4 月 20日(月)
「PHPの 5月号」に掲載されていた「金澤翔子」さんの文章です。
いろんなことを考えさせられます。母も子もすごいです。
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窓からの月光に照らされた翔子が静かに「お母様しあわせ?」と聞いてきた。
「うん、幸せだよ」と答えると「お母様嬉しい?」「楽しい?」と重ねて問いかけてきた。
私はこの時涙が止まらなかった。翔子誕生で、涙にくれてダウン症の告知を受け、
その日から余りの苦しさに日記をつけ始めていた。
告知の日に「今日、私は日本で一番悲しい母だろう」と書いてあった。
その後もオロオロと悲しみ、この世から消えようと、もがいていた。
あの日から二十六年経った今、我が子に幸せか問われて
「母さんは日本一幸せだよ」と答えられる。
死のうとしても死ねなかった私はしみじみと思う。
「生きてさえいれば絶望は無い」と。
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