強すぎるロボ

鋼鉄ジーグのオープニングを久しぶりに見た。
「今に見ていろハニワ原人、全滅だ！」

そう容赦ない。
敵に情けは無用の当時のロボットアニメ。

強いは正義なのだ。
ならば、強すぎて第一話で敵を全滅させてしまうロボとかはどうだろう？


200X年、突如東京上空にあらわれた「オナラー星人」の巨大円盤。
空中に浮かぶ暗黒大魔王ハナゲーの姿！

「はっはっはー愚かな地球人どもよ！」

地球は悪の宇宙人に侵略されてしまうのか？

その時、ビルが二つに割れ、秘密基地の入口が出現！
そう、こういった事もあろうかと大早乙女山博士がひそかに開発していた、超強力ロボ、「アフリカイザー」の登場だ！
ちなみにパイロットは大早乙女山博士の一人息子、ジロー！
彼は超エリートのイケメンセレブ高校生であり、エスパーなのだ。

「オナラー星人ども、地球はおまえらの自由にはさせないぞ！超破壊ジェノサイドビーム発射！」

「な」

一言、発声したかしないかのうちに蒸発するオナラー星人の宇宙船。

「やや？僕の超能力が敵の母星の位置を感じているぞ！　悪の種族は根絶やしだぜ！　超惑星破壊ミサイル！発射！」

宇宙に向かって飛んでゆくミサイル。
宇宙空間でワープし、２時間後、悪のオナラー星は60億の民を巻き込み消滅した。

「やりました博士！さぁ帰ってビール飲むかな！」

こうして正義のロボ、アフリカイザーとジローの活躍によって、地球は救われたのだった。

次回予告
悪の地底人が攻めてきた！
さすがに地球なんで、惑星破壊爆弾は使えない！
大ピンチのアフリカイザー。
でも大丈夫！
建物や構造物にダメージを与えずに人や生き物だけを殺す兵器があるのさ！
次回、「超中性子爆弾炸裂！地底人を倒せ！」にご期待ください。


…うーん。
正義もやり過ぎると悪とかわらんなー。

で、この調子で毎回敵の国を壊滅させていくロボット番組…。

すごく教育に悪いような気がします。
最近、勧善懲悪なアニメって少ないですね。
この場合も正義の力も強すぎると悪と変わらないって感じでしょうか？