はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

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ようこそいらっしゃいました !(^^)!
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。

泣きたくなる 。

2024-12-08 07:30:00 | 気になる:人

やっと一週間が終わった金曜日。疲れて帰ると驚きのニュース。

中山美穂さんの訃報。

 

 
 
突然の訃報続きの今年。ダメ押しのような気持ちの重さ。
 
特別大ファン…という訳ではなかった。けれど、ものすごーくショック。
なぜなら、同い年だから。
 
中高生時代のトッブアイドルはみんな少し年上だった。
その後、何人か現れた同い年のアイドルの中でも、彼女はキュートさがありつつ大人っぽくて色っぽくて、どこかクールな存在。
歳を重ねて、女優として作品に恵まれ、大人の女性へ進化していく過程が、ちょっと目が離せない存在だった。
 
一時期、パリに移住して、芸能活動を休止していたけれど、その時代の経験も糧になったのかな。
50歳を過ぎると、生きる目標、意欲のようなものが低下していく年代。そんな中でも、アイドル時代よりもどん欲に、エネルギッシュな活躍ぶりがどこか羨ましくもあり、同い年の憧れの存在、これからの生き方が楽しみな方でした。
 
移住前まで、ホントにいろんな作品に出てましたね。
正直、あまり見てないのだけど、代表作ってどれなんだろう。
「ママはアイドル」「もしも願いが叶うなら」「Love Letter」「逢いたい時にあなたはいない」・・・
一番今見たいのは「眠れぬ森」ですね。評価が高かったのに、当時見てなかったことが惜しまれる。どこかで再放送をしてくれませんか。。
それと、これはもしかしたら彼女の黒歴史かもしれないけど、「セーラー服反逆同盟」という若干「スケバン刑事」に似たような女子高生が活躍する勧善懲悪ドラマがあったんですよ。それを思い出しちゃった。謎の美少女。
そう、こういう若い頃からどことなく「謎めいた役」が似合ってました。

 
それにね、彼女の楽曲、恵まれてたな、と。
どれも好きなんです。
ニュース見てると、どれも覚えてる、歌える曲ばかりが流れてくる。
「派手!」「遠い街のどこかで」「世界中の誰よりきっと」「幸せになるために」「You’re My Only Shinin’ Star」・・
一流の作曲家、アーティストが手掛けて、耳に残る曲ばかり。カラオケでもよく歌ったな。。。デュエットさせられたりしたり
一番好きな曲は「ただ泣きたくなるの」。キーも合わないけど、彼女の曲で一番歌ったかもしれない。
メロディ、歌詞、切ない感じが、彼女の声とマッチして、素敵な曲だった。
実は、スマホのプレイリストに、結構な数の楽曲入れてたんですよね。
 
訃報を伝えるニュースで流れる曲を口ずさんでいたら、泣けてきた。
同い年の、素敵な女性が突然逝ってしまった。
ライブ活動を積極的に取り組んでいたみたいだったので、身体が疲れちゃってたのかな。もっとやりたいことがあっただろうに…
あまりに若いけれど、ふと、この先こういう話題が増えてくる、そんな歳になってきたのかな、とも思えてきた。


今は、彼女の曲を聴きながら、口ずさみながら、ご冥福をお祈りしたいと思います。
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スケールが違い過ぎる 。

2024-11-24 08:50:39 | 気になる:人

今日で、九州場所も千秋楽。今年の大相撲も終わりです。
上位同士の優勝争い、久しぶりで、盛り上がってますね。

 

そんなさ中、名物解説者だった北の富士さんの訃報が届く。
しばらくお休みされていたので心配してたけど、残念な結果になってしまった。

 

相撲に特別詳しいわけではないけど、場所中はずっと家のテレビがついてたので、見ますよね。地方巡業も観に行って盛り上がったし。
毎日いろんな解説の方が出るけれど、北の富士さんはもう別格
もちろん、現役時代は知らないし、名横綱千代の富士関を育てた、厳しそうな親方・・・のイメージだったのだけど、解説に回ってからは、もう言いたい放題って感じで、面白かったなぁ。
横綱まで上り詰めてるので、力士や取組に対して非常に厳しいけれど、ユーモアにもあふれて、豪快で。
なにより、貫禄があったよね~


舞の海さんとのコンビ?解説も楽しかった。これが一番の場所の楽しみでした。
同調するときもあれば、対立してみたり、逆に問いかけてみたり、問われたことにスルッとかわしてみたり。
余裕というか、ちょっと遊んでる、いたずらっ子みたいな。


訃報に際し、親方の履歴を読んでいたら、もうスケールが違い過ぎて笑っちゃった。
銀座での豪遊、全休したあと海外で遊びまくり・・・
モンゴルの、あの問題児横綱の比じゃなかったわ
それも、今から50年以上も昔。もっとしきたりが厳しい時代に、やりたい放題。当時の横審委員からも資質を問われるという、なかなかの強者でした。
相撲協会を辞めた時の経緯も、いろいろあったことを思い出した。そうそう、トラブルメーカー?とまでは言わないけど。
でも、相撲に関しては真剣そのもの、現役時代も親方になってもとても厳しく取り組んでいたようで。だからこその、あの厳しさ、そして説得力。

ご本人も、「口うるさい厄介者でしょ」と自虐されてたようでしたが、お構いなし。
相撲を愛し、厳しいコメントを言わざるを得ないほど、相撲界の将来をずっと憂いてらした。
現に、圧倒的に強い力士はいない、相撲人口は激減、稽古不足でケガ人続出・・・嘆きたくなりますよね。
休養中も、ずっと歯がゆい思いでご覧になってたはず。。

 

それに、ファッションも素敵でしたね。
場所が見れない日も、相撲協会がSNSにアップしていた、親方の服装を楽しみにしてました。
高そうな、渋い色の紬の着物。粋でしたねぇ。
高級そうなスーツ。
さらには、真っ赤なレザージャケットあれは強烈。そしてよくお似合いでした。なんか、「ボス感」っていうのかな
コロナの時期には、Tシャツも着られてた記憶が。
あの立派な体格ですから、何着ても似合う。




今年に入って、はぎおのツボにはまる人ような、ヤンチャとかダンディな大人の方たちの訃報が続いて残念です。
いわゆる美形で、コメントも全方位的に優等生な人ばかりが正義とされる昨今。あとは、人の裏ばかり暴く勘違いな人たち。なんかつまんない、なんか違う。

私生活がどうあれ、仕事が一流なら別にいいんじゃないですか?自分と直接かかわるわけじゃなし。っていつも思う。
仕事もできないのに、自己主張が強い人、変な正義感を持ち出す人が多すぎて、ウンザリ。

本物の大人って器がデカい、見てる世界が広い。余計なことペラペラ言わない。やはり、経験値、交友関係の広さって、人を豊かにするんでしょうかね。
そして、何かを極める強さ。何を言われても、自分の道を突き進む。そういう人たち。
みんな、自分のためだけではなく、自分の生きてきた世界を、仲間たちを思ってからこそ、時には厳しく、そして優しく温かい。
そんな、一時代を極めた、人生経験豊富な先輩たちがどんどんいなくなっていく。寂しい。本当に寂しい限りです。

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少年であり、大人であり・・・

2024-11-21 08:02:00 | 気になる:人

もうこれ以上、落ち込むような訃報はないでしょ・・・なんて勝手に思ってたけど、残念ながらまた飛び込んできました。

火野正平さん

ニヤッと笑って「ジョークだよ」ってふと出てきそうな、そんな気がしてたけど、(失礼かもしれないけど)カッコいい遺影を見て、事実なんだなって。

 

わたくし、昔から同世代よりも大人の人に憧れる気質でして。
(特に昨今の同世代が、いろいろ残念な人が多くて、さ。)


特に役者さんはそうでした。正平さん(と書かせていただきます)は、まさにその中の一人。

 

若かりし頃は、ワイドショーをにぎわせてた記憶があるけれど、今思うと、逃げも隠れもせず、言い逃れもなく、ぶっきらぼうなようで照れくさそうに対応していたのが思い出されます。

 

若い頃のドラマの中も少し似ていて。
おっちょこちょいで、ヤンチャ。だけど、人懐こくて、ほっておけない、かわいいところもあり。

 

私にとって一番印象的なのは、今でも繰り返し放送している、里見浩太朗さん主演の「長七郎江戸日記」。

いわゆる正統時代劇だけど、正平さん演じる辰三郎がコメディリリーフ的な役で、登場シーンは見ていて楽しかった。
逆に、辰蔵のシリアスな回では、抜群の演技力でその場を持っていくほどの力があったような気がします。


そんなキャラクターのイメージを個人的に一変させたのが、知る人ぞ知る刑事ドラマ
 
 
でした。
明るく楽しいテンションはどこへやら。
いぶし銀の、ボソボソとしゃべる、一癖ある中堅の刑事。
今までとのギャップに驚き!なんかセクシーで、声も渋くてねぇ・・・
で、この役で、見事にハートを射抜かれた感じ
 
明るいのも、真面目なのも、悪役も、一癖も二癖もある役柄。
登場すると目が離せない、そんな存在。
 
 
もちろん、すべて役柄から感じた印象ですが、どれも、正平さんの人柄の一面を垣間見ていたような気がします。
それに、どの役にも、優しさがあり、どこか一本筋が通っている、そんな感じ。
 

近年は、やはり「にっぽん縦断 こころ旅」ですね。
あの、正平さんが、自転車で旅する?! それだけで話題でしたが、お便りをもとに、その場所を訪ねるというコンセプトがとても素敵でした。
「この歳で自転車で旅って!」って愚痴こぼしながら、まじめに取り組まれていた姿。そして、どんな町、どんな人にもすぐ溶け込む人柄。また新たな一面を見た感じ。
最近拝見してなかったものの、ほんのちょっとだけ番組に関わったことがあるので、もう見られないと思うと…
 
そう、あのお歳で自転車で旅してる、元気なイメージだったので、あまりに突然の訃報でした。
 
 

時代劇に欠かせないおひとりでした。
新たに始まった、松本幸四郎さんの「鬼平犯科帳」に欠かせない彦十役で、また違った一面が見られて、これからも期待していたのに・・・・
幸四郎さんも大変落ち込まれていたようで、コメントをとてもつらい気持ちで拝見しました。
 
 
永遠の少年のようで、飄々として、オシャレでダンディな大人の雰囲気を漂わす不思議な人が、風のように去って行った。
らしいといえば、らしいのですが・・・・
西田さんといい、正平さんといい、唯一無二の芝居巧者で、人を惹きつける「人間力」豊かな方たちの訃報が続いて、寂しくなる一方。

ちょうど、時専チャンネルで「長七郎~」が初回から始まったばかり。
ご冥福をお祈りしながら、懐かしく楽しんで拝見したいと思います。
 
 
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広島の顔、あっちゃん 。

2024-11-04 10:00:00 | 気になる:人

全国の方はご存知ないと思うのですが、恐らく30代以上の広島県人で知らない人はいない、いわゆるローカルスターがいます。

西田篤史さん。通称あっちゃん。

昨日、亡くなったというニュースが突然飛び込んできました。

近年は活動を控えていたようでしたが、最近ラジオで復帰されてたし、まさかこんなニュースを聞くとは。
まだ、68歳。

広島人にとっては大切な人なので、書き記したいと思い、記事にしてみました。

あっちゃんは、学生時代から、ラジオのアシスタントとして活躍。
パーソナリティの柏村武昭さん(お笑いマンガ道場の司会でお馴染み?!)によく突っ込まれてたなぁ。
その頃中高生?だったので、そんなラジオを聴きながら一応勉強していたので、思い出が蘇りました。

その後は、フリーでテレビ、ラジオで大活躍。長寿番組も多かった。
本当に、広島に住んでる人にとっては、知らない人はいない、ローカルスターのはしりのおひとり。

人懐こい笑顔が特徴的で、優しくて、明るく楽しい人だった。どの番組でも広島弁。面倒見が良くて、多くの後進を育てた。一方で、社会活動やボランティアに積極的に参加し、優しいけどメッセージ性の強い発言もある、一本筋の通った人だった。

優しい兄貴的存在。ご時世には合わない言葉かもしれないけど、ある意味「男気」のある印象でした。

局アナでも、有名芸能人でもない人が、地方とはいえ、ラジオパーソナリティや、音楽番組、バラエティ、情報番組などのMCを長年務める。当たり前のようで、今考えると、実は先駆者だったな、と思う。それだけ、凄い人。

 

顔も広く、広島にツアーで来られるアーティストや芸能人の方たちとも交流を深められていたようです。
ラジオでも、村下孝蔵さん、浜田省吾さん、吉田拓郎さんやさだまさしさんたちのエピソードを聞いたなぁ。

さださんも、SNSでコメントを出されてました。
そのお話によると、最近はご病気と闘いながらの仕事だったようですが、全くそんな感じは見受けられなかった。
なので、我々にとっては、突然の訃報だったのです。

2年前に、同じく広島のラジオパーソナリティ、一文字弥太郎さんがコロナで亡くなった、という記事を書きました。
あの時と同じくらい、本当に突然。。

病気を悟られないように、懸命に頑張ってきたのかな。

 

訃報が続いています。
思い出の一時代が、また過ぎ去った気持ち。

あっちゃん、お疲れさまでした。
ゆっくり休んでください。
ご冥福をお祈りします。

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辛口コメント 。

2024-10-27 14:57:21 | 気になる:人

ピーコさんが亡くなった。

表舞台?から去ってしばらく経つが、その間も、様々なうわさが絶えず、心配&寂しさを感じていたところの訃報。
残念でならない。

ピーコさんと言えばファッションチェック。
このブログでも、何度かその事に触れている。2012-1 2016-3

どちらも同じことを書いていた。

「オシャレは我慢」

美しくいる、見せるためには多少の我慢が必要と。

そうなんですよね。
最近、その努力を完全に怠っている

 

プロだろうと、素人だろうと、歯に衣着せぬコメントが大好きだった。
それは、おすぎさんも同じ。
映画の評論は厳しかった。師匠筋?の淀川先生の流れを汲んでいる、正直なコメント、という感じでしたね。聞いてて清々しいというか。
おすぎさんは元気でいるのだろうか。

 

実は一度、ピーコさんのシャンソン&トークショーに行ったことがある。
変わらない毒舌はもちろん、病気を経て感じた思いなどなど、人間臭さ、温かさを感じる、とても楽しいショーだった。
シャンソンって「人間性が出る曲」という感じで、歳を重ねるごとに円熟味を増す、という印象ですが、いろんなものを背負って生きてきたピーコさんの歌声は、聴かせる巧さというより、心に響く、という記憶があります。

 

本音を隠し、一見、穏やかで優しいことが美徳とされ、ちょっとでも失敗すると叩かれる世の中。
ネット上で「間違い探し」が正義、みたいな。
本当に生き辛い。

人生をさらけ出し、本音を隠さず、我が道を行く「生きざま」はカッコ良かった。
こういう方たちの方が、人間味があって、本当は優しい人なのだと思うのだけど。

 

どんどん、世の中が淋しく、殺伐としていて、あの世がにぎやかで華やかになってる。そんな寂寥感がつのる昨今。
ご冥福をお祈りします。

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日本エンタメ界の大損失。。

2024-10-17 21:09:34 | 気になる:人

うそやん。。。
西田さん、早すぎるよ。


私自身、この日ちょっと体調悪くて、早退してしばらく休んでたので、夜まで訃報をしらなくて。
今日一番のダメ押し。
思いがあふれて、記事をあげてみました。

 

最近は車いすでのご活躍だったけど、先週も「人生の楽園」でナレーション聞いたばかり。
声は変わらずお元気だったのに。

おそらく日本人のほとんどが知る俳優。バラエティでも大活躍。
このタイトル、大げさじゃないですよね。

 

皆さんもそうだと思いますが、西田さんといえば!という作品がそれぞれあると思います。
最近だと「ドクターX」「釣りバカ日誌」だと思いますが、昭和世代の私にとってはやっぱり

「池中玄太80キロ」「西遊記

「池中~」に関しては、人の感情「喜怒哀楽」が全て感じられる、情熱、愛情のこもったドラマだった。ほぼアドリブと思われるセリフのやり取り。
子どもながらに、なんと面白いおっちゃん(たち)なんだろうと。
長門裕之さんや三浦洋一さんたちとの本気?アドリブ?情熱のぶつかり合いが懐かしい。大喧嘩なんだけど、なんか見ていて楽しくて。子ども心に、仕事ってあんな感じなのかなって。(もちろんオーバーでしたが)
令和の時代、ああいう番組アウトなのかなぁ。本当に「見たいなぁ」と願ってたところだったんです。

日テレさん。
昭和の名作をほとんど再放送しなくなりましたね。
CSじゃなければBSでも、ネットでもいいので、どこかで放送枠を作ってくださいよ。。。
今はアウトかもしれないけど、実際に、ああいう情熱的な時代が存在したんだから。

 

半面「西遊記」はOKなのね。あれは、ほぼ漫画でしたよね。今見ても笑える。美形の三蔵法師も、ひねくれた沙悟浄も、飄々としたお馬さんも、そして二人のおとぼけ猪八戒も、みんな天竺に行ってしまった。一人残されたヤンチャでオシャレな孫悟空がさびしがってます😭

 

 

そして、シリアスな面では

大河ドラマ
翔ぶが如く」「山河燃ゆ」「武田信玄」
「淋しいのはお前だけじゃない」
などなど。(渋いですか?)
どれもも結構なシリアス路線で、上に書いたような作品で見せる表情とは全く異なる豹変ぶり。
鳥肌が立つほど鋭い表情に、この人は本物の「役者」さんだな、と。

ニュースでの報道見てると、あれも、これも、忘れてる作品が山ほど。「特捜最前線」「白い巨塔」「葵 徳川三代」…どの作品思い出しても、全く違う顔。

井筒監督の「ゲロッパ!」見に行って、映画館でお腹よじれるほど笑ったなぁ。

 

主役はもちろん、脇でも際立つ存在感。
唯一無二の存在。
今でこそホンワカイメージだけど、昔はギラギラしてましたね~
セリフもアドリブなのか脚本どおりなのか。自由奔放だけど繊細な印象。
青年座ご出身で、新劇やミュージカルでもご活躍。舞台での姿も拝見したかったな。

人を楽しませるのが本当に好きそうで、バラエティなどで登場するだけで安心感と笑顔が出る、そんな方。
長年「探偵ナイトスクープ」では、局長として表情豊かに番組を見守ってくれました。


若かりし頃、松崎しげるさんと飲み屋で即興ライブをしていた話も、何度聞いても楽しくて。
本当にノリの良い方でした。

 

 

まだまだ書ききれない。
というか、頭が整理できてない。
あのホンワカした声と、にこやかな笑顔、そして豹変するお芝居。。見られないなんて、本当に信じられない。
というか、こんな記事上げてることが、まだ信じられない。

青年座入団が、なんと私の生まれ年。同じ年月、ずっと演劇に、エンタメに心血を注いで、生涯現役のまま。。

 

今BS11で、「いごごち満点」という、昭和のドラマを放送中。
全く未見で、西田さんをはじめ出演者がすっごい興味深々だったので、録画してて一気見しよう!と思ってたところでした。
この番組にご出演の赤塚真人さんも先日ご逝去。そして西田さんまで・・・。
見たら感想を書きます。


録りためたもので、いつでも懐かしむこともできるけど。
この方は、それだけでは収まらない。
あー本当に寂しい。
個性の塊、エンタメ界の宝がいなくなってしまった。大損失ですよ。

可能な限り(特に若いころ)数多くの作品の再放送を希望します。


一視聴者でも大きな喪失感。
共演者、スタッフなど一度でも関わった方たちにとっては、もっともっと大きな存在で、喪失感も半端ではないことでしょう。

劇団の先輩、北村総一朗さんのブログがとても染みました。

 


文章も気持ちもまとまらないけど。。。
今までありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りします。。。。。

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遺産 。

2024-05-23 08:15:00 | 気になる:人
訃報が続きました。ため息しか出ません。
 
中尾彬さん。
突然の訃報に驚きました。ただ、早々に終活を終えられ、CM以外のお仕事は控えていたのかな?最近のお姿は拝見していなかったので、心配はしていたのですが・・・
大きな目に恰幅のある体格、そして、超低音ボイス。さらにはねじねじマフラー(笑)一度見たら忘れられない役者さんでした。
私にとっては、「暴れん坊将軍」の尾張宗春公かな。完全なる「敵キャラ」に徹し、若い吉宗=松平健さんを引き立てるような、本当に嫌な役柄を見事に演じられてました。
様々な作品で圧倒的存在感を示す一方で、バラエティではいたずらっ子のような笑顔を見せてくれ、江守徹さんとのコンビ?単に大の大人(しかも名優同士)がもめてるだけなのに、どれだけ笑わせてもらったか。
美術・芸術にも造詣が深く、画家、コレクターとしてもご活躍
情報番組では歯に衣着せぬコメントでピリッと番組をキリッと引き締め。
粋で、ダンディで、知的で、芯が強くて、ユーモアがあって、どこか可愛くて。いろんな顔で楽しませていただきました。
あー寂しい。今頃は日活や劇団民芸の先輩たちに会えてるでしょうか。
いろんな作品で、お顔を拝見したいと思います。とりあえずは「暴れん坊将軍」かな。
 
 
 
 
そして、キダ・タローさん
独特な風貌と、自称(笑)5000曲以上を作曲したという、まさに「浪速のモーツァルト」。
作品もさることながら、軽妙なおしゃべりで随分楽しませていただきました。
 
「探偵ナイトスクープ」の最高顧問として、何度出演されてたかなぁ。
調査結果に褒めたり怒ったり、ド直球なコメントで、笑わせてもらいました。
きっと努力もされてたと思うけど、そういうところを感じさせず、自信に満ちた天才肌、裏表のない、正直な人という感じで、大好きでした。
 
ストレートにものを言うことが昨今敬遠されがちですが、中尾さん、そしてキダさんのような、ああいう「個性の塊」みたいな方がどんどんいなくなることは、本当に寂しい限り。
 
今、頭の中はず~っと、「かに道楽」のCMソング。
しばらくは、先生が残した「遺産」とともに、あの笑顔と辛口トークを思い出す日々が続くと思います。
 
 
 
 

最後に、脚本家の小山内美江子さん。

個人的には、以前も書きましたが、司馬遼太郎さんの原作を、ドラマティックな世界観で描いた大河ドラマ「翔ぶが如く」がとても印象的。
 
ただ、一番有名な作品は「3年B組金八先生」ですよね。
それまでの友情、青春ものとは全く別の、社会的テーマがメインの学園ドラマ。
 
13年前、ファイナルを迎えたときに記事を書いてました。

 
第一、第二シリーズが超有名で、今でも語り継がれるほどですね。
正直、世代ではなかったし、「太陽にほえろ!」ファンなので、後から再放送で見ました。腐ったミカンで有名な第二シリーズは、あまり見てないんです。
とは言え、リアル、再放送で、恐らく全シリーズかいつまんで見てますが、第一シリーズとともに印象的に残ってるのは、第六シリーズ。
風間俊介さんを強烈に印象づけた、あの作品。
 
CSでたまに再放送してますが、今見ても、内容が古くない、と思う。
 
優等生の裏の顔と家庭環境
時代の変化と教育現場の変化
インターネットの活用
罪を犯した同級生に対する動揺、葛藤
 
こんな感じ?
 
真っすぐだった初期と違って、子どもたちも知恵が回って裏で暗躍するところが違うのかもしれないけど、昔よりも繊細なのかもしれない。
優等生と、裏番長の顔、そして仲間が去って追い詰められた心情。そういう微妙な部分を、当時無名だった風間さんが絶妙に演じていて、それからすぐに彼を覚えてしまった。
 
私には今の教育現場を知る由もないので、一概には言えませんが、 20年経っても古臭く感じないのは、あまり変わってない、むしろ悪くなってる、と思えたからかもしれないな、と。
悩みや葛藤、争いはありつつ、ドラマなのでハッピーエンドのなるのが救いですが、現実はならないことが、多い。
 
ドラマ名物、金八先生をはじめとする先生たちの熱量ある指導と生徒たちの対立、先生同士の教育に対するディスカッションなどなど、当時、良くしようと思って行われていることも、今ではほとんど「ハラスメント」で片付けられそうで。
 
昭和の人間なので、どちらかと言えば、違うことは違う、とハッキリ言ってもらいたいし、強いリーダーシップを持った人について行きたいタイプなのですが、今は回りくどく、優しく諭されることが増えてきた。そして、いわゆる「事なかれ主義」で終了。それって、いい事なのかなぁ。
「優しい」=「いい人」みたいな。よく分からないけど。

決してスーパーマンじゃないところが魅力の金八っつぁん(笑)
ただ、彼のように人間力・情熱のある人がいなくなってきたから、国力も下がるんじゃないですか(な~んて)
 
今見ても、いろいろと考えさせられるシリーズだと思ってます。
 
その後、何本かシリーズは続きますが、ちょっとやりすぎじゃない?と思ってたら、小山内さんもそのお考えだったようで、降板されてたんですね。思いが深いだけに、制作側との思いの乖離が大きかったのかな?
でも、どのシリーズも、「先見の明」というか、扱う話題が時代を先駆けてたような気がします。そういうところで、シリーズごとに話題になったのかもしれませんね。
 
 
晩年、海外でのボランティア活動をされてたことも、いつだったか拝見してました。
信念の人。そういう印象です。
 
ちなみに、ご子息の利重剛さん、一見朴訥とした感じだけど、カメレオン的で好きな役者さんです。
 
また一人、骨のある昭和の脚本家がいなくなってしまった。
 
 
三人三様。どの方も、本当に残念です。
ただ、作品という「遺産」は残るので、拝見・拝聴しながらご冥福を祈りたいと思います。
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さよなら、ムスカ 。

2024-03-25 08:07:00 | 気になる:人

寺田農さんが亡くなった。
ちょっと今年は本当に訃報が多くないですかね。

 
 
時代劇、刑事もの、サスペンス、再放送ばかり見てるけど、まぁ、必ずと言っていいほど登場します。
いい意味で仕事を選ばない、楽しんで演じられてたのかな?
 
あの独特で眼光鋭い顔立ちから、悪役の印象が強いけど、コメディタッチな感じも魅力的でした。
登場すると「この人何かありそう」って思わせる存在。ほとんどなかったけど、普通の人で終わったら、ちょっと残念だったり
そういう人に、魅力を感じる私
歳を重ねるにつれ、良いおじいちゃん役でも多く拝見。
先日見終わった「大岡越前」にもご出演。そういえば、今思えばちょっとお痩せになってました。東山シリーズでの登場人物の最古参。寺田さんが亡くなって、完全に一区切り、となってしまった。
 
 
文学座養成所の第一期生だそうで。
同期には、樹木希林さん、北村総一朗さん、橋爪功さん、そして岸田森さんなどなど。
名前聞いただけでも個性的な面々。
北村さんのブログを拝見すると、その同期の中でも一番の若手で、皆さんその後の道は違っても、同期会には必ず出席されていたとか。大変惜しまれてました。

同期のお名前を拝見した時、皆さんちょっと「遅咲き」の印象が強い中、寺田さんは50年以上前の番組を見ても、結構目立つ役でご出演されてて、出世株だったのかな?と。
 
 
 
寺田さんといえば、ちょっとドスの利いた、独特の声。
どことなく色気があって、かつ明瞭で。
 
洋画の吹き替えはもちろん、ナレーションが多かったけど、やはり、かつてアニメファンだった私にとっては

「天空の城ラピュタ」のムスカ
 
 
スタジオジブリHPからお借りしました。

宮崎作品で、あれが一番好きだった。
 
あの、憎々しい敵キャラがいなくては、あの映画は成り立たなかった。
どことなく、ご本人とお顔が似てる気がするって、ずっと思ってます。
インタビューで、監督と揉めたというエピソードが、なんかお互い譲らない感じが想像できて、笑っちゃいました。
(2022.11インタビュー記事)
自分が好きでない作品が、人々から強い印象を持たれるって不思議。

あの作品、声優専門以外の、寺田さんや初井言榮さんなど、役者さんとしてご活躍の方たちのキャスティングがバッチリはまってたので、違和感なくてとても好きなんです。(それ以降はどうも。。。。
 
前述のインタビュー記事を読んでると、やはり、一本筋が通ってて、ブレがない。結構独特の感性で、我が道を行く、という印象。
バラエティやトーク番組で拝見してても、そうでした。それが、最後までお仕事が途切れず、現役を貫けた秘訣なのかもしれない。
 
 
 
映像が残る役者さん達って、訃報を聞いても実感しないのです。
いつまでも見ていられるから。
でも、また一人、ギラギラした個性の塊のような方が芸能界からいなくなってしまった。
ますます、ドラマ離れが進みそうで、寂しい限りです。
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奇跡のマッチング 。

2024-03-12 10:05:00 | 気になる:人

TARAKOさんの訃報。
先日の鳥山先生に続き、驚いている。
いや、本当に言葉が出ない。

その日の朝、たまたまX見たら、フォローしてるベテラン声優さんが訃報を投稿されてた。でも、ニュースで流れてこない。デマ?!そんな淡い期待も、午後には打ち消された。

 

最近の楽しみはラジオ、と先日書きました。
いろんな番組を探しては、お気に入りに登録する日々。
その一つに、ポッドキャストで見つけた、2年前に終了した戸田恵子さんのラジオ番組があります。
番組終了の2,3年前に、TARAKOさんがご出演されていた回を、偶然にもつい先日聞いて、とても楽しかった。
声のコンプレックス、下積み時代、「まる子」との出会い、長寿番組への想い・・・
戸田さんを、声優時代のニックネーム「グリコさん」と呼んでいたのがとても懐かしく、声優ファンだった昔を思い出させてくれて、嬉しかったのに。

 


おなじみのチラシです。

 

やはり、「ちびまる子ちゃん」との出会いは大きかったようですね。
TARAKOさんの、どこかひねくれた感じの、唯一無二の声がなかったら、あのマッチングがなかったら、あそこまでヒット、長寿番組にはなってなかった気がする。。さくら先生と声が似ていた、ということが決め手だったみたいですね。きっと、人物像も似ていたのかもしれない。
他の作品にもご出演されてましたが、あの作品でジャンプアップ、という感じでした。
戸田さんも「アンパンマン」という、長寿作品にご出演されていて、お互い、作品の世界観・キャラクターを大事に、そして、出演者を家族のように思っている、という共通点も語ってました。

 

過去の番組とはいえ、お二人の楽しそうなトークを聞いたばかりだったので、余計にショックでした。

 

長寿番組故に、出演者や関係者が亡くなる、という経験も、お二人にはありました。
まさか、主人公を演じたそのご本人が、突然亡くなるとは。

 

流石に最近は見ていなかったけど、番組開始当初は楽しみにしてました。
大好きだった富山敬さんが、ついにおじいちゃん役か・・・という違う意味での楽しみもあって。

 

リメイクとか、世代交代とか、以前に書いたことがあります。
もちろん、作品を後世まで残していくためには必要なことだと思いますが、私は古い人間のせいか、同じ作品でも人が変わってしまうと「違う番組」と感じてしまいます。
ルパン三世」がまさにそうでした。
急だったため、仕方なかったし、変わった方にも申し訳ないのだけど、やはり「お芝居」「持ち味」が違う。
主人公役が亡くなった時点で一旦終了・・・という選択肢があっても良いのではないかと。

 

「ちびまる子ちゃん」は、ルパン以上に、きっと誰もが、彼女以外の声を考えられないと思う。
そして、もし、後任が立ったとしても、違和感しかないと思うし、演じる方もきっとしんどいと思う。

 

余談ですが。
2011年、青春きっぷで旅した時、立ち寄った「清水駅」。
今はわからないけど、当時駅構内には、まるちゃん風のイラストがあちこちに。
地元に馴染んでました。
もちろん、そのイラストを見て思い浮かぶのは、TARAKOさんの声・・・

 

突然すぎて、誰もが受け止められないけれど、誰もが納得する形になればいいな。

 

まずは、TARAKOさん、今までありがとう。
そして、おじいちゃん役のお二人と、お姉ちゃん、そしてさくらももこ先生・・・天国で出会ってるかな。
心よりご冥福をお祈りします。

 

 

2024年はまだ3月。
それにしても、突然の、残念な訃報が多すぎて、気持ちが落ちつかない。

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また思い出の一コマが…

2024-03-09 00:23:00 | 気になる:人

昼休憩にニュース見て、衝撃でまた声が出てしまった。

 
鳥山明先生。
まだ若いよね?
 
中学生の頃だったか、初めて全巻集めたマンガが、Dr.スランプ
あんな、くだらない(誉め言葉)、だけど面白いマンガなかったなぁ。
なんだろう、ブラックユーモアたっぷりなんだけど、やはり完成度の高い画力に惹き付けられたのかな?細部までこだわってましたよね。メカのこだわりは、手書きとは思えないほど緻密。キャラクターデザインも独特。
当時の編集者を悪役にするなんて、若手作家のうさバラシだったのかな?なんて。
 
正直、ストーリーを思い出せない😁
でも今、猛烈に読みたくなった。
家の中、思い当たる場所を探したけど、出てこなかった・・・多分、売っちゃったのね
 
 
ドラゴンボール
私は、天下一武道会で終わった😁
でも、未だに新作が続いて、世界でも大ヒット、知らない人はいない程の知名度。
 
アニメでは、レジェンド野沢雅子さんが3役演じていて、他のキャラも、個々が主演クラスの名優たちが演じている。制作側のそういうこだわり、そしてストーリー展開とキャラクターで、日本を代表するアニメに。
 
彼に影響を受けた多くの漫画家たちが、コメントを寄せられてましたね。
同時期にジャンプで連載されていた、懐かしい方たちのお名前も拝見しました。
 
もちろん皆さん、讃える内容のコメントでしたが、1番印象的だったのは、キン肉マンでお馴染み、ゆでたまご先生のコメント。
当時、先に売れっ子になった鳥山さんに妬みも生まれて、バチバチの関係だった、と。
 
当時のジャンプって、「友情・仲間」をテーマとしたヒット作を数多く掲載し、ぶっちぎりの人気雑誌だったけど、マンガ家さんたちは、読者の期待、編集者の要望、ライバルとの競争。ダメならすぐ打ち切り。とても過酷な日々だったと聞いた事があります。
ゆでたまご先生のストレートなコメントを読み、そんな当時の、活気に充ちていた時代が蘇ってきました。
 
鳥山先生も、ライバルたちと競い合い、期待に応えるべく、楽しくワクワクするストーリー展開を考えてくださっていたんだろうな、と。
 
年配の方達は、ご存知ない方も多いかもしれないけど、多分50代以下にとっては、衝撃のニュースです。そして、海外からの反応の多さに、とても驚いています。特に、ドラゴンボールは、「日本のマンガ・アニメ」を世界中に広めた作品の代表ですもんね。やはり、良い作品は国境を超えるんですね。
 
 
また、青春の一コマが欠けてしまったようで、残念です。
今まで、本当にありがとうございました。
 
私はいま、アラレちゃんの底抜けな明るさが見たいな…
笑顔になるために、必要だから。
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大人の女優 。

2024-02-23 11:52:26 | 気になる:人

何でしょう、こんなに訃報が相次ぐ事、ありますかね。

驚きました。山本陽子さん。

つい先日、高橋英樹さんと「徹子の部屋」にご出演されてましたよね?
相変わらず、溌剌とされていたようで、今回のことは本当に急なことだったようです。

八代亜紀さんと言い、山本さんと言い、病気とは無縁、いつも健康で、お元気な印象な方の突然の訃報を聞くと、とても残念な気持ちになります。

 

何度も書いていますが、有名無名にかかわらず、凛とした、誰にも媚びない、一本筋の通った女性に憧れます。
ま、すべて自分にないものですから

役者さんでいうと、私にとっての憧れの一人は、奈良岡朋子さんでした。一生現役、生涯役者を貫いた方。
かつては、山岡久乃さん、杉村春子さん、藤村志保さん、岡田茉莉子さん、野際陽子さん、加賀まりこ、梶芽衣子さんさん・・・などなど、そういう方たちが、綺羅星のごとく、映像や舞台で活躍されてました。登場すると、ちょっと画面が引き締まる存在。好きなんでしょうねぇ。出演されてる番組を見ると、ついつい見入ってしまいます。

男性の役者さんも、誰にでもいい人より、本音で生きるちょっと尖った、いわゆる「チョイ悪」みたいな方たちに惹かれますよねぇ。
実は、テレビでいい人そうに見えてる役者さんやお笑いの方たちも、本音は結構お口悪かったりしますよね

 

また話が逸れましたが
山本さんって、そういう凛とした方のイメージ。先ほど掲出した方たちの中にもちろん入る、憧れの人のおひとり。
お着物のイメージが強いけれど、歳を重ねても年中ヒールで通したという、常に「観られてる意識」の強い方だったそうで。
そういう「プロ意識」の高い方、見ていてわかります。
車も大好きで、女優さんで初めてポルシェに乗ったとか。あの当時としては、結構色々言われたと思うけど、自分の好きなことを曲げない。そういうところもカッコ良すぎる。

艶っぽい声と、仕草。
品のある佇まい。
どこか、知的なイメージ。
人の評価を気にしない。
裏表のない、サバサバっとした性格。(多分)

本音を素直に語ったり、年下に気を遣わないと叩かれる世の中。
ああいう生き方の、最後の世代だったかもしれないなぁ。


芸能界に入る前、日本で有数の証券会社に勤務し、優秀な成績を収めていたのだとか。
芸能界への憧れはなかったと聞いたことがありますが、社会人としてもやはり、「人とは違う何か」を持ってらしたのでしょうか。


社会人、芸能界、全ての経験が、あの佇まいを生み出してたのでしょうか。

 

いろんな作品にご出演されてましたが、私は

付き馬屋おえん事件帳

という時代劇が好きでした。
いわゆる、「仕事人」的なドラマでしたが、こちらも大好きだった山城新伍さんとの共演が素敵でねぇ・・・
もう、セリフのやりとり、仕草、表情・・・「大人の世界」なんですよ。
今考えると、お二人とも50代だったと思うのですが、今そんな存在、いないなぁ。

 

 

あまりに突然すぎて、なんか上手く表現できないけれど、とにかく憧れの方がまた一人いなくなってしまって、本当に残念で仕方ない。
心よりご冥福をお祈りします。

ぜひ、「付き馬屋~」CSさん放送お願いします!

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直感で動く 。

2024-01-14 09:23:00 | 気になる:人

以前、ポッドキャストからラジオを聞くことが増えた、という記事を書きました。
ラジオでも、「ザッピング」をする癖がついているみたいでいろいろ検索してみると、見つけちゃいました。

「木梨の会」

とんねるずののりさん、こと木梨さんが、土曜の朝6時からラジオをやってるそうで。
母からそういう番組があることは聞いてはいましたが、実際聞いてみると・・・まぁ朝から、テレビのとおりのテンションの高さと自由さで、笑えるやら、呆れるやら。
でも、昔から変わらないパワフルさから、活力をもらえそうです。(リアタイで聞いたら、元気でそうです💪)

 

変わらないのりさんの、「やりたい放題」感。
最近、ああいう方、少なくなりました。

「予定調和」じゃない笑いとか、ハプニング、好きですねぇ


今思いつくお笑いの方だと・・・

のりさん、さんまさん、ダウンタウン浜ちゃん

あたりかな。(あくまで個人的な感想です)

 

でも、それ以上に、人の顔色とか、場の空気を読むのではなく、自分の直感で空気感を作る、感性で動く人達。
だから、周りの反応含め、刺激的で面白い。
唯一無二の彼らの笑い、いい歳なのに…と呆れちゃうけど好きだなぁ。
 
 

一見自由人のようで、本当は計算されているのかも。それがあっての、笑い。絶妙な加減ですね。
そして、あまり世論を気にしない、ブレない芯の強さ。


もちろん、稽古を重ねて段取りをきちんと踏んだ、計算されつくした笑いも好きです。

 
もっと先輩の漫才師や喜劇の方も、そんな稽古を重ねた上で、自由な雰囲気を醸し出してました。ミスも笑いに変える余裕というか。
やっぱ、芸能に携わる人って、感性、直感、臨機応変が大事だよねぇ。
 
 

ただ最近やはり、決められた枠からはみ出すと叩く、「出る杭は打たれる」傾向が強くなってきました。
若い世代が枠にとらわれてる?いや、中年世代も画一的になってきてるのかな。
一度失敗したら人生終わり、みたいな。
M-1などのコンテストの影響力が大きいのかな?
 
優勝しても、全員が活躍しているわけでもないし、敗退しても大人気になる人も。
 
何が正解か、不正解か。
よくわからないですが。

やっぱ、SNSの普及が大きいのかなぁ。
現実の周囲はともかく、顔も知らない他人の評価ばかり気にしてたら、心が壊れるのは当然。
生き辛い世の中です。
 
 
話は全く変わりますが。
私もかつて「石橋を叩いて渡る」タイプでした。
今も基本的にはそうだけど、年々せっかちになってるのか、「まずはやってみる」「直感で動く」という方向に向きつつあります。

いや、昔からビビりなくせに、直感で動いてたかな?
買い物も、迷って迷って買ったものって、あまり使わない、もしくは後悔するパターン。直感で手に入れたものは、意外と重宝。
思い付きで旅に出る・・・とか。
後のことを、あまり考えてないのかも。
 
失敗も、ハプニングも経験。
何度も繰り返すのは、懲りてないのか、学びがないのか
だいぶ、図太くなりました。でも、精神力はブレブレ
 

思ったことを、思った時にやらないと。
のりさんたちのように、まさにノリの自由人にはなれませんが
今思えば、直感でガンガン動いてた時の方が、心身ともに元気だったかもしれない。
年齢的に健康にも不安が増えてくるし、できる時にできることを。
年明けから、色んなことを考えさせられることが多かったこともあるし、その思いはますます強くなりそう。
もちろん、人に迷惑はかけない程度に。一瞬は冷静に考えてないと、ね。
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素敵な写真を身近に 。

2024-01-08 09:18:00 | 気になる:人

篠山紀信さんの訃報を聞く。

一度見たら忘れないビジュアル、情熱的でユーモアのあるトーク、そして、多くの話題を集めた作品・・・
なんだか、太陽のような方だった気がします。

 

一度、写真展「写真力」に行ったことがあります。2017.5記事
著名人の写真が主で、その方たちの「新しい表情」を引き出しているようで、さすがだなぁと。(素人目ですが)

東北の震災後を捉えたものもありました。
写り込んだ人々の表情から、気持ちが伝わってくるようで。

まさに「写真の力」というものを感じた記憶があります。

 

私的には、宝塚の写真誌「グラフ」の表紙やグラビアで楽しませていただきました。
舞台では見れないような素敵な表情、力の抜けた笑顔。まるで、モデルのような感じ。
やはり、本人も気づかない内面を引き出す力が写真家なのかな、なんて。
篠山さんが手掛けてから、「劇団新時代」という印象を受けました。
 
歌舞伎の「演劇界」でも、素敵な場面や表情の数々を撮影され、舞台を目の前で見てるような迫力を感じました。
 
芸術作品は、文字ではなかなか上手く表現できないけど。
どちらも、専門誌で知らず知らずのうちに、一流の芸術作品に触れていたんだな、と改めて思います。
 
特に宝塚は、安価の雑誌にも関わらず、かつては秋山庄太郎さん、篠山さん、近年ではレスリー・キーさん、下村一喜さん等など、巨匠・時代の寵児達が手がけてくれました。
今となっては、感謝ですね。
歴史が長い分、これまで蓄積してきた問題が今噴出していますが、それだけのビッグネームが毎月参加してくれるというのは、少なからず劇団の努力と信頼があったと言えるような気がします。
 

話がまた逸れましたが。
一時代を築いた、太陽のような方が鬼籍に入られた。
年明け早々、残念な話題が続きますが・・・・
押し入れの奥に眠っている、宝塚や歌舞伎の雑誌を引っ張り出しながら、ご冥福を祈りたいと思います。
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脚本家・演出家の手腕 。

2023-12-11 08:19:00 | 気になる:人

脚本家、山田太一さんが亡くなった。

正直、代表作とされる「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」は、きちんと見ていません。
チラ見とか、中井貴一さん、柳沢慎吾さんなどのエピソードトークから、何となくストーリーをしている程度。

私がとても好きだったのは、

「男たちの旅路」
「シャツの店」
「高原へいらっしゃい」

など、70~80年代の、不器用な男たちの奮闘、もしくは日常を描いたドラマ。

大河ドラマ「獅子の時代」
も、幕末期のオリジナル作品で、無名(架空)の主人公たちの奮闘、葛藤の熱量に圧倒された。
主演の菅原文太さん、加藤剛さんの熱演もあり、いわゆる一般的な「幕末もの」とは一線を画す、印象的な作品でした。

 

といっても、「シャツの店」以外は、BSやCSでの全部後追い。
古いけれど、「古臭い」とは思わない、どれも見ごたえのある作品だった。

テンポの良さや謎解きとは無縁。
ごく普通の人物の心情を丹念に描かれ、かつ世相を反映した、「ながら見」では到底視聴は無理な作品。(なんでもそうだけど
といいますか、「ながら見」にさせない力強さ、反骨精神があって、見始めると手が止まる。食い入るように見てしまう。そんな作品の数々・・・(な~んて偉そうに😁)

 

山田さんの作品の一覧を見ていると、単発ものを結構見ていました。
それも、主演が鶴田浩二さん、高倉健さん、山崎努さん、緒形拳さん、渡哲也さん・・・いわゆるいぶし銀の「映画スター」が主演されてるものばかり。なぜだろう。完全に私の趣味

山田さんの脚本に絶対的信頼を寄せていた、山崎努さんの談話が新聞で紹介されていて、とても印象的だった言葉。(曖昧な記憶ですが)

「脚本は素晴らしいのに、演出・演者によってドラマが全くつまらないものになった。申し訳なかった」

どの作品かはわかりませんが、そういうジレンマ、あるのかもしれませんね。


山崎さんも、中井貴一さんも言われてましたが、山田さんの信念は「セリフは一言一句変えてはならない」とのこと。
橋田壽賀子さんもそうでした。
自分の手を離れたら、あとは自由に、という方もいるみたいなので、どちらが良いとか悪いとかわかりませんが、それは、想像を膨らませ、世界観を絞り出して作った作家としては、変えられるのが許せないのもわかる気がします。

活字上はいい作品なのに、でき上ったドラマがヨロシクないって、ね。

 

演者の力量もあると思いますが、演出・監督の手腕も大きいんですね。

 
 
映画などは、特に「名匠」「巨匠」と呼ばれるような「監督」の作品、というイメージが強かったのですが、やはり、ストーリー、そしてセリフ、脚本って大事ですよね。それをどう表現するか。
黒沢監督や市川崑監督などは、確か脚本にも携わっていましたよね。
 
エンタメって総合芸術だから、「脚本」はもちろんのこと、「衣装」「セット」「音楽」「演者」どれが欠けても成立しない。
でも、演出家・監督の手腕も大きいし、「演者」の力量も重要。
最近、特に感じます。
特に、「原作もの」の場合、「上手くアレンジしたな」と思うものもあれば「別物」だったり「あえてやらなくてもよかったのでは?」と思えたり。
 
そういえば、ハリウッドの名作「グランドホテル」。演出が全く異なる二つの舞台を見たことがあります。以前、リメイクや再演などについての記事(2020.2)で、その時も書いたのですが、演者はともかく、演出が違うと、こうも印象が変わるのか!と感じたことを思い出しました。
 
きっと、現場でも山崎さんのように「本は面白いのに」・・・とジレンマを感じることがあるのかも。
逆に、本はイマイチでも、演者の力によって、面白く仕上がるものもあるかもしないけど。
 
舞台も、撮影現場も、今は「効率重視」という感じのようで。
やはり「長時間労働」にならないよう、気を付けているのでしょうし、長くやったからと言っていいものができるとは限らないけど。
エンタメ現場もどこか「事務的」になってる部分があるのかな?
などと感じたり。
 
 
だいぶ余談になりましたが。
また一人、名脚本家さんがこの世を去ってしまった。
今年はなんだか寂しい、残念な話題が多すぎる。
 
今、無性に「男たちの旅路」と「獅子の時代」が見たくなった。
きっとCSでは「ふぞろい~」シリーズを放送してくれる(希望的観測)ことでしょう。その時は、ぜひ拝見したいです。
 
作品を見ながら、ご冥福を祈りたいと思います。
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「弁護士ペリーメイスン」 。

2023-12-07 08:16:00 | 気になる:人

鈴木瑞穂さんの訃報を聞く。
と言っても、あまりご存知の方も少ないのかな。
最近お姿を拝見していなかったので、大往生とはいえ、また一人、昭和の名優がいなくなることが淋しいです。

舞台を拝見したことは残念ながらないのですが、テレビでは「社長」「政治家」という貫禄のある存在。
ハッキリとした口跡、説得力と重厚感のある声でのナレーションがとても好きでした。


吹き替えでもご活躍でしたね。
一声聞けばわかる、そんな存在。
 
鈴木さんと言えば、私は
 
 
ですかね。
NHKで、欧米のドラマが花盛りだった頃、例にもれずこの作品も夢中になりました。
 
詳しいストーリーは覚えてないのですが、今、重厚感のあるムーディなジャズっぽいテーマ曲がグルグル回ってます
 
「刑事コロンボ」など、刑事物やアクションものはたくさん見てきましたが、弁護士が主人公の法廷ものって、当時アメリカでも珍しかったのでは?結構真剣に見てた気がします。
それに加え、主演のレイモンド・バーさん、眼光鋭く、一度見たら忘れないほど印象的で、説得力があるのです。

 
 SUPERDRAMA TV HPより
 
私が見てたのは、おそらく晩年の、貫禄のある時代だったようですが、若い頃からこの役を長年演じられてたそうで。
調べてみると、いろんな方が吹き替えを担当されてみたいで、他の方でも見てみたい気もするけど。
鈴木さんの声ではまっちゃったから、ちょっと遠慮しておこう。。
 

最近、夜、特に週末。見たい作品がないんですよね。バラエティとかはもういいかな。ドラマも、「謎解き」とかで見る側が頭を使う作品より、リラックスしながらついついくぎ付けになってしまうような渋い大人のものを見たいんですけどね。
なので、ついつい、CSやBSに走っちゃう。
 
 
 
「ペリーメイスン」残念ながら、今放送されてる局がないようなのですが、今、たまらなく見たい。もちろん、鈴木さんの声で。
NHKさん、ぜひ再放送お願いします!
 
そして、心よりご冥福をお祈りします。
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