思いつくまま

思いついたことを書いています。

フィギュアスケート世界選手権、安藤ミキティ優勝 ☆☆☆☆☆ おめでとう。

2011年04月30日 22時41分41秒 | その他
3月に東京で開かれる予定だったフィギュアスケートの世界選手権、東日本大震災の影響で、4月下旬にロシア・モスクワで開催された。

男子シングルは、カナダのパトリック・チャンが優勝、そして2位に小塚崇彦くんがSP6位からジャンプアップして入った。 高橋大輔が5位、織田信成が6位。

女子シングル
SP
初出場の村上佳菜ピーの「ジャンピング・ジャック」は良かったと思ったけど、ジャンプなどで思ったように得点が出ずに予想外の低迷の10位。
浅田真央ちゃん、赤と黒の縛られたような衣装で「タンゴ」を何とか無難に演技したけど、全体に勢いや安定感が無くて7位。
安藤ミキティ、淡いピンクの衣装でしっとりとした演技、調子が悪いと言っていたけど、本当に素晴らしい演技だった。それでも2位。
久しぶりに登場のキム・ヨナ、青と黒の衣装で「ジゼル」、最初のトリプルルッツでステッピングアウトしたにもかかわらず+1の評価をするジャッジがいるくらい???(演技自体は悪くなかった)高得点で首位。
ほかには、アメリカのアリッサ・シズニーが4位、イタリアのカロリーナ・コストナーが6位、地元ロシアのクセーニャ・マカロワが3位+アリーナ・レオノワが5位が良かった。

フリー
村上佳菜ピー、左右に赤と黒の衣装で「マスク・オブ・ゾロ」、勢いがあって伸び伸びした演技で2つ順位を上げて8位。
浅田真央ちゃん、淡い紫の衣装で「愛の夢」、マァマァの演技で6位。
カロリーナ・コストナーが3位、レオノワが4位、アリッサ・シズニーが5位。
キム・ヨナ、声入りのアリランのメロディ、ジャンプで2つもシングルになったけど、それでも加点したジャッジがいたりして、久しぶりの割りには良い演技でうれし涙???の2位。
安藤ミキティ、黒い衣装でピアノ協奏曲、すべてにおいて安定感があって、ジャンプも次々に高く跳んで、 2007年東京以来4年ぶり2度目の優勝。

安藤ミキティ、今シーズンは一皮向けた感じで、シーズンを通してしっとりとした安定感のある演技が続き、グランプリシリーズでは中国大会&ロシア大会で優勝・2勝、ファイナルでは5位だったが、12月の全日本選手権で右足を前に出してのガッツポーズで優勝、2月の四大陸選手権でも優勝、シーズン最後の世界選手権で、練習拠点を置くロシアで女王にふさわしい優勝 、本当に素晴らしかった。
        
コメント (2)
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香山リカ著『人生の法則』(ベスト新書)を読む。

2011年04月29日 17時54分54秒 | 読書
1年前に出版されたいつもの香山リカさんの本なのだが、物理学などの普遍理論・ことわざと人の心とを結びつけて考えてみたもので、非常に面白かった。

プロローグ
44歳問題、女性は恋愛・結婚・出産・転職をあきらめずに再チャレンジできる年齢のギリギリのところが44歳、アラフォファ!

知るだけでココロがラクになる10章
 <幸福量>保存の法則⇔質量保存の法則、運動量保存の法則
エミー・ネーターという女性数学者の定理=「対称性(不変性)があるところには必ず保存則があり、保存則があるところには対称性(不変性)があることを意味する」
(2008年ノーベル物理学賞の小林・益川理論で対称性は破られた。)
人間の心のエネルギーは減っても必ず補充される。
人生の幸福量は一定で、良いこともあれば悪いこともある、人生「ならせばみな同じ」
 <恋愛>自由落下の法則
どんなにラブラブな相手でも、恋愛感情は長くは続かない。イヤだと思っていったん下り坂を下りだすと、とどまることを知らずにどん底まで落ちてしまう。
検索キーワードの上位、「夫 死んで欲しい」!!問題、お~~コワッ~!!
 <不安>速度不変の法則⇔光速度不変の法則
ウソでもいいから不安を取り除いてほしい。これさえ飲めば病気が治る!なんてね。
不安な時こそ、視野を狭くして、なるべく過去や未来に目を向けずに、現在のことだけに集中することにより、不安のスパイラルをストップさせる。
 <健康オタクと不健康>定比例の法則
アンチエイジング・メタボ・ダイエットがブームだが、ちょい太のほうが長生きする。
やせた自分は早死にするのか。orz
「健康のためなら死んでもいい」というジョーク、健康に気を使いすぎると、結果的にストレスから不健康になる。自然に任せるのが一番良い。
 <お仕事>慣性の法則
物体に力が働かなければ、静止した物体はいつまでも静止しているし、運動している物体はその速さで等速直線運動を続ける。
仕事を始めるに当たっては、軌道に乗せることが大切で、ムリに力を入れすぎない。いったん軌道に乗れば、惰性や少しの力で動いていく。惰性は悪いことではない。
他人の意見やネットの情報を大量に取り入れ過ぎて、自分は何もしていないからとあせって、じたばた動き出すのはよくない。ボッ~~としている時には、力も加わっていないので、ゆったりかまえることも必要である。
 <気分>熱伝導の法則
熱も人の気分も伝導するっちゅうことやね。「二次うつ」、東日本大震災の悲惨な映像ばかり見ていると、健康な人でも伝導して調子が悪くなるのでご用心。
昨年の今頃、職場では病気で2人も休んでいる状況で、1つ間違えばみんなが共倒れする危険もあったけど、そこは自分でも本当によく頑張って仕事してきたものだ。
 <コミュニケーション>作用反作用の法則
上司が部下にガミガミ言えば、おとなしい部下だって突然反撃してくるってことだね。また、マジメで硬そうな人ほど、心の奥深くでは何を考えているのかわからなかったりする。時々、あの人がなぜそんなアホなことをするのかってことがあるもんなぁ。
でも、最近はツイッターが出てきて、一方的に言いっぱなしのこともしょっちゅう、というか、あれはそれでいいのだ。作用反作用の法則と思って質問しても、スルーされてしまうことに怒る人もいるけど、それはそういうものなのだ。
香山リカさんもこの本を書いた時はつぶやいていなかったようだが、今はつぶやくようになって自分もフォローしている。結構アホなことつぶやいているよね。でも、それでいいのだ。
 <ネット>「悪事千里を走る」の法則
これはコワイよ、本当に。「人の噂も七十五日」って言うけど、ネットはそうはいかず、残ってしまうんだ。ブログに書いたりTwitterでつぶやいたことをあとで削除しても後の祭り。どんどん広がっていってしまって、止める手段がない。
香山リカさん、「占い師」の肩書きがついてしまっているとのこと、お気の毒様。もうどうしようもないよなぁ。
 佳人薄命の法則
佳人は早死だと思って読んだら、そういうことが言いたいのでなくて、美人は得だということ。佳人薄命なんて、美しくない女性の負け犬の遠吠え、女子大生がお洒落になるのは、自分の母親のようになりたくないからなのか。
10 盛者必衰の法則
日本はアメリカに次ぐ経済大国だったはずなのに、いつの間にか中国に抜かれている。
勝ち組と負け組み、特に勝ち組と思っていてもいつ転落するかわからないし、勝ち組には負け組みにわからない悩みもあるらしい。人生、山あり谷あり、おごれる者は久しからず。

エピローグ 全か無かの法則
カツマーカヤマーではなくて、遥洋子さんの「ぼちぼちの法則」が大切、人生に勝敗は無い、って負け犬は遠吠えしているような - - -。
でも、決して香山リカさんは負け組ではないから、そういうことが言えるのかもしれないなぁ。
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