ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】共喰い…実家に最接近な映画で思い入れはあるが映画自体はあんまり好きでは無い(前半は長めの近況報告)

2024-11-16 23:13:08 | 映画
本日は、2024年11月16日(土曜日)です。

昨日、2024年11月15日(金曜日)「タイムカット」の記事をアップした後の夕方から、妻の誕生日🎂だったので、一緒に外食に行ってきました。

妹の運転で送ってもらい妻を職場まで迎えに行った後、小倉北区まで。
小倉駅で下ろしてもらい、まず平和通りにある「小倉やきとり 鳥松 本店」へ。
前日に席を予約しようと電話したのですが、予約は3人からということで予約はできなかったんだけど、そのまま店に行くと、待たずにカウンターに通していただきました


(まずはビール)



(写真以外にもいくつか注文)



(久しぶりに、山﨑ハイボールも)


久しぶりのお店で食べる焼き鳥は格別でした🍻

次に、もうちょっとだけ別のお店で飲もうと、以前から妻が興味を示していた「蕎麦屋酒 今昔亭」(上記「鳥松」のすぐ近く)


(蕎麦は、飲み屋さんと思って侮るなかれ…美味いです)



(十割蕎麦をアテに1杯だけ)


2件で食事したので、お腹いっぱいに💦
この時点で割と早い時間でしたが、JR🚃と西鉄バス🚌と徒歩🚶で帰宅しました。


で、本日、2024年11月16日(土曜日)ですが…

早朝から、山口県下関市豊北町滝部にある友人の理髪店まで散髪💈に(妻もドライブがてら同行)

散髪後は、散髪屋さんに教えてもらった山口県下関市長府(「ボートレース下関」の近く)「お食事処 味納」というお店で、早めの昼食。



私は「豚肉生姜焼き定食」(1,200円税込)を食べたのですが、妻のためていた「魚フライ盛合せ定食」(1,200円税込)…多分、魚はフグなんじゃなかろうか(違ったら味音痴みたいで恥ずかしいですが)…の方が、一つもらったけど、美味しくてオススメです
あと、カツ丼が評判らしいという話も聞いたので、次の機会に。

帰宅後は、両親の携帯電話更新の話をしに、私が携帯でお世話になっているカーディーラー、家電量販店「コジマ」の携帯電話コーナー、「ドコモショップ」を、妹と一緒にハシゴ。
お金払うのは私ではないので、結局結論は出ませんでしたが(私なら結論出していましたが)…そこで、午後一杯時間を使用。
そこから帰ってきたのは16:00過ぎでした。

そういう日です。



以下は、映画鑑賞記録です



「共喰い」🐟⛩
監督 :青山真治
出演 :菅田将暉、光石研、田中裕子
制作年:2013年
制作国:日本🇯🇵



2024年11月9日(土曜日)のAM2:00頃までにかけて「Prime Video」で鑑賞しました。
(Blu-rayソフトも未開封で持っているんだけどね。)



概要
田中慎弥の芥川賞小説「共喰い」の映画化。
昭和63年の夏、山口県下関市。17歳の男子高校生 遠馬(菅田将暉)は、父親の円(光石研)と、その愛人 琴子(篠原友希子)と一緒に暮らしていた。円は、性交のたびに女性を殴る性癖があり、それが原因で遠馬の母の仁子(田中裕子)とも別れていた。遠馬は、円の血をひく自分も恋人の千種(木下美咲)に円と同じような暴力を振るってしまうのではないかと恐れていた。
橋の反対側で魚屋を営んでいる母の仁子は、戦争中に空襲で左手首を失っており、特注の義手をつけていた。



感想
2021年に亡くなった青山真治が撮った2013年公開の映画。
当時の、私や家族の認識では、あの「仮面ライダーW」にフィリップ役出ていた、菅田将暉が主演を務めた映画…そして下記に書いていきますが、思い入れを持たざるを得ない映画です。

随分前から、観よう観ようとは思っていて、Blu-rayソフトも買ったのだけど、なかなか観ず…公開から10年以上💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦が経過してしまいましたが、先日なんとなく思い立ち、深夜に鑑賞。

で、感想ですが…
映画の作りと、物語は全く持って好みではないむしろ嫌いめなもの…でした。
青山真治監督作品は、全体的に合わないように感じています…「サッド ヴァケイション」とかもなんか嫌でした。)

腐った人格の父親の腐った性僻にまつわる、爛れた人間関係
民度の低そうで、正しい教育もされていないような、貧困層が集まっていそうな田舎で起こる話基本、不愉快な話です。
しかも、最後の方は、当時の天皇陛下の崩御を待つような、戦争責任を云々言うような、実に捻くれた視点の脚本重ねて不愉快です。

あと、実際の昭和63年って、あんなに昔だったっけ…私の感覚では10年ぐらいズレがあるような


じゃあ、なんでこの映画に、観てもいなかったのに思い入れがあり、Blu-rayソフトまで買って、気にしているのかというと…
(私のブログ過去記事を何度か読んでいただいていて、お察しの方はいらっしゃるかもしれませんが…)

この映画のロケ地が私の“地元中の地元”だからです。

映画の設定上は、山口県下関市の“川辺”という場所ということになっていますが(川辺って場所は本当にあるんかな、実際のロケ地の大半は、私の生まれた地域である、北九州市門司区の吉志とか恒見町です。

あの、菅田将暉たちが、バチ当たりにもエッチなことをする、ラストで田中裕子が逮捕される神社⛩は、実家から50メートルぐらいの場所です。
…そういえば、逮捕しにきた刑事さんは、田中裕子の夫の昔のバンドメンバーでしたな。

菅田将暉が、彼女に電話📞かける売物件となっているタクシー会社も、その数年前に廃業した実家のほんのすぐそばのタクシー会社。
(タクシー会社の社長さんは幼馴染でした。)

舞台の多くとなる、田中裕子が魚屋やっている漁村も、そちらは昔祖父家族が住んでいた家(母の実家)のほんの近く…私の実家とも1キロ以内。

アパートの女が住んでいるアパートも、実家の近くです(実家と、祖父が前述の家から引っ越した家の中間地点)。未だにあるんじゃないかな(未確認)あの廃墟のようなアパート。

ポスターの真ん中にも載っており、劇中、何度か登場する川にかかった橋も、私が中学校にいく際の通学路。
卑猥な表現されてしまった河口付近も、私の原風景です…まぁ、本当に、あのほんの近くにあたりに住んでいる方は…言葉は選ばないといけませんが、確かに貧困層というか、そういう方々も多かったかも知れません。

最後の方でうどん食べている「源平うどん」は、実家からちょびっと遠いけど、それでも同じ中学校区内。

菅田将暉が人工雨の中走る場所☂️は、実家の本当に目の前です。
…私は確認できませんでしたが、うちの母はシルエットで出演しているとの事。
(この辺りの…私の母含めた…ことは、後でじっくり書きましょう)


と、今は(実家以外には)あんまり寄り付かないけど、子供の頃に遊んだ原風景が。この映画には多く登場します。
これらの風景のいくつかは、川の整備などで失われてきており、前述のタクシー会社の建物も既に無いなど、この映画でしか観られなくなった風景がいくつも登場しています。
(とはいえ、令和になった今でも、映画の中で描かれた、昭和63年だとしても、古い建物などは、あんな感じで残ったままなんですけどね)

…が…というか…にしても、汚く描いてくれたものです。

確かに、綺麗な町では無いですけど、汚さがピックアップされちゃっていましたよね。
まぁ、住んでいる方々も、全体的にそんなに上等では無いのです…そもそも田舎の漁村だし…しかし、あの描き方には、何か恨みでもあるのかと思うぐらい
汚いゴミがいっぱいある、河口付近の映像なんかも…
いや、多分恨みというか、少なくとも差別心は、ガチであるんじゃ無いかな。

青山真治監督も北九州市門司区の出身、私より4〜5歳上の同郷の方ですが、
青山真治が生まれ育ったのは、詳細は知りませんが(多分)門司港とか大里地区といった、門司の表側なんじゃないかな
このロケ地になっているのは、そんな表の方々から、“裏門司”と呼ばれる、より田舎の方なのです。
…だいたい、高校とかに行くと、私の田舎である地域は、馬鹿にされていたものです。
私より、ひと世代前なら、品のよろしく無い方も多く、表の方々とは衝突があったのでは無いかと想像します。
原作者、田中慎弥が、山口県下関市のとある地域や、住んでいる方々に負の記憶やイメージがあって、この原作小説が書かれたのではないかと想像するのですが、その“負”を、青山真治が投影しやすかったのが、この地域なのではないかと。
亡くなったので、その辺りの気持ちを確認する術もありませんが。

加えて…
妻の祖母は、田中裕子が演じていた女性のように、過去の事故で片腕がなく…
私の祖母は、田中裕子が演じていた女性のように、魚屋をやっていた時期もありました(あったとのことです)
これらはたまたまですが、なんか、そんな私らの前の世代が、なんとなく揶揄されているような感覚にも陥らせられる部分も手伝い、嫌な気持ちになります

…と、ひどい描き方でしたが、
その後、菅田将暉がこの地域を気に入ってくれて、数年後再度やってきて、CD特典の「茜色の夕日」のミュージックビデオ撮影をしたり、地元の魚料理屋さんにもう一回行って、写真撮ったり…と、なったのは救いです
(菅田将暉は、撮影当時、亀の井ホテル=現在のAZホテルに滞在していたという噂なので、その近所の魚料理屋さんとは仲良くなったのかもしれないです。)
菅田将暉は、多分1年程度以内の最近、バラエティ番組で門司(その際は、門司港でしたが)が紹介されている時にも「門司だ」と、懐かしさや好感の反応をしてくれており、このあたりは嬉しく思う部分です

まぁそんなわけです。
(残りは、下記蛇足で、かつて「ロボジー」の記事でも書いた話を、再度書きます)
しかし、あんまり書くと、実家特定とかされてしまいそうですね。
その気になれば容易な事でしょう…そんな暇人もいないでしょう。


出演者は…

10年後、あんなビッグになっているとは思いもしなかった💦…だったら、会社休んでサインでも貰っておけばよかった菅田将暉が主演。
この当時の菅田将暉は、若い割に上手い気もします

あとは、北九州市といえば、かつ青山真治監督作品といえば…な、光石研が、あの父親役

で、片腕のない母親役に、ジダンダ田中裕子

ちょい役な刑事役に、前述したジュリーの仲間サリー岸部一徳

木下美咲篠原友希子宍倉暁子といった女優さん各位は知らない方ばかり

若い刑事役の淵上泰史も知りません


点数は…地元愛を別にすれば、せいぜい3点(5点満点中)ぐらいかな。


蛇足
この映画が撮影されていた2012年当時のお話。
この事は「共喰い」と同じく、北九州市でロケが行われた「ロボジー」の記事でも書いた内容ですが…

2012年当時、前述もしたように、私の実家の目の前で「共喰い」の映画ロケが行われていました。

当時、聞き齧っていた情報でも、娘の通う習字教室の先生が…
「なんか、多分(名前から察して)ホラー映画の撮影やっているらしいよ…」とか言っていたのが、伝わってきて、私が調べると、
なんか石原慎太郎と喧嘩(?)した作家の嫌な話が映画化されるらしい。
監督は「サッド ヴァケイション」青山真治…当時、青山真治監督の映画は観た事なかったけど、「サッド ヴァケイション」って、浅野忠信主演だったよね…だったら面白いわけないし、ポジティブであるわけもない
(私は、常に浅野忠信に不信感あり。浅野忠信の出てくるもので面白いものなど「マイティ・ソー バトルロイヤル」と「ブラッシュアップライフ」しかないのです。)
嫌なイメージと私の生まれ育った場所のイメージが重なるというのは、少し複雑な気持ちもあるなぁ…などと思っていました。
しかし、主演は「仮面ライダーW」の可愛らしい方な菅田将暉
かつ、実家近くでメジャーな映画が撮影されるというのは、ほぼ初めての経験でして、まぁ楽しい感情の方が勝っているという感じでした。

で、自宅前で行われたロケ。
人口雨の中、菅田将暉が走るシーンの撮影を観ていた、私の母のお話。

私の母親は撮影の見学しながら
「あれが菅田将暉くんね。うちの孫の方が男前やね」等々、余計な事を色々と言っていたらしいです😅
ちなみに、うちの母親の孫…すなわち私の息子は、当時から実に油断な生活をし、体重が100キロ近い(現在は100キロ越え)デブな青年。
親の贔屓目を最大限にしてもジュノンボーイである菅田将暉くんより男前ということは有りません。

菅田将暉に向かって(当時の母は、菅田将暉のことを知らず無名の新人と認識)

母    :「菅田くん」
菅田将暉 :「はい」
母    :「頑張ってね」
菅田将暉 :「ありがとうございます」

まぁ、ここは普通…話しかけてよかったのかどうかは知りませんが💦

で、そんな母の一番余計な一連の言動が…以下。

母は、若い撮影スタッフの方にこう話しかけたそうです。

母     :(青山真治監督を指差しながら)あの人が青山真治なん
若手スタッフ:「そうですよ」
母     :「あの人って、とよた真帆の旦那なんやろ」
若手スタッフ:「そうですよ、とよた真帆さんが奥さんです」
母     :「とよた真帆って、昔、いしだ壱成と付き合いよったよねぇ」
若手スタッフ:「え、そうなんですか😅💦」
母     :「そうよ、若い人は知らんのやねぇ」

と、まぁ母親が武勇伝のように語った話をまとめたので、細かい事はですが、私の母なら、このぐらいの余計なことは簡単に言いそう💦
実に余計な事を言う母です。
ワイドショーのゴシップネタを本人の周囲の人間に言う必要など全く無いのに。
息子としては、一緒の現場にいなくて良かったと心から思う次第です。



では、また



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