひとりぼっち」
今の世の中では、ほとんど暗いイメージに取られがちですが、普段仕事やプライベートで多く人と接していると、時には一人になりたいときもありますよね。SNSを含め、いつでもどこでも誰かと一緒という方が、若干引いてしまう
そういう意味では、とても共感できる部分がありました。
ただ、蛭子さん。天然でいつもニコニコ、だらしないのかと思えば、文面から察するに、計算・・・とは言わないまでも、幼少期を含め、過去の経験・体験から、あえて怒らないようにしているのだとか。(思ったことを口にしてしまうので、逆に怒られてますが、それもさらりと受け流してますからね)
もめごとにならないように、ニコニコ。それは、一見逃げてるように取られるかもしれませんが、いざやろうと思うと、なかなかできませんよ。
自己主張もせず、人とも群れず、高いプライドも持たない。人それぞれ違うのは当たり前。
なんだか、感心してしまった
テレビの姿からは想像もつかないほど、蛭子さんなりのしっかりした自己主張・ポリシーがあって、それも全くブレがない。
でも最終的には、「人を愛することが大事」と結んでいます。
多少、それはどうかなぁ・・と思うこともありましたが、人それぞれですから。でも、違う意見も含め、全てにおいて興味深く読みました。
蛭子さんの「ひとりぼっち」というのは、「人嫌い」ではなく、「人間関係を保つためにある程度距離が必要」という事だと思います。全く同感。友達というのは、多ければいいという訳ではなく、つかず離れず、いい意味で適当な距離感を持って接するのが一番・・・というのは、間違いではなかったようです、蛭子さん流で言えば。
これは、多くの方から共感を得られるかどうか別ですけど
(実はこの記事は、2月にアップしたあと消えてしまったものですが、事務局さんからデータが残っていたという事で再掲載しました。ご担当者様ありがとうございました。)
歴史ドキュメントを見るのが好きなのですが、東大の山本博文先生の冷静で物腰が優しい語り口が好きで、一度著書を読んでみたいと思っていました。
で、探したのが
実はこれは平成23年の著書なのですが、その後どんどん教科書が変更され、最近も
「聖徳太子→厩戸王」
「鎖国の名称は廃止」
など、長年当たり前だと思っていたことが、どんどん変わっています。
(でも、昔の授業でも、ちらっとそんなことは聞いた気がするけど・・・)
さて、本題に戻りますが、山本先生の著書も結構衝撃的でしたよ。
目次から拾ってみると(古代は飛ばしますが)
・鎌倉幕府の年号
・頼朝の肖像画は誰か
・騎馬武者像は足利尊氏ではない
・江戸には「士農工商」はなかった
・幕府は国を閉じていなかった
・田沼意次の評価の見直し
などなど(目次を抜粋の上、若干文面を変えています)
なんだか、読めば読むほど、今まで学んできたことは何だったんだろう・・・などと複雑な気持ちになります
どんどん新しい書物・研究が発表され、史実が変わるのは当たり前のことだと山本先生はおっしゃいますけどね・・・
もし子供がいたら、完全に歴史の話題は食い違っていくことになるんでしょうね・・・
愛する「時代劇」も、もしかしたらどんどん「新しい歴史観」で描かれていくのかもしれません。
今後の「大河」なんか、まだまだ可能性がありますよね
とはいえ、読後、新鮮さとともに、複雑な感情を覚えてしまいました・・・