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古典に恋をした日

2011年06月06日 | 
きっかけは何でも無かったのです。

2月くらいに邦楽ジャーナルを読んで「あ!頌山先生が古典の会に出られるんだ♪行こうかな?」


と、思った。



それだけなのです。



『機が熟す』という言葉があります。

今まで古典は「やらなければイケナイモノ」であり、「苦手なモノ」であり、「人前ではとてもとても。。。なモノ」であり、「演奏会の最初にお決まりで聴くモノ」でありました。


ところが今回は、最初から最後まで古典(宮城先生にまつわる)の会です。

【藤井昭子 地歌Live 第54回】

プログラムは「春の夜」「こんかい」「尾上の松」の3曲。
どれも名曲で大曲です。


今回私はなぜだか「一人でも絶対に行くぞ!」と思ったし、なぜだか「勉強したい!!!」と強く思いました。
普段から古典力の無さがコンプレックスでもあったのですが、まさに機が熟したとしか言いようが無い衝動に突き動かされて行ったライブです。

そしてその衝動は間違いでは無かったと、春の夜が始まってすぐに感じました。
行きの電車の中で「眠たい。。。コンサート中に寝ちゃったらどうしよう?!」と思っていたのですが、そんなことは全然心配する必要が無い程に、夢中で聴きました。

本当に古典のコンサートなのでしょうか?!
時折前のめりで「え?!もう終わり??もっと聴きたい!!!」というほど素晴らしい演奏だったのです。


そして特筆すべきは助演の塚本徳(めぐみ)先生の「こんかい」の箏です。

それは霧のように、靄(もや)のようにフワリと昭子先生の三絃に絡みつきます。
なんて上品で美しい音なんでしょう?!?!
コロリンもシャシャ(掻き手)もサラリン(裏連)も美しくて上品で三絃にピタッと添っていて、「あぁ。。。こんな素敵な箏をアタイが弾ける日は来るんだろうか?!100年後ですか??」と、まるで夢の中です。
昭子先生の三絃も凛として美しく、軽やかなのに野太い!素晴らしいです!!
会場にも演奏後にはどよめくような溜息が洩れます。

私はミーハーではありません。
けれど終わった後、出番を終えて側で聴いていらした塚本先生に思わず「本当に素晴らしい演奏に感動致しました。握手していただいても良いでしょうか?また是非!聴かせていただきたいです!!」と申し上げてしまいました。(その時の私はすっかりファン心理♪
ただ、でも、しかし!!この『どうしようもない感動』を、何としてもお伝えしたかったのです!!
塚本先生は優しい笑顔でとても喜んで下さったのですが、私はその右手を見ながら「少しだけでも良いから乗り移って~~~!!!」と強く強く思ったのです。


古典って、きっと昔~昔はロックだったのだね!と思ったし、宮城先生の曲は本当にバロック(芸術運動)だよ!!と強く思った素晴らしいライブでした。
また行きたい!!!
誰にでも超~~勧めるじょ~!!!!




もちろん!
大好きな頌山先生の演奏が素晴らしかったのは、別に書かなくてもわかってもらえるだろうけどね♪


See you !
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