先日の海の日を含む三連休。夫のお休みが日曜日しかありませんでした。その貴重な休日に、わたしの希望で、三重県立美術館で開催されている「デンマークデザイン展」に行ってきました。
ロビーに入ると大きなレゴブロックで自由に遊べるスペースが設けてありました。レゴってデンマーク発祥だったんですね。知らなかった。美術館所蔵の橋本平八さんの「猫」をレゴで再現したものもありました。
ロイヤルコペンハーゲンの磁器から始まって、会場は、デンマークの家具やモダンなデザインのキッチングッズなど、生活を彩る素敵な品々であふれていました。
家具は、どれもこれも機能的でシンプルなのに、人間的な暖かみのあるものばかり。わたしが生まれる前の家具も多かったのですが、半世紀以上経っても色褪せない、現代に通じるデザインでした。
フィンユールの家具(画像は美術館のTwitterからお借りしました)
最後のコーナーではデンマークの椅子に実際に座れるということで、夫と二人、いろいろな椅子に座ってみました。素敵すぎて、椅子に負けてる感がありありでした。ジャージの短パンにサンダルという出で立ちの夫は特に。
撮影可でお互いに撮り合ったけれど 椅子だけ載せておこう
デンマークデザイン展の後、常設展へ。相変わらず常設スペースのある二階への階段は息がきれます。いつも「太りすぎだよ。痩せないと。」と気付かせてくれる戒めの階段なのです。
最近、常設展が面白くなってきました。以前は、名前が知られている画家の同じ作品が、あまり入れ替わりなく並べられていたのですが、数年前から企画展にちなんだテーマで、収蔵品をいろいろ出してくれています。こんなふうに、もっといろいろ見せてくれたら面白いのに。
今回は「北ヨーロッパの美術」ということで、ムンクやカンディンスキーの作品などが出展されていて、とても興味深く観ることができました。
カンディンスキーの版画 無機的かと思ったら意外とやわらかい 楽しい (画像お借りしました)
常設展も良かったのですが、今回は彫刻の柳原義達記念館が、異空間に紛れ込んだような不思議な世界を見せてくれました。中谷ミチコさんの「その小さな宇宙に立つ人」です。
中谷ミチコさんは三重の白山町を拠点として制作活動していらっしゃる彫刻家。小さな作品が広い会場にぽつんぽつんと並んでいます。柳原善達さんの作品ともコラボしていて、これは十代の頃に柳原さんの作品に影響を受けた中谷ミチコさん自ら選ばれたということです。
中谷さんの作品は今まで見たことのないもので、説明が難しいので、まずは観ていただきましょう。
今回は撮影可でした
画像では一見平面のようですが、絵は彫り沈められた石膏の底に描いてあって、そこに透明な樹脂を流してあります。表面は平面でツルツル。うーん例えが合っていないかもしれないけれど、昔おばあちゃんが作ってくれた缶詰のフルーツに寒天を流して固めたお菓子に似ているといえば似ています。そこにあるようで、手を触れられない大事なものの感じ。
夫があることに気づきました。この寒天(?)の中の少女たちは右から見ても左から見ても視線がこちらを向くのです。とても不思議。きっとそのように考えて作られているのでしょうが、その仕組みがわかっていないので、ちょっとこわいです。
固いもののはずなのに印象はやわらかい。可愛いもののはずなのにちょっとこわい。普段使われていない神経をくすぐられて、脳が少し活性化したかもしれません。
自然光が一部取り入れられた、ほどよく明るい会場は居心地がよく、不思議な世界に入り込んだような時間でした。
美術館の中をけっこう歩き回ってカロリーも消費(したかしら?)。お昼も過ぎてお腹が空いて、どこかでランチでも食べればいいのに(短パン、サンダルで?)、質素倹約の我々はデパ地下のドンクでカレーパンを買って、駐車場でパクつきましたとさ。(だってお給料日前)。
ロビーに入ると大きなレゴブロックで自由に遊べるスペースが設けてありました。レゴってデンマーク発祥だったんですね。知らなかった。美術館所蔵の橋本平八さんの「猫」をレゴで再現したものもありました。
ロイヤルコペンハーゲンの磁器から始まって、会場は、デンマークの家具やモダンなデザインのキッチングッズなど、生活を彩る素敵な品々であふれていました。
家具は、どれもこれも機能的でシンプルなのに、人間的な暖かみのあるものばかり。わたしが生まれる前の家具も多かったのですが、半世紀以上経っても色褪せない、現代に通じるデザインでした。
フィンユールの家具(画像は美術館のTwitterからお借りしました)
最後のコーナーではデンマークの椅子に実際に座れるということで、夫と二人、いろいろな椅子に座ってみました。素敵すぎて、椅子に負けてる感がありありでした。ジャージの短パンにサンダルという出で立ちの夫は特に。
撮影可でお互いに撮り合ったけれど 椅子だけ載せておこう
デンマークデザイン展の後、常設展へ。相変わらず常設スペースのある二階への階段は息がきれます。いつも「太りすぎだよ。痩せないと。」と気付かせてくれる戒めの階段なのです。
最近、常設展が面白くなってきました。以前は、名前が知られている画家の同じ作品が、あまり入れ替わりなく並べられていたのですが、数年前から企画展にちなんだテーマで、収蔵品をいろいろ出してくれています。こんなふうに、もっといろいろ見せてくれたら面白いのに。
今回は「北ヨーロッパの美術」ということで、ムンクやカンディンスキーの作品などが出展されていて、とても興味深く観ることができました。
カンディンスキーの版画 無機的かと思ったら意外とやわらかい 楽しい (画像お借りしました)
常設展も良かったのですが、今回は彫刻の柳原義達記念館が、異空間に紛れ込んだような不思議な世界を見せてくれました。中谷ミチコさんの「その小さな宇宙に立つ人」です。
中谷ミチコさんは三重の白山町を拠点として制作活動していらっしゃる彫刻家。小さな作品が広い会場にぽつんぽつんと並んでいます。柳原善達さんの作品ともコラボしていて、これは十代の頃に柳原さんの作品に影響を受けた中谷ミチコさん自ら選ばれたということです。
中谷さんの作品は今まで見たことのないもので、説明が難しいので、まずは観ていただきましょう。
今回は撮影可でした
画像では一見平面のようですが、絵は彫り沈められた石膏の底に描いてあって、そこに透明な樹脂を流してあります。表面は平面でツルツル。うーん例えが合っていないかもしれないけれど、昔おばあちゃんが作ってくれた缶詰のフルーツに寒天を流して固めたお菓子に似ているといえば似ています。そこにあるようで、手を触れられない大事なものの感じ。
夫があることに気づきました。この寒天(?)の中の少女たちは右から見ても左から見ても視線がこちらを向くのです。とても不思議。きっとそのように考えて作られているのでしょうが、その仕組みがわかっていないので、ちょっとこわいです。
固いもののはずなのに印象はやわらかい。可愛いもののはずなのにちょっとこわい。普段使われていない神経をくすぐられて、脳が少し活性化したかもしれません。
自然光が一部取り入れられた、ほどよく明るい会場は居心地がよく、不思議な世界に入り込んだような時間でした。
美術館の中をけっこう歩き回ってカロリーも消費(したかしら?)。お昼も過ぎてお腹が空いて、どこかでランチでも食べればいいのに(短パン、サンダルで?)、質素倹約の我々はデパ地下のドンクでカレーパンを買って、駐車場でパクつきましたとさ。(だってお給料日前)。