その舞台は、コンサートでもなく、ただの芝居でもない。もちろんミュージカルなどでもなく、舞踏劇というわけでもない。
『南洋神楽プロジェクト2009』という、大枠でいうと様々な芸術を合わせたユニットというべきか。
舞踏家あり、演奏家あり、俳優あり、ダンサーあり、歌手あり、とそれぞれに素晴らしいと思われる芸術家たちが作ったまさに南洋神楽。
タイトルの『仙人になりたかった男』とは、芥川龍之介の杜子春のこと。
見知らぬ仙人から大金を授かる杜子春。しかし瞬く間に金は使い果たし、途方に暮れるとまた仙人に助けられる。
そして授かる大金もやはり一瞬にして浪費してしまう。
大金持ちの杜子春には寄ってくるのに、お金を失うと離れていく。。。という周りの人々に嫌気がさした杜子春は、またも大金を与えようという仙人にこう訴える。
「私を仙人にしてください」
「杜子春伝」から起こされた芥川龍之介の「杜子春」は、私が子供のころには教科書に乗っていた気もしますが、習った記憶はありません。
児童文学に直されているものを読んだ気もするのですが、そういえば。。。。という記憶が少しあるだけです。
やはり、この話は大人にしかわからない部分もあるように思うのです。
さて、この舞台には丸田美紀さんが箏の演奏で参加していて、前回観た時にもとても面白かったので、かなりの期待を持って観に行きました。
「楽譜はもともとあるのですか?」
終わった後に聞いてみると、「あるものもあり、踊りやセリフに合わせて作ったのもあり」とのこと。
でも、本当~~~~に丸田さんの演奏は、音楽のパーツの一つとして踊りや舞台にカッチョ良く溶け合っていて、「あぁ。。。これが音楽なんだなぁ。。。」と改めて思いました。
小劇場芝居にのめりこんでいた高校時代を思い出し、胸躍る一日でした♪
記事が(チョッピリだけでも)面白かったらクリックお願いします。
(ランキングが上がってテンションも上がりますの♪)
←あなたのポチッ♪が私の支え。
お願い♪
邦楽ブログランキング
オマケ
お箏習ってみませんか?
ぴっくんのお箏教室♪