はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

このブログについて

ようこそいらっしゃいました !(^^)!
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。

鬼が笑う?来年の観劇希望作品!

2024-11-14 08:56:00 | 記録:観劇

来年の話をすると「鬼が笑う」と言いますが、もう11月も半ばだから。
すでに発表されてる公演、地元(近く)に来るじゃないですか!
自分自身が来年どうなってるかわからないし、チケットもゲットできるかどうかわからない。
けど、コロナ乗り切った時のように、「行きたい」意欲を持って日々生活する大切さは大事ですよね?

 

屋根の上のヴァイオリン弾き

来るんですよ、いつも飛ばされる広島に!
少し前の東宝系の大作ミュージカル、生とか映像とかで割と見てる方なんですが、「屋根~」と「ラ・マンチャの男」は残念ながらその機会はなかった。
それが、見られるチャンス!
内容は・・・暗いという印象なのですが(薄くてゴメンナサイ)、市ちゃんをまた生で味わえる機会、そうそうないかもしれない。
そう思ったら、今からワクワクしちゃって。
来年の5月か6月、だそうで、それこそ先過ぎてわからないけど何とかして見に行きたい。


 

東京サンシャインボーイズの復活公演。

『蒙古が襲来』

三谷幸喜が「東京サンシャインボーイズ」復活宣言!馴染み俳優陣と30年ぶりの新作発表(2024年7月12日)

メンバーの梶原善さんご出身地、岡山でも公演があるんですよ!
正直、劇団の活動休止の頃は、まだ演劇のこと知らなくて、サンシャインボーイズの作品もちゃんと見たことがなかった。
劇団メンバーも数人は知ってたけど、今回の発表で、あの人も、この人もここ出身だったんだ!と改めて知りました。
これこそプラチナチケットになりそうだけど、チャンスがあれば、今回こそは生で、遠出してでも見たいですよねぇ。

 

来年まで、まだ先は長いなぁ・・・と思って、近々で何かしら公演ないかな?と検索してみたら・・・

M&Oplaysプロデュース『峠の我が家』

ちょっと興味あったけど、忙しくて見過ごしてたら、12月の公演なのにもう売り切れ。
そりゃあ、演劇興味なくても、出演者だけで行きたくなりますよね。残念。

 

来年のチケット争奪戦、頑張りますか。
それまで、体力・気力を充実させとかなくちゃ

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春風亭一之輔 落語全国ツアー「ドッサリまわるぜ2024」

2024-10-25 08:08:00 | 記録:観劇

落語会、何度か足を運んだことがあります。
覚えているのは、文枝師匠、仁鶴師匠・・・

毎年全国ツアーを開催している、今超売れっ子、春風亭一之輔師匠の落語会。
一度は行ってみたい!と思っていたのが、ようやく実現。
考えてみれば、江戸落語を堪能するの、初めてかも。

あの毒舌家が、まさかの「笑点」レギュラーに。
それだけで驚き!
ということで、恐らく、いつも満席ですけど、今回特にチケット完売が早かった。

ワクワクして劇場へ。

アナウンスで、いつものように注意点を説明された後。
ラフな格好でご本人登場。
雑談のような感じで、注意点の説明。
それがもう、面白い。

内容はもちろんオフレコ。
説明したところで、あの空間の空気感は生まれませんし。
お客さんもノリノリで、なんか楽しかった。

 

演目はコチラ↓

まさかの「芝浜」が聞けるとは!
生でのこの名作を聞けて、嬉しかった。

が、あれだけ注意されたのに、携帯鳴らした人がいて、もうガッカリ。
盛り上がる前だったけど、台無しだよ。
きっと、師匠も怒り心頭だったでしょう。
相変わらず、ビニール袋のクシャクシャした音させたり。。。

なんでなのかなぁ。
先日の亀井さんのピアノリサイタルでは、一切そんな音がなく、緊張感を持って楽しめたのに。
「落語」という娯楽が、そうさせるのか。

 

 

でも、「江戸落語」堪能できました。
やっぱりなんでも「生」はいいよね。
劇場全体の空気感も含めて。

 

また来られた時は、ぜひとも行きます!

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高値だから、敷居が高い 。

2023-11-06 08:18:00 | 記録:観劇
11月・・・ですが、暑いですねぇ。
でも、風は乾いてきて、「芸術の秋」になってきつつあると。
 
 
まだ、劇場へ行く機会はないですが、録画や配信などで、舞台やコンサートを楽しむ機会が増えてきました。

でも、やはり、ライブ感は半減以下かな。
直前の記事でも書きましたが、そこは、その劇場・会場の空気感、お客さんの熱気も含め、「実体験」が感じられないのが、ね。
 
来年あたり、見に行きたいなぁ…と思い、プレイガイドを検索すると、チケット代が値上がり?額が違って、驚き!
そうなのよね、元々ライブって、チケット高いのよねぇ。
 
 
 
昨今、劇場、特に小劇場が閉鎖されているニュースを聞く。
数度しかないですが、数百人規模の劇場で見た時の、熱気、迫力、世界観には圧倒された。
そういう場所が少なくなっているのはとても残念です。
 
 
そういえば、コロナ禍で、結構窮屈な思いをしたひとつが、そういう「エンタメ」でしたね。チケットも高額で、見る人が限られてるから、興味のない人からすれば「敷居が高い」「高尚な世界」だろうから、「不要論」まで沸き起こりそうな雰囲気で。そういう時こそ、必要なのに。

 
演劇、舞台の人達、もっと評価されてもいい、と思っています。
エンタメ、特に舞台系はどうも、一段下に見られてる気がする。
舞台や映画業界で、どんなに魂削って頑張ってても「下積み」と言われる。この言い方が大嫌い。
ベテランの、いい役者さんでも、結局「テレビ」で売れなければ、副業・アルバイトを続けざるを得ないという現状。。どうなんでしょうねぇ。
テレビでも、人当たりが良くて、おしゃべりが上手い人が、売れっ子になる。でも、その全員が「一流」なのかなぁって。もちろん、知名度を上げるには、一番簡単な方法だけど・・・
「その道一筋」の人達が、もっと報われる世の中になるといいなぁ。

欧米では、舞台で活躍している人たち、映像俳優と評価は何ら変わりはない。むしろ、テレビに出る方が下に見られてるのでは?(評価に上下、という表現が適切かどうかはわかりませんが)アジアだって、映画文化の勢いは相変わらず凄いですよね。
外国は、全てにおいてチケットが安いと聞きます。国が文化として評価し、観客も、気軽に楽しんでるからじゃないかなぁ。
日本だって、戦前は「娯楽」として劇場や映画館が活気に満ち溢れてた、と聞きますが。。。「歌舞伎」だって、「クラシック」だって、エンタメ=娯楽なはずなんですよね。もっと敷居を低くしてほしいなぁ。

 
行ったことないけど、アメリカにはブロードウェイ、イギリスにもウエストランドと、「劇場街」があって、一角に数多く劇場が並んでるんですよね。だから、帰りにフラッと立ち寄れそう。休日なら観劇のハシゴもできる。

東京も大阪も、劇場はたくさんありますが、それぞれがとにかく遠かった記憶が。かつて「観劇ツアー」した時に、地下鉄で走り回って大変でした
 
 
海外で高評価の日本のアニメ。
その立役者、今や人気の仕事のひとつ、声優さんたちの状況もなかなか厳しいですね。かつては、改善を求めて、ストライキしたこともあったなぁ。待遇は、今でもあまり変わってないのでは?むしろ人数が増えて、もっと大変なんじゃないかと。
超有名なベテランでも、未だに役を勝ち取るのは、ほとんどオーディションだとか。
まぁ、これが本来の姿だと思うけど。
 
 
いや、ライブだけでなく、映画も、美術館や博物館も、公立でなかったら、結構お財布に痛手。交通費を含めると、地方から行くには、まぁまぁな「旅行」になるんですよね。
 
生きていくうえで、音楽、映画、舞台、美術・・・やはり「娯楽」って必要不可欠だと思う。
こういうところに国が補助出してくれたら、もっと安くなったら。それこそ老若男女問わず、そして、障害のある方も、みんなが行きやすくなれば、気軽に見に行くと思うのです。楽しんで、精神的にも豊かになって、経済も回って。関係者も生活が楽になって・・・・・
ちょっと偏ってます?
少なくとも、いろんな作品、文化に触れることで、好き嫌いはさておき、「視野が広がる」気はします。実体験から。あとは、心地よい刺激が得られる。
 
事情がある人は仕方ないけれど、コンサート、舞台、旅…「実体験」がなくて、ネットの世界だけで生きてる人、いろんな意味で損してる気がする。


話少し変わりますが、最近、観客側も「高いチケット払ってる」優越感からか、上から目線、ちょっと暴走気味な人が増えてる気がする。それもそれで、違うんだよなぁ。「歌舞伎」だって「演劇」だって『娯楽』。内容が悪ければ腹も立つけど、俗世間を忘れるために劇場に来てるんだから、基本は「楽しませてもらってる」、って感謝するべきだと思うのだけど。
 
 
思うまま、つらつら書いて、相変わらず支離滅裂になりましたが気候も良くなったので、五感で楽しむ秋を過ごせるといいなぁ・・・と感じた今日この頃です。
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年を重ねると感じ方も変わる。「コンフィデント・絆」再見。

2023-11-03 08:20:07 | 記録:観劇

新聞ラテ欄に、懐かしい舞台の番組放送があったので、久しぶりに見てみることにしました。

タイトルは「コンフィデント・絆」

作・演出は、三谷幸喜さん。
主演は中井貴一さん、になるのかな?
生瀬勝久さん、寺脇康文さん、相島一之さん、そして、堀内敬子さん。

2007年の舞台。大阪まで観に行ったなぁ。
当日、演出の三谷さんが舞台上に現れ、いろいろイタズラ?して、開演前に笑かすんですよ。客席を温める、というんですか??
今となっては、いい思い出です。

以下、観劇当時の感想を再掲。その後、今の感想に。

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『コンフィデント・絆』

2007-05-13 15:18:36 | 記録:観劇
やっと、行ってきました。大阪へ
しかも三谷作品初の生観劇。内容もほとんど知らずに、チケットだけ確保したという、なんという無謀な性格。でもこれが返って正解だった
心から感動できる作品に、久しぶりに出あった気がする。

舞台は19世紀。万博を控え、エッフェル塔を建設中の活気付いたパリ。
ある場所に、後に有名画家となるゴーギャン、ゴッホ、スーラ、そして彼らに声をかけたシュフネッケルの4人が、共同でアトリエを構え作品作りに打ち込んでいる。
そこへ、カフェで働くルイーズが絵のモデルとしてやってくる。
誰にも素直で率直に接する彼女に、次第に4人は芸術家として、1人の男として本音を話し始める・・・

中井貴一、寺脇康文、生瀬勝久、相島一之。40代の同世代の個性的な役者がこれだけ揃う舞台はなかなか見られないまたそれぞれがいい役割を果たし、とても素晴らしい台本とともにいい相乗効果を上げた・・・そんな気がする。

正確な構図と繊細な点描画のスーラ=中井貴一
豪快さと優しさを併せ持つゴーギャン=寺脇康文
繊細さと狂気を感じさせる天才肌のゴッホ=生瀬勝久
とにかく人がいいリーダー=相島一之
三谷さんも狙ったとおりの配役だと思うなぁ

そこへ一服の清涼剤といった存在のルイーズ=堀内敬子
はぎおの彼女へのイメージは、四季時代の写真だけですが、正統派・清純な女優さんだったんだけど、結構幅広く、豪快で器量のいいルイーズにぴったり。しかも歌が上手いですからね。
「ゴーギャン、ゴッホ、スーラ、パ シュフネッケ~ル」というテーマ曲が耳に今でも残ってます。この曲がある種キーになるんですが・・・これも狙いね。

単に表面的な友情で終わるのではなく、奥底にある嫉妬や不安、恋愛感情、それによって起こる悲しさ・寂しさ・・・とくにゴッホは誰もが悲しい結末を迎えることを知っているので、フィクションであっても何ともいえない気持ちになった

それにしてもこれって、芸術家という特殊な職業だけでなく、普通の世界でも起こりうるテーマだなぁと痛感。我慢していい関係を保つのか、本音をさらけ出して自分の道を突き進むのか。
本音としては、本音をさらけ出したいけれど、小心者のはぎおとしましては、なかなか難しいところで

たまらない気持ちになりつつも、感動で胸がいっぱいになった構成・演出・音楽・・・久しぶりにすべてつぼにはまったきっとこの作品ははぎおの今年のベスト3に入るに違いない。
ただ、2階席の後ろで、オペラグラスも持ち合わせていなかったので、細かい表情が見えなかったのが残念でたまらない
WOWOWさんがやってくれそうなので、絶対録画・保存版

客席は、当然満席。
しかも男性の方が多いのに驚いた結構男女問わず一人でさらっと観劇されてる方も多くて。
地元じゃ考えられません
都会には、舞台好きの、しかも目の肥えてる方が多いんだなぁと感心しっぱなし。みなさんいい趣味です
しかも、会社帰りの方も多かったみたいで、地元でも休暇をとらなければ観にいけないはぎおにとって、その光景に、もううらやましい限りで
 
 
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さて、ここからは、2023年現在の感想。

同じように感動したんですが。。。
同時に、人の狡猾さ、純粋さゆえの不幸。そういうものをさらに重く感じてしまった。
最初は、仲良く「絵画サロン」的に始まったアトリエ。それが永遠に続くと思っていたのは、1人だけ。

中井さんのスーラは、ゴッホの優れた才能をいち早く見抜き、嫉妬し、出し抜こうとする。結果、一時的に有名になるも、歴史に名を残す程の画家にもなれず、かつ友人を失う。彼の行為を単に「悪」とも呼べず、モヤモヤ。

寺脇さんのゴーギャンも、同じく、ゴッホの才能を見抜き、むしろ支えることで、自己満足を得ようとしている感がある。これも「善」と言えるのか。

生瀬さんのゴッホは、完全に自分の世界。繊細さの中にある激しい情熱と傑出した画力。才能を他人と共感できない。そんな「天才」は、常に危うさの中にあるのでしょうか。

それゆえ、絵画サロンのリーダーを自負して躍起になっていた、相島さんのシュフネッケルの気持ちが一層辛く感じる。才能がないことに気づいていなかった、という事実。そして、それを仲間だと思っていた人たち全員から、まさに仲間はずれのように後で聞かされたことの絶望感。
凡人中の凡人の私、このリーダー役の気持ちの方が痛いほど伝わって、いろんな意味で泣けてきちゃった。

そして、芸術家たちに翻弄され、見守り続けた、堀内さん演じるルイーズの美しい歌声が、時に歓び、時に虚しく感じて心に染みる。。

芸術文化やスポーツ、いや、どの世界でも、どんなに仲良くても、どこかで「競争」、そこから生まれる「嫉妬」は存在するもの。きれいごとだけの世界はない、と思う。それをバネにするか、落ち込むだけか、出し抜くか・・・たとえ凡人でも、人生のうちで一度くらいは必要なのかもしれない。「楽しい」「いいひと」だけでは成長しない。そんな気がしました。

友情か、才能か、自分の欲か。
人によって目的が異なる、永遠のテーマかもしれませんね。
そう、この舞台も、最初から全員の目的が違っていたのかもしれない。そこからの食い違い。。

一生「純真無垢」で楽しくいられることは、皆無なのかもしれない、と思うと、悲しいなぁ。

三谷さんの群像劇。コメディタッチの印象が強いですが、作品によっては、切なく、残酷な終焉を迎えることも多い。その絶妙な加減が好きなんですよね。

 
ただ一点、違和感を感じたのが、この映像が「無観客」だったこと。放送用に別撮りされたものだったのでしょうか。
和気あいあいだった頃の会話のやり取りで、涙が出るほど笑った記憶があったのですが、それがまるでない。
やはり、舞台は観客の歓声や拍手まで含めて成り立つ「総合芸術」なんだなぁと、改めて実感しました。
いい舞台だっただけに、面白さ、良さが半減した感があって、この放送はちょっと残念。。。
 
そうだ、思い出した。
終演後、三谷さんを含め、キャスト全員でトークがあったような。
悲しいラストでしたが、楽しいやり取りで、明るい気分で帰宅したと思います。
やっぱり、舞台は生がいいねぇ。
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身体と心で感じる体験 。

2023-08-08 07:59:00 | 記録:観劇

遠征費の節約、そして、コロナ禍。
観劇から遠ざかっていた中、活用してきた「配信」。

これまでもBSやCSなどで、生中継や録画中継を見る機会もありましたが、チケットを購入しての「配信」は、また独特な雰囲気。
配信専用のカメラとか、カメラワークがちょっと違う気がします。
そう、リアルタイムで映画を見ているような。

 

2021年から、これまで何度か利用してきました。

2021.5 宝塚星組「ロミオとジュリエット」
2021.5 「エリザベート TAKARAZUKA25周年 ガラコンサート」
2021.5 宝塚宙組「夢千鳥」
2021.8 宝塚月組「桜嵐記」「Dream Chaser」
2022.4 宝塚月組「今夜、ロマンス劇場で」「Full Swing」
2023.5 宝塚月組「応天の門」「Deep sea」
2023.7 宝塚星組「1789」


・・・これくらい?
7本。ほぼ宝塚
CSに加入してるので、後で見ようと思えば見られるのですが、ライブ感、一体感を味わうには、チケットを購入して、その時間に席について・・・というこの感覚は、特に、遠方に住んでるものには、ありがたいもの。

 

カーテン閉めて、その空間に浸る。
特に2021年、コロナで先が見えず、配信が盛んになってきた頃には、本当に助かりました。


それから3年。
慣れてくると、どうしても物足りなさも感じる。

内容が、ではなく、目の前でのパフォーマンスはもちろん、なんというか、劇場の「空気間」「息遣い」休憩時間の「観客の声」、そして、チケット争奪戦から当日までの「期待感」、劇場に向かうまでの「高揚感」・・・

舞台だけでなく、コンサートも、映画館も、そういう「生体験」が記憶に残るのかなって。

実は私も活用している「倍速視聴」
便利だし、効率的にたくさん見られるけど、あまり心にはとどまらない。
「無駄かもしれない」時間も、お金を使って、足を運んで、という「体で感じる」感覚。大事にしたい。

 

年々、感性が衰えてくるのを実感する昨今
早くライブで「五感」に刺激を受けたいのですけど・・・・

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振り付けの大切さ 。

2023-07-20 08:06:00 | 記録:観劇

少し前ですが、羽山紀代美先生の訃報を聞く。

今上演中の花組公演の振付も手掛けられていたとか。
あまりに突然の訃報に驚きました。
 
 
「いかにも宝塚らしい」振付、群舞。
何を持って「らしい」か、説明が上手くできませんが、羽山先生の振りが「らしい」と、子どもの頃から見ているファンとしては、そういう感じです。
 
真似なんてできないけど、覚えてる振り、いろいろあります、思い出します。
93期初舞台生の「シークレットハンター」のラインダンスは、今でも忘れられません。
あとは、「燕尾服」ですね。
20年近く前ですか。振付家30年記念公演
「ゴールデン・ステップス」
ダンスに疎くても、どの場面も美しく、カッコよく、素晴らしいショーでした。
ビシッとした、キメ!みたいな「様式美」。
それだけ、宝塚の良さを引き出す、素敵な振付家でした。
 
「EXILE」や「坂道グループ」みたいな、最近のフワッとした群舞って、私は宝塚ではちょっと違うなぁ、と。
そういえば、20年前でしたか、TRFのSAMさんが振付に加わったことがありましたね。ちょっと時代が早すぎた感じで、個人的には違和感があったのですが、今やそれが主流みたいで・・・
 
ダンスの技術は昔に比べたら格段に高いのですが、最近、燕尾服を美しく見せるダンサー、いるのかな。
 
 
 
同じ時期に、夏まゆみさんの訃報も。
こちらも驚きました。とてもお若いのに。
近年の「アイドルの振り」といえば、夏先生。
 
モーニング娘、初期のAKB・・・辛うじて曲と振りが思い浮かびます。
かつてのアイドルのような「フリフリ」ではなく、言わば「群舞」的なカッコよさ。
そこに絶妙に可愛さがあって。
 
宝塚も手掛けていたようで。(どの公演だったんだろう)
 
 
多くの方に影響を与えられていたようで、改めて残念でなりません。
 
 
なんといいますか、「振付」でそのグループ、個性の印象が変わるものだな、と、振付家お二人の相次ぐ訃報で実感します。
 
 
 
最近ご無沙汰していた
「ローザンヌバレエコンクール」
を久しぶりに見ました。 
 
後半のコンテンポラリー部門だったので、素人にはなかなか難しかったですが、音楽と振付。踊る人の身体能力、体つきに合ってるかどうか。同じ振りでも際立って個性の違いが出ました。
いつ見ても、見ごたえのあるコンクールです。
 
 
音楽も大事だけど、振付も欠かせない。
振付家の存在の大きさを、改めて感じる時期でした。
 
 
 
心よりおふたりのご冥福をお祈りします。
 
スカステさん、「ゴールデンステップス」やトーク番組の放送をありがとうございます!
良き時代の思い出に浸りながら、追悼したいと思います。
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「不測の事態」に遭遇する 。

2023-06-25 08:08:00 | 記録:観劇

なんのことかとお思いかもしれませんけど。。

 

実は、先週の18日、宝塚星組の

「1789」

を見る予定でした。
コロナ禍以来、初めてのエンタメ。久々の宝塚。
 
調べてみると、最後の観劇は2019年宙組。
105期初舞台公演の「オーシャンズ11」
主演の真風くんも、退団してしまったねぇ。。。
 
 
演目も、2016年月組の初演見てるし、比較しながら…などなどウキウキ💕
 
ただでさえ期待度の高かった演目。しかも、このメンバーで見られる最後の公演ということもあり、プラチナチケット状態。
バスツアーでしたが、よく取れたなぁと。
ハナから諦めてたので、誘ってくれたヅカ友さん、ありがとう!
 
と思ってたのですが・・・ご存知の通り、2日目から数日間公演中止
しかも、公演当日発表という、ね。
コロナも忘れかけてた頃だったので、「またか・・・」と、心の中に暗雲垂れこめた感じ。
 
 
しかも、2日目は台風直撃で、交通網が大混乱だった中、ようやく劇場にたどりついたら「中止」って。
そりゃあんまりですよね。
 
 
いや、でも我々の観劇は18日。まだ時間がある!
そんな期待を込めて、待っていたのですが、観劇日が近づいても連絡が来ない。
嫌な予感がする。
 
 
そして、予感的中!
来ました、お知らせが。15日に。
公演中止の延長だって
我々の観劇日も含まれてるじゃないか 
そして15日観劇予定の人は、また当日の連絡。
 
しかも・・・
 
「18日午前中まで中止、午後から再開」
 
え~っ
そんなことある
観劇日の開演予定時間までが中止って
同じ日で、「運命の分かれ目」状態・・・
 
今まで、皆さんこんな思いだったのか、と、ちょっとわかった気がします。
 
バスツアーだったので、電話連絡だけで終わりましたが、個人での予約だったら、チケットの払い戻しや宿泊・交通費のキャンセルなどなど、手間がかかったことだったと。直前だったので、もしかしたらキャンセル料も発生していたかも。
 
 
何度も書いてますが、集団生活だし、タイトなスケジュールをこなして、きっと免疫が落ちているであろう生徒さん達。仕方のないことです。
再開できてよかった、と思ってます。
生徒さんたちは、悪くないです。謝る必要もないです。
 
 
ただ。
ここからは、噂の域を出ないので、あまり書きたくないのですが。
初日を強引に開けたのも、再開日もスポンサーのため。
なんて。
信じたくないですが、確かに、再開した回は「貸し切り公演」だったので、ちょっと穿った気持ちにもなります。
 
 
それはさておき。
「当日中止」の憂き目にあった方たちのブログをチラッと見ても、劇場に張り出しがあっただけで完全シャットアウト。社員さんから説明もなかったとのこと。

 
今回もそうでしたが、「当日にLINEでお知らせ」では、ちょっと不親切ですよね。
出発したあとで連絡に気づいた人、そしてスマホを持ってない人には、全く連絡が行かないということになります。

 
そういえば、

 
観劇時、主要キャストの休演、代役公演を経験しました。
この時も、開演が遅れ、代役で上演・・というのを、当日の張り紙で知りました。
観客もものすごい緊張感と集中力で、あの劇場全体の空気感は、忘れられません。あの公演を経験して、役の幅が広がった方もいたはず。貴重な体験で、素晴らしい公演でした。

が、今考えると、あれも当日、劇場に着いてからのお知らせでした。
あの時もバスツアーでしたが、バス会社にも連絡が行ってなかったようです。
もちろん、あの当時は劇団もLINEなどのSNSは積極的に使っていなかったので、連絡する術がなかったのでしょうけど。
オリジナルキャストでの観劇を楽しみにしてた方は、とても複雑だったのではないかと。
1日で代役公演に対応できたキャスト、スタッフは今考えても素晴らしい。そこはさすが宝塚。けど。
やはり、当日変更のお知らせは、親切でない、と思う。
 
後日、CSでオリジナルキャストの公演を見ました。
これももちろん素晴らしかったです。
ただ、「代役公演」がなかったことになっているのも、今となってはちょっとどうなのかと。箝口令でもひかれてたのかしら。
 
 
あるブログで知ったのですが、他劇団などでは電話連絡の対応をしているところもあるのだとか。
チケット転売を厳しく取り締まるのであれば、購入者の連絡先も劇団は把握してるはず。
繋がらなかったとしても、何かしら連絡する方法はあるのでは??
それに、中止を知らずに劇場に来た方へ、交通費とは言わないまでも、何かしらのサービスはできないのかしら。
 
 
先日行われた「株主総会」でも相当厳しいことを言われたそうですが、株主でなくてもそう思います。
コロナ禍から3年。
あれだけ大きな劇団で、これまで何度も苦境を切り抜けてきた組織なのに、この3年間の対応は、ちょっと。
「殿様商売」的な印象が強くなりました。
まぁ、もともとそういう劇団なので、「らしい」といえばそうですが、これだけの「公演中止」は今までとはケースが違い過ぎる。何もできなかったとしても、せめて「早めの情報提供」はしてほしかったな。
 
 
コロナ禍前から何度も書いていますが、「商業ベース」に重きを置きすぎて、スポンサー重視、私設ファンクラブ重視になりすぎていないか。公演過多の過密スケジュールも、一体だれが喜んでるのか。
 
単なる「一般客」は後回し、置いてけぼり状態。
チケットもますます取れなくなり、これでは一般のファンは増えなくなるよねぇ。
 
 
 
私はただ、キャストに当て書きされた「宝塚」らしい、オーソドックスなお芝居とショーを楽しみたいだけ。
健康的な笑顔とパフォーマンスを見せてくれる生徒さんたちを見たいだけ。
「アリーナコンサート」とか、どんどん増える外部の劇場での公演とか、本拠地では見られない公演が増えていくことに全く興味がない。一方で、先日発表された歴史ある「舞踊会」は、数年ぶりの開催にもかかわらず、規模を縮小し、主演クラスを出さない方向となったことは、少し残念でならない。こちらの「勉強」の方が大事だと思うんだけど。
 
また、規模を広げた分、配信など普及しましたが、やはり「生観劇」にはかなわない。
 
他の劇場・劇団はほとんど支障なく通常に開催されている。
ここまで中止期間が長くなっているのは、宝塚だけではないでしょうか?
もちろん皆さん一生懸命対応されてるとは思うのですが、劇団の対応にはいろいろ不信感を抱かざるを得ないですよね。
 
 
ちょっと長くなってしまいましたが、今回の公演中止について感じたことを書いてみました。
この先、どの組、どの公演も無事に上演されることを願っています。
 
公演再開を祝して、初日の様子を。
星組公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』初日舞台映像(ロング)
 
 
またしばらく、バスツアーもおちおち申し込めそうもないですねぇ。
「1789」は、千秋楽配信を見てみようかな。
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観劇文化?

2023-04-13 08:08:00 | 記録:観劇

数年前から、エンタメからだいぶ遠ざかっています。
事情はいろいろありますが・・・

そして、追い打ちをかけるようなコロナ禍。

劇場、ホールという場所に、全く足を向けることはなくなりました。

 

当然、CM見ても、イベントのお知らせは激減。
今は、だいぶ以前のようにライブなどが開催されるようになってますね。

 

ただ、ふと気がつくと、案外「広島」という場所には、「お芝居」が来なくなった気がする。

ライブは中国地方の中では多い方だと思うけど、「5大都市」からは外れてるし、同じ規模の都市と比べて、アリーナもないので、大規模なライブの数は少ないのかもしれない。それに、昔から、「ノリが悪い」と有名な地のようで、もしかしたら敬遠されてるのかなぁ?

ライブはともかく、お芝居、特に「小劇場演劇」の上演情報をあまり見ない。
それでも、私が30~40代前半くらいの頃までは結構来ていて、チケット確保に奔走してました。



それが、いつの頃からか、お芝居の公演自体が来なくなった。
首都圏、関西圏は分かる。仙台、福岡も分かる
 
そのあと、最近長野、新潟、金沢など、北陸方面へ行くことが多くなった気がする。
そして、広島だけでなく、中国地方での上演が少なくなった。。気がする。
 
気のせいかしら?
最近、あまりアンテナを張ってないだけで、実は来てる?
いや、地元のCMでも、情報誌でも、公演情報を見る機会が減った。

「観劇」という文化が、根付かない地域なのかしら。
 

「仕事帰りに観劇」
エンタメという沼にはまってからの夢。
一時は、仕事終わりに新幹線に飛び乗って・・・なんて生活も全然平気でしたが、そんな状況もあり、都市圏への遠征をしない限りは、今は難しいですね。
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「夢の世界」であってほしい。

2023-01-11 20:30:00 | 記録:観劇
なんだか最近、宝塚界隈が騒々しいようですが・・・文春も、ネタに困ると宝塚ネタを書くようで。
 
演出家の件。正直、昔の方が蜷川さんや唐さんみたいな超厳しい先生がいたし、今現役の先生でも厳しい方はいると思う。
あの記事もどこまで本当かわからない。(といって、別に擁護もしませんけど)
 
「公の場で釈明を」という方もいたようですが、それで傷つくのは生徒だと思うんです。
もしかしたら、慕っていた方もいるかもしれないし。
内部のことを公にすることで、みんなが困惑したのは、10数年前に経験済みではないですか。

と、ここまで書いて。真風さんの件。今知りました。
あんな記事、訴えるべきだと思います。

掲載写真も、劇団に許可を取ったとは思えない。許可したとしたら、それは劇団に問題がある。

真風さんがご本人がご説明されたとの事。内容を聞けば、やはり「男前」な彼女の毅然としたお話だったようで。

劇団も、こういうことを生徒任せにするのではなく、無視もせず、きちんとした態度で抗議すべきだと思う。

 

多くの人がいる社会。
学校、会社、町内会…決してきれいごとばかりでは済まない。
もちろん、エンタメ界だって。
宝塚もいろいろあると思います。
常に美しさと品を求められ、しかも体力勝負の競争社会。
命を削るような思いで過ごす日々は、想像しかできませんが、生半可な覚悟ではやって行けないから、時に厳しい言葉が出るでしょう。


ただ、以前から書いていますが、宝塚っていわゆる「芸能界」とは一線を画す、「架空の、夢の世界」であってほしいんですよね。
なんというか、「俗世間」にまみれてない、というか。

ああいう記事が世の中に出るということは、関係者が面白おかしく暴露してる人がいるということで。
「鉄の結束」で「夢の世界」を維持していくのも、今後は難しいのかな。
 
 
というか、エンタメ界がコロナで大打撃を受け、命懸けで乗り越えようとしているのに、売上を伸ばしたいためだけに、事実とはかけ離れた記事で、多くの人を傷つけ、エンタメ界の足を引っ張ることしかしない文春という雑誌がこのまま発刊されることが許されていいのか。ファン、OG、関係者、多くの人を敵に回したと思います。
文春は宝塚に恨みでもあるのか?と勘ぐりたくなる。

私も、今まであまり気にしてなかったのですが、あの書き方、これまでのとりあげ方。。流石にちょっと腹が立ちました。



ここからは、毎度おなじみ。古いファンが古いことを、何度も取り上げてることですが・・・
 
宝塚ってかつては、オリジナルミュージカルと、煌びやかなショーで、コアなファンを楽しませる、ちょっとのんびりした、本当に「夢の世界」に浸れる劇団でした。
キラキラ輝くスターと、日舞やダンス、歌に優れた生徒に見せ場を作り、間を大切にする劇団かと。
それが今では、とにかく「トップスター」第一主義になってしまい、作品も、海外物を中心とした「ミュージカル劇団」になってしまった。
もちろん、キラキラした、オーラに溢れたスターさんたち、まばゆいばかりの舞台を見ることは、眼福以外の何ものでもないのですが。
 
 


最近の生徒さんは、SNSのおかげで「夢の世界」に浸っていられない、大変さもあると思う。
とにかく「評価」が如実に表れるから。
でも、それを気にしすぎるきらいもあるようで、気の毒というかなんというか。
 
特に、宝塚の千秋楽ではトップさんが退団者一人一人を紹介する時間も増えてきて。それは前もって組長が紹介しているから、そこまでやらなくても・・とにかく時間が長すぎる。あれ、いつから始まったんだろう。
退団する時は「歌劇」や「グラフ」で特集が組まれたり、挨拶文が掲載される。それにスカステでも同じように番組が組まれたり。
もちろん終演後に肉声であいさつしたい気持ちもわかるのですが…夢の、架空の世界を楽しんでいたのに、何度も続くと、あっという間に現実に引き戻される感じがするのです。なので、配信見ていても、最後はフェイドアウト・・
 
 
ファンもサービスを求めすぎな気がします。
何度も書いてますが、全力でパフォーマンスした人たちに、感動・興奮しているとはいえ、何度も何度もカーテンコールを求めること。会いたい気持ちはわかるけど、特に今、劇団関係者はコロナで神経質になっているのに、疲れている人たちに対して、何度も求めることはむしろ不要なのではないかと思います。ファンも、ある程度の距離感を保つことも応援のひとつかと。



繰り返しになりますが、宝塚は、もう少し「幻想的」であってほしい。在団中は素顔の部分とか、プライベートとか、あまり語ってほしくないな。
最初はそういう番組も楽しく見てたけど、劇団も最近舞台よりそちら側に力を入れ過ぎてる気がして。
 
「夢の世界」の人は「良い人」でなくていいんです。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれれば。
やはり「適度な距離感」って、必要ですよね。
 
 
先日、昔の関西テレビの「花の指定席」という番組を見ました。
今から40年近く前。出演者が自分達の公演を紹介する番組だったようで。
出演者も演出の先生もあまりテレビ慣れしてなくて、で、緊張感もあり、トークも止まりがち。
メイクもシンプルで、逆にそれがとても新鮮。
それでも「私たちの舞台を見て!」という、力強い自信が感じられる。そう、「力強さ」。
千秋楽の挨拶も、退団の挨拶も、もっと短かったよね・・
インタビューでも「宝塚の世界」を保っていて、やはりこれぐらいの「距離感」がいいなぁと。
天海祐希さんとか、安寿ミラ&真矢ミキさん時代、近年では轟悠さん・・・ファンに対しても自分らしさを貫いていました。
 
 
 
歌劇団も、ネットの反響を気にしすぎる風潮になって来ましたよね。商業演劇だから仕方ないかもしれないけど。
昔みたいに、観客が若干置いてけぼりになるくらい強気でもいんじゃないですか?それでついてこない人は、ファンじゃないってことで。
本来は「認められてない」はずのファンクラブの影響力も大きいみたいだし。
チケットはもちろん、グッズの売り上げでスタークラスを決めているのであれば、もう本末転倒ではないかと。
もっとキラキラスターだけでなく、ちゃんと実力のある人も活用しないと、本当に退団が続いてしまうよねぇ。

コロナ禍もあり、生徒さんにも「人生を考える時間」が増えたのか、人生の選択肢が増えてきたこともあり、実力者の退団が相次いでいる。大きな組織に留まることは無いのか、それとも、職場である劇団に魅力がないのか。そんなことも感じてしまう。



ささやかにテレビで応援してる「観客」もファンなんですけどね。。。そういう思いは伝わらないのかな。


話は変わって。
休演・休止になった演目を、次の公演でも続演、という形にはできないのでしょうか。
先までのスケジュールをきっちり決めすぎですよ。
かつて、30数年前の「ミー&マイガール」の初演は、好評で、続演が決まったとか。本来そうあるべきですよねぇ。
公演期間を短くして無理やり上演しても、情熱を傾けて稽古してきた生徒・関係者、なにより楽しみにしていたファンも、もう、ちょっとウンザリです。
バウホールは、ようやく対応されてきましたが(その分変更が多くて大変かもしれないけど💦)大劇場も、スケジュールはもっと柔軟にしてほしいですねぇ。

 
 
長文になりましたが。
根拠の無いマスコミに踊らされず、SNSに流されず、見守るのがファンではないかと。
もう4年も劇場に足を運んでいない、遠くの観客の独り言です。
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いい意味での「泥臭さ」 。

2022-04-25 07:42:00 | 記録:観劇

先日、今年のミス・サイゴン出演者による歌の披露映像を見ました。

「ミス・サイゴン」
舞台は、ベトナム戦争末期のサイゴン。エンジニアの経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女キムと米兵クリスの二人の愛、別離、運命的な再会。そして、キムの子タムへの究極の愛・・・『ミス・サイゴン』はすべてを歌で表現します。(東宝HPより)

 

初演当時の熱演の一部を、テレビで見たときの鳥肌。本田美奈子さんのキム。見たかったな。。。
初観劇は、’04年帝劇。キムが松たか子さんだった。
’12年、地方公演に来てくれた時は、嬉しかった!キムは知念里奈さん、そしてクリスは・・・映像ブレイク前の山崎育三郎さん!貴重だったなぁ・・・


初演から30周年とのこと。早いものですね。

 
さて、歌唱。
全員がオーディション勝ち抜きとはいえ、映像でも知名度のある方が主演されていた30数年前とは変わりました。
ミュージカル界では著名な方たち、そして、若手の方たち、皆さん上手い!
過去が悪かったということではなく、技術的に進歩し、とても充実してて、素晴らしいことだと思います。
 
 
でも…
市村正親さんのエンジニア。歌い始めた一瞬で場の空気を変えてしまった
エンジニアといえば、ベトナムで売春宿を営みながら、アメリカンドリームを夢見る男。
不遇の人生を乗り越え、夢のためになんでもやる欲の塊・・・
実は、映像・観劇含め、いっちゃんのエンジニアしか見たことがないのです。
 
 
正直、本場?のエンジニアがどんなもどんなものか知らない。
なので、エンジニア=市村正親となってしまいました。
 
初演は30年前ということは、いっちゃんも初演時は40代。
その頃から、すっごいオーバーで、泥臭くて、ギラギラしてて。
映像で見る限り、今回もそのようです(笑)ますますオーバーな感じ。
でも、エンジニアは「そういう人」なんだと。
 
で、今回いっちゃんの他、3名のエンジニアが登場しますが・・・ちょっと物足りない(ゴメンナサイ)
絶対的存在と同じ役をやる、というだけでプレッシャーだと思うし、自分なりのエンジニア像を出しても、それが受け入れられるかもわからないし。難しいと思います。

いっちゃんも、一度、エンジニア役引退するって言ったのに、ね😁
でも、「若い者にはまだまだ負けない」という気迫って、大事かもしれない。

あくまで個人的な意見ですけど。
他のミュージカルと違って、このエンジニア役、推しの強さ、ギラギラ感が滲み出てたら歌は…でもいい気がして😝
今思いつくのは、内野聖陽さんとか、吉田鋼太郎さんとか、歌は全く未知数の香川照之さんとか…どうですかね?!


やはり、初めて見た時の、「衝撃度」って大きいかもしれませんね。キム役もそう。(映像で見た)本田美奈子.さんの演じた、魂からの叫びが忘れられない。
 
 

いやいや、本公演も見ていないのに決めつけてはいけないですね。アプローチの仕方も人それぞれ。見ることはできませんが、皆さんの「エンジニア像」、新しい「ミス・サイゴン」楽しみです。

 
最近、ミュージカル界、愛すべき宝塚いや、芸能界全体的に、カッコ良さ&人柄の良さを良しとする傾向なのかな?
古い人間だからそう思うのかな?
若い人からすれば「年配者は早く引退を」と願ってるかもしれないけど、強烈な個性派それだけ需要があるということで。
 
エンタメの世界は、キラキラ✨若々しいのも楽しいけど、やはり、下積み、人生経験豊かなものから生まれるものも強いと思う。
それに、役を得るための闘争心、情熱というのか。
 

もちろん、カッコ良い人は好きですよ。でも、そのカッコ良さの価値観も自分のものとは違ってきました。
あと、古い人間なので刷り込みが強すぎるのかもしれないけど、「出てきただけで笑える」「何か企んでる雰囲気」なバイプレイヤーって少なくなりましたね。いや、個人的にアクの強い人が好きなだけなのかも(笑)
 
エンタメ、特に舞台は、視聴側からすると、完全に「架空の世界」。
表面的な表現ではなく、役柄によってはやりすぎじゃない?ってくらい内側からもっとギラギラ、オーバーで良いのかな?
 
 
最後に。
「ミス・サイゴン」も戦争が背景の作品。
今回は見ることは叶いませんが、きっと、ご覧になる方は、いろんなことを考えるきっかけになるのだろうと思います。

コロナ禍の公演、無事完走できますように。
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『久世星佳ライブプレイショー「Nonstop Dream」』

2022-03-17 08:03:50 | 記録:観劇

去年7月、宝塚ホテルで開催された

久世星佳ライブプレイショー 「Nonstop Dream」

先日テレビで拝見しました。

(タカラヅカスカイステージHPより)

 

一番夢中で宝塚を観劇していた頃のトップさんのお一人、久世星佳さん
その当時の話題も何度か書き記していました。

2005.2 宝塚月組「グランドホテル」
2005.2 宝塚月組「ME AND MY GIRL」
などなど・・・

現役時代は、大人の芝居ができる、クールだけど色っぽい魅力にあふれた方で、フェアリーな涼風さん、若くしてスターになった天海さんたちとは少し対照的な個性。当時のキャラの濃い月組全て、そして、のんちゃんが大好きだった。
退団後、キラキラした世界とは一線を画し、舞台やテレビ、映画などで地道に活躍されてきた印象が強かった。
(サスペンスでもよく拝見したし、舞台「OUT」も観に行ったなぁ~)

その彼女が、ディナーショーを開催する、というので、ちょっと驚きとともに、嬉しく思いました。
歌と踊りの人ではなかったので(失礼)どんなショーを見せてくれるのか。
出演者も、長年一緒にやってきた未沙のえるさんと、全く世代の違う月組の後輩、憧花ゆりのさん。
キャストを見ただけでワクワクします

 

ここからはネタバレです。

舞台はホテル。
従業員二人と、客?の女性が繰り広げる、ドラマ仕立て。
会話のやり取りの合間に、月組の名作の曲が流れ・・・

月組ファンとしては、垂涎のショー。
音楽も吉田優子先生のピアノ1台の演奏のみですが、さすが、「芝居の月組」
世代は違っても、芝居巧者と呼ばれた三人が繰り広げるドラマは、まるで小劇場のような、でも、宝塚の気風を感じる、不思議なものでした。

構成も、台本も、久世さんご本人とのこと。

着飾ることもなく、普通のメイク・ちょっとおしゃれな普段着で、のんちゃんらしい、肩の凝らないショーでした。
とはいえ、彼女の代表作ともいえる「グランドホテル」の男爵や、「ミーアンドマイガール」のジョン卿、そして退団公演「バロンの末裔」の名場面などを、ストーリーの流れで自然に、しかもドラマティックに演じてくれたのは、鳥肌ものでした。
さすが、芝居巧者。女優としての経験がさらに厚みが増して、本公演でも見たいくらいです。

 

また、久世さんのショーと銘打ってますが、未沙さん、憧花さん、それぞれの見せ場と、三人でのシーンも多く、それも彼女らしい構成だなって。

未沙さんは、やっぱり「ミーマイ」のパーチェスターでしょう
また見られるなんて、夢のよう~
そして、今すぐ舞台で演じてもらっても、何の違和感もないさすがです。
まだまだ専科で活躍してほしかったですよねぇ・・・

憧花さんは、組長時代の話題作「BADDY」から主題歌。これを選んでくれた、のんちゃんにも感謝です。
また、「グランドホテル」では、久世さん演じる男爵の相手役、グルーシンスカヤを、美しい歌声で。
退団後、大学生や社会人として過ごされた人生経験が、更に歌声に厚みが増したかのようで。
久世さんとのデュエットは、短時間でしたが、感動でした。

 

三人の共通点は、やはり「ミーアンドマイガール」。
同時の共演はなかったけど、この作品・曲を聞くだけで楽しくなれる。
「同じ作品」という共通項って、強みですね。

 

トークでは、当初の予定が延期になったこと、公演場所も変わったこと。そして、構成も全く変わったことを語られていました。(ショーの途中、元々の公演場所だった「新阪急ホテル」の方をキャストとして登場させるなんて、洒落てるというかなんというか)
すべて、コロナの影響。
そんな状況の中で、公演できたことが奇跡のようだったと。
距離を取ったり、消毒したり。コロナ禍ならではの演出もあり、そういうことを乗り越えての公演かと思うと、苦心されたんだなと、後で気づかされます。

 

退団後、あまり宝塚に関連した公演に出演されることのなかった久世さんの「宝塚愛」を感じられました。
OGになっても、「宝塚」といえば、キラキラで豪華な演出でバッチリカッコ良い姿を見せてくれるのが定番。ファンもそれを求めているのでしょう。

在団時の裏話や楽屋ネタで盛り上がることもなく、今回のようにお芝居仕立てのシンプルな演出でも、古くからのファンの心はワクワクとくすぐられました。

コメディとドラマティック。エンターテインメントにあふれた、とても楽しい、あっという間の1時間15分。

現役時代と変わらない、クールでスマートな久世星佳さん。
懐かしくて、嬉しくて。
やっぱり、月組、のんちゃん、好きです

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劇場中継を地上波で 。

2022-01-12 08:09:00 | 記録:観劇

だいぶ話題が遡りますが・・・

 
今年の紅白、批判覚悟で?かなりチャレンジしたと思います。
視聴率最悪、というネガティブな言葉ばかりで残念ですが、個人的にはとても楽しく、NHK+とかで、2、3回くらい見ましたよ。
確かに、歌の時間が短かったり、もう少し演歌も聞きたかったな、とかいろいろ思いましたが、何より華やかで明るかった。
あの「マツケンサンバ」も、「オリンピックで見れたら」というみんなの願いを実現化させてくれてね。
コンセントである「カラフル」に合わせた、背景の華やかなフラワーアレンジが、ずっと目を引いてた。沈みがちだった2021年を忘れさせてくれた気もします。
そして、もう「歌合戦」にこだわらなくていい、と思った。いろんなジャンルのアーティストによる華やかで上質なカウントダウンライブ♪それでいいと思います。
で、おばちゃんは、毎年ここで若者たちの音楽、メッセージを学ぶという、ね😁
 
さて、そんなこんなで、紅白を含め、年末年始は例年のようにテレビ三昧。
特に「劇場中継」を堪能しました。
 
Eテレでウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート歌舞伎
 
BSでジルベスターコンサート宝塚
 
特に今年は、他の番組が長時間のお笑い・バラエティばっかりだった。
しかも、顔ぶれや内容がほぼ同じで、正直食傷気味でした。
テレビ見なきゃいいじゃん、と言われそうですが、基本、テレビっ子(死語😅)なので、ついついつけっぱなし。
 
で、思ったのが、地上波で、ライブや舞台を放送するのありかな、って。
 
昔はあったんですよ。特にNHKで土曜か日曜の昼間に。宝塚はもちろん、新劇とか、座長公演とか。
それで、お芝居の面白さを知ったという経験もあります。
 
 
 
これだけエンタメの世界が広がっているのに、どうして舞台だけ地上波の番組がないのだろう・・・
歌は歌番組(も少なくなった)、役者さんはドラマや映画(映画番組も無くなった)、お笑いはバラエティ・・・あれだけ枠があるのに、やはり、舞台は「敷居が高い」、それとも「演劇は格下」と思っているのか。固定観念なのかな?
今は、2.5次元もかなり人気だし、舞台熱がかなり熱いと思うのだけど。
 
権利関係とか大きいのかもしれないけど、BSやCSであれだけ放送されているのだから、そこはクリアできるでしょうよ~
衛星放送だけでは、やはりもったいない!(でもなぜNHKのBSは日曜の深夜に放送するのだろう・・・)
下手なバラエティやドラマ見るより、映画(年末BSは映画やってましたね)や舞台観てる方が楽しいよ、きっと。
 
 
毎週とは言わなくても、年末年始、番組改編期あたりのSP、などなど、週末とか土日とか、放送していただけないかなぁ・・・(ワイドショーとか要らないから)
オワコンと言われても、やはり地上波テレビの影響力は強いと思う。
 
もちろん、劇場・ホールでの臨場感に勝るものはありません❗️早くいきたいのは山々🗻
でも、地方在住者にとっては負担も大きく、そしてコロナ禍になって、ますます足が遠のく昨今。
視聴者も、劇場関係者も、テレビ局も、チャンスだと思うのだけれど。
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配信観劇その2。 「エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート」

2021-05-08 19:18:12 | 記録:観劇

GW最終日。雨の一日。憂鬱な日に見ましたよ!
「エリザべート・TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート」

なんでも、「Go To イベント」対象だそうで。
制度自体知らなかったけど、割引価格で観れました。
しかも、生オケ!この時期にありがたいことです。


いろいろ話題のスペシャルバージョン、そして公演自体の千秋楽。出演者はこちら↓

トート:望海風斗
エリザベートACT(1):夢咲ねね
エリザベートACT(2):明日海りお
フランツ・ヨーゼフ:鳳真由
ルイジ・ルキーニ:宇月颯
ルドルフ:七海ひろき
ゾフィー:純矢ちとせ
マックス:悠真倫
リヒテンシュタイン:芽吹幸奈
少年ルドルフ:桜舞しおん
マダム・ヴォルフ:大月さゆ

綾月せり、麻尋えりか、扇けい、愛純もえり、大月さゆ、美翔かずき、如月蓮、琴音和葉、玲実くれあ、咲希あかね、天真みちる、貴澄隼人、菜那くらら、花陽みく、煌海ルイセ、蒼矢朋季

実力のあるOGをそろえた感じ。
しかも、月組出身が多いね~

現役の悠真倫さん以外は、2001~06入団者中心なのかな?学年が近いこともあって、息がピッタリな感じもした。(いやいや、宝塚出身というだけで結束力が固いからね)

 

だいもんのトート。
この前まで現役だったので、いつ練習したのか?というほど完成度が高いものでした。
比較はできないけど、声質が一路さんのような硬質な感じ。そしてその中でも情熱の炎がメラメラという印象。これを見ると、きいちゃんと本公演で見たかったなぁと思うばかり。3日だけなんてもったいない!
ちょっとだけ残念?だったのは、コンサートということで他の人が割と薄めだったので、その独特なメイクはどうなの?と思わなくもなかったけど。(あくまで個人の主観です)
いずれにしても、退団後、最高のスタートが切れたと思うので、今後の活躍、楽しみにしています

ねねちゃんは、現役の時以上に感情・表情豊かで、新しいシシィを見た気がしました。
それに、5年以上トップ経験してきただけあって、自信と度胸を感じるというか。星組とはあまり縁がなくて、「オーシャンズ11」くらいしか見ていないのだけど、あの時以上に「女優」を感じました。
だいもん、せーこちゃん他、同期や一期上・下が多数出演で、気心知れた人たちばかりで、安心感もありましたしね。


だいもんトートと同じく、一番の話題だったみりおちゃんのシシィ。
なぜか、’09月組の新人公演、’14花組のお披露目公演、どちらも見ていない。みりおちゃんは好きなのだが、トートはニンじゃない気がして。(ファンの方失礼)
余談でした。
美貌とお芝居力は十分でしたが、彼女の、可愛い顔に似合わない(失礼)低音迫力ボイスが好きだったので、ちょっとファルセットは、正直厳しかったなぁ・・・(あくまで個人的な意見です。聞きなれないから?)
彼女の歌の実力はこんなものではないのです。きっと、本腰入れて東宝の公演で長期間演じたら全然違うと思いました。
それにしても、多忙な現役生活を終えてもなお、ドラマに舞台に、次から次へとスケジュールが決まって、ファンの方は嬉しいでしょうけど、おばちゃんとしては大丈夫かしら?と思ってしまう。


としちゃんのルキーニ。
余裕すら感じ、現役でも行けますよね?という印象。本当に「狂言回し」という言葉がピッタリ。
登場するだけで、舞台を全部持っていくような。
いろんなルキーニ見ましたが、上位に入りますよ。新公だけではもったいなかったですね。
終演後の司会もお見事でした。


鳳さんのフランツ。
花組とはあまり縁がなく、お芝居自体あまり見たことがなかったけど、人柄かな?優しさがあふれ出るフランツで。ただ、だいもんとは花組で切磋琢磨してきた仲だからこそ、最後の対決シーンは手に汗握る迫力でした。


せーこちゃんのゾフィ。
’16宙組でも同じ役を拝見しましたが、あの時より貫禄が増してました。
伝統に縛られすぎて、頑なな姑感も。安定感がありました。


かいちゃんのルドルフ。
登場した時、メイクばっちり、開襟シャツで色気ダダ洩れ、ルドルフどうしたの?って、いい意味で笑っちゃった。
「エリザ」初出演ですよね?やる気満々だったんでしょうね。
退団後も独自路線で突き進んでるかいちゃんらしかったです。


コンサート形式とはいえ、やはり退団して経験を積んだ人たちはまた一味も二味も違う厚みがありました。
話題先行な感じでしたが、脇がしっかりしていてね。みんな現役でいてほしいくらいで。
穿った見方をすれば、OGにここまで実力を見せつけられると、稽古期間が短く多忙な現役生たちは今後ちょっと辛い部分も出てきますよねぇ。


オーケストラの皆さん同様、「キッチュ」の時、そして終演後、家で拍手してましたよ~
休演者もなく、最後まで公演できて何よりです。本当にお疲れさまでした!

終演後、まりんさんが語ってたように、「配信システム」を開発してくれた人、ありがとう
完全に配信を楽しんでいる今日この頃です

 

コンサートを見て、ますます素晴らしい作品ということがさらにわかりましたが、やはり「トートダンサー」の重要性を改めて感じ、ミュージカル・総合芸術として完成度の高いものだったんだと、思い知らされる公演でした。

 

それにしても、宝塚上演25周年という記念すべき年に、公演中止・無観客配信という、残念なことになりました。
さらに加えて言えば、初演の雪組メンバーがほぼ誰も出演してなかったこと。いろんな事情もあり仕方ないとはいえ、それだけ歳月が経ったことも実感しました。

 

個人的には、月組バージョンが見たかったなぁ・・・
CSでの放送、期待していいのかな?

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体の表現は全てダンス!「#ダンスな会」を見て 。

2021-03-06 20:53:00 | 記録:観劇

いろいろエンタメ見てますが、「ダンス」も、詳しいわけじゃないけど意外と見てるかも。

そんな、「ダンス」に特化した番組

#ダンスな会

興味深く見ました。

 

中居くんの司会なので、ジャニーズのグループメインなのかな?と思ってたら、意外にも、バレエ、タップ、ジャズ、ヒップホップ、そして日舞・・・かなり幅広いジャンルを取り上げていました。

今まで、こういう番組、あまりなかったですよね。

 

踊り一つ、ダンサーのすごさ、体幹や可動域について、トップクラスのダンサーたちが解説していて、何気なく見ているダンスも、その裏側を知ると、さらにすごさがよくわかります。

見ながらの走り書きで、支離滅裂ですが、ご容赦くださいm(__)m


風見しんごさんのブレイクダンス、久々に見ましたが、今見ると、すごい人だったんですね。
当時は、「新しいダンスだなぁ」と漠然と見てましたが、今見ると、今でも通用するキレですよねぇ。カッコいい

 

やはり出てきたのが、ジャニーズでは少年隊、そしてKing Of Pop マイケル・ジャクソン
SMAPの中でもダンスが上手かった中居くんも、ニッキのダンスは絶賛でしたね。やはり、自身が踊るので、その凄さ・他の人との違いがよくわかるのでしょうね。
マイケルは、やはり常人じゃないですが、あんなにスリムでも、体幹をかなり鍛えていたのだとか。そうですよね。でなきゃ、あの斜めに倒れるやつ(素人すぎて用語を知らない)できませんよ。
彼の音楽でなく、ダンスを解説するって、あまりなかったですね。

 

突然、玉三郎さんの日舞。
絶賛していたのは、西洋舞踊を学ぶ女優の土屋太鳳さん
鍛えている人は、ジャンルは違えど、一流のすごさがよくわかるのですね。
皆さんご存知でしょうけど、あのしなやかさ、反りは、映像はもちろん、生で見たら鳥肌立ちます。

「顔の表情と手だけでの表現」というのもありました。これは新鮮で驚き
60年代、日本にもたくさんあった「コメディのミュージカル映画」の中での、群舞。今見たら、もしかしたら、若い子には新鮮に感じるかもですね。


全くダンスに興味のなさそうな、古市さんが、意外に面白い質問をしていて、逆に興味がわきました。
例えば、靴の話。「革靴でのダンスは難しいの?」という質問に、世界的なダンサーも、「あれでは踊れない」と。靴って大事なんですね。

 

熊川哲也さんが選んだのは、ダンスの神様、フレッド・アステア
登場した時は、嬉しくて思わず声をあげちゃいました
何でもないような感じで、高度なステップを軽やかに踏んでいる、気品のあるダンス。
よく知らずに見ても、本当に感動しました。
そして、グレゴリー・ハインズと、ミハイル・バリシニコフ
「ホワイトナイツ」ですよ懐かしいですね~
同じ振付でも、タップとバレエのダンスの違いを、わかりやすく解説。

 

振付家にも話が及び、ボブ・フォッシーも出ました
振り一つで振付家がわかる、先駆者みたいな感じですね。

シルヴィ・ギエムも登場!

ここまで来ると、ゴールデンでやるには、結構マニアックな番組ですよ。

・・でも、登場したダンサー。映像はもちろん、生で観劇したことのある人も多くて、嬉しいとともに、貴重な体験をしてきたんだなぁと、今さらながら実感

 

この番組を見て分かったこと。
ダンスは、運動神経・リズム感以上に、柔軟さと体幹どのジャンルにも共通するんですね。
それに、「ダンス」は「体を使った表現」ということを、改めて感じた気がします。目からウロコ

そして、一流のダンサーは、練習・鍛えるだけじゃなくて、他の一流のものも見て、学ぶ。
何でも幅広く勉強ですね。


なにげなく見始めましたが、古き良きもの、新しい表現、現代のダンス事情・・・幅広くを取り上げていて、面白い企画でした!

ダンスはまだまだいろいろあるし、いろんなダンサー・振付家・団体があります。
一人ひとり紹介するには時間が短すぎるまたやってほしいな!

宝塚の群舞、ぜひ紹介していただきたい

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「ナイツ独演会 四苦八苦してカンペィが正解」

2020-12-19 21:00:27 | 記録:観劇

最近は、あまり「お笑い」を見ることがなくなりました(「笑点」の演芸コーナーは見ています)。
なぜだろう・・・M-1もあまり熱心に見ることがなく。
昔は、「オンエアバトル」とか「ボキャ天」とか、よく見てたんだけどな~


ちゃんと時間を使った「ネタ番組」がなくなったのもあるかもですね。

 

前置きが長くなりましたが、先日、ナイツの独演会をテレビで見ました。

「ナイツ独演会 四苦八苦してカンペィが正解」

 

今年10月に劇場で収録されたものです。
久しぶりに、「お笑いライブ」を見ました。(2014年にお笑いライブを見に行った以来かも)
ナイツは、それこそ昔から「笑点」にもよく出演されてたので、ネタはよく見ていましたが、この独演会はナイツの「底力」を見たというか。
結成20年だそうで、コロナ禍の中、工夫して、実力を見せつけられた感じです。

 

大好きな爆笑問題もそうですが、やはりお笑いは「社会風刺」「愛のある毒」がないと、面白くない。
テレビでは、ホンワカした雰囲気だと思っていたのですが、意外にも、結構ナイツもそっち系なんだな~と。

録画して、後で見ようと思ったのですが、ちょっと見始めたら目が離せなくなって。
「愛のある毒」
多分、地上波では放送できなさそうな業界の裏話や、社会風刺、亡くなった内海桂子師匠をネタに追悼しようという思いとか、それを「笑える」視聴者って「通」なのでしょうかね。

今年を振り返るネタは、いろんな人たちがやると思いますが、なかなか「毒」がありましたね~好きですね

 

塙さんは、「捜査一課長」の朴訥としたお芝居が笑えて、好きで見ていたのですが、今年一番の話題になったドラマ「半沢直樹」をベースに、実際所属している漫才協会の裏話(ホントにドロドロしてるみたいで)をネタにしたドラマ仕立てのコントでは、結構声出ててお芝居もちゃんとしてるんですよね。

そうそう、「コント」は「お芝居」が上手くないと成立しませんから。
だから、お笑いの人は、ドラマに出ても、その場をさらう程の演技力があるんですよね、きっと。

塙さんは、M-1の審査員をされてますが、いつも「顔面蒼白」なのが笑えてしまう。
だけど、「なぜ東京の漫才はM-1で勝てないのか」(だったっけ?)という本(をまだ立ち読みですが)で、結構お笑い界を厳しく、冷静に分析していて、なるほどな、と思わされました。
お笑いに対して真面目に考えられてるんだなと、改めて思いました。

反面、ツッコミの土屋さんは、とても絵がお上手
そこは関係ないですが活舌のいいツッコミが大好きです。

 

漫才はもちろん、コント、ラジオトーク、歌(上手いとは言えないけど)、南京玉すだれ・・・さすが、東京の漫才協会で「演芸場」に出演しているお二人。魅せ方が「関西のお笑い」とは全く違う、ベテランの「職人系芸人」みたいな雰囲気でした。なにせ、登場が「お囃子」ですから。

関西系の「どつき漫才」「しゃべくり漫才」「ギャグ漫才」を見て育ったのに、「笑点」のおかげか、いわゆる「東京の漫才」、「演芸場」の雰囲気も好きなんですよね。

 

やはり、「お笑い」「舞台」「生観劇」って大切。お腹抱えて・・・というより、彼らは「ニンマリ」する笑いですが、楽しませていただきました。
もし、近くでライブがあったら、ぜひ見に行きたい!そう思いました。

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