牛骨のへら

近所の手芸屋さんがセール中なので、和裁の道具などを買いに行きました。

私の「へら」（布に印をつけるもの）は、母からもらった象牙のヘラだったのですが、どうにも小ぶりで先が丸くなっていたので、新しいものを買うことにしました。


象牙は高いから、骨系だな。。。などと、小動物ちゃんたちが聞いたら「コラコラ」と突っ込みが入りそうなことを思いながらお店へ♪



ありました。
牛骨のヘラ。


思ったよりは全然安い（1000円もしないのです！！！）を一つ手に取ってレジに向かおうとした私。



？！？！





一つとった下にあったヘラに、目はくぎ付けです。






色が違う！




私が手に取ったのは白いの。






でもその下にあったのは、なんとも黒くて汚いへら。







え～～～～～～～～～～？？？同じヘラなのに～～～～～～～！！！！








と、考えてハタと止まりました。



牛骨ということは、ちゃんの骨。
同じわけはございません。



すると、どうでしょう？！





私は何ともその、黒くて汚れた感じのへらが気になってたまらないのです。
白くて綺麗なへらを買えばいいのに！



迷う5分。




結局手にしたのは黒いほう。




だって、黒いんだよ？！
骨なのに黒い。
そしてシミもある。



それが、何か『人生（牛生だけど：笑）の荒波を乗り越えて色付いちゃいました♪』的な魅力を放ったのです。







人生はちょっとくらい汚れている方が面白い！
それは間違いないでしょう♪




だから黒い牛骨。




私はきっと






これからも、すべてこんな選択なんだろうな。。。。。










と思いながら帰路につき、そしてすこし嬉しくなった午後でした♪





　　　　　　　　　

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