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父の記憶

2008年08月04日 | ライフ・LIFE・ライフ
大正生まれの父はお洒落で優しい素敵な人だったと、母はもちろんのこと親戚の誰もが言ってくれます。
私の記憶は小学生の低学年で止まってしまっていますが、やっぱり優しい笑顔の記憶しかありません。

ただの一度も怒られた記憶がなく、どんなに疲れていても私を色々なところに連れて行ってくれた父は、倒れる前日まで私を負ぶってくれていました。
頭がよくてハンサムで、底抜けに人がよくて親切で優しい人、それは母の「絶対」なのです。

ただ一つ、そんな父のダメな処は母や私を残して早く亡くなってしまったこと。
遅く結婚した二人の結婚生活はわずか10年。
翌年に誕生した一人娘の私が宝物だったことは、手に取るようにわかります。
けれど、その宝物が成人するところも結婚したことも、母があれから本当に頑張って立派に生きることも、見ることなく逝ってしまいました。
でも本当にかわいそうなのは父。どれほど生きたかったでしょうね。。。

今日は父が亡くなって32年目の命日。
享年50歳。

今の自分を思えば、自然にジワリと涙が浮かんでくるほど若い死です。

父の生き方に恥じない生き方は、まだまだ出来ていませんの。。。