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崖の上のポニョをやっとみた。

2010年06月21日 23時47分31秒 | つぶやき
ふひぃ。
何よりも説得力を持つのは、映像の力。
動くわ動くわ…。

水の表現が凄い。

映画の前半では、透明度はあれど、海の中にはゴミが浮遊し現実的な感じなのだけど、後半に進むごとに、現実の壁が完全崩壊してしまう。

誰もポニョを見て驚かない(ばあさん一名を除き)背景の線に直線を使用していないなど、元々、ファンタジーの世界ではあるのですが、時々現実が顔をのぞかせてハッとします。

童話やファンタジーというのは、子供に対して、社会の出来事をオブラートに包み説明する役目をもっています。
その実、現実にすれば残酷な童話も多いです。

人間社会に疲れ人間を捨てたフジモト。
彼は世界をどうしたかったのか?汚い人間たちを排除して太古の海に戻そうとしていたのではないか?

街が海に沈んでしまったのに、誰ひとり嘆き悲しむ事ないこの光景。

ばあさん達の足が治り走り回る、観音様が海をかける。

この世界って…死後の世界なんじゃ…。

あのトンネルがその境目で…。
主人公のお母さんは、グランマンマーレと何を話していたのでしょうか?



ダメですね、こんな風に考えるのは…。

美しい映像、そしてキャラの動き、卓越した職人芸を楽しむためのアニメです。
たしかに人魚姫ベースかもしれませんが、ラブストーリーには早過ぎる気がしますし…。
見る人自体の解釈で怖い話にもメルヘンにも変わりますよ。

個人的には、パンズラビリンスを思い出したんですけどねえ。
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