ビアンカ・オーバースタディ

読みました！

とても読みやすく、わかりやすく書かれた僕ら世代へのメッセージというか、ラノベという媒体を使った応援（いや、しっかりせえよっていうお叱りの書だな）の書だと思いました。

いや、もちろんそんな事を考えずに読んでも、素直に楽しんで読めるわけですがね。

まず、ラノベに求められる要素、パンツや、妹、可愛い女の子、キレイな女の子等を的確にもりこんでる事、そして、どこかノンキさをもった登場人物たち…。
甘い要素で釣りつつも、萌えだけでなく、衝撃ももりこみながら展開するストーリー…。
また、いとうのいぢさんの絵とのギャップが、さらに深い印象を刻みこむという、天才としか考えられない内容です。

根本はノンキなのだけど、すごく飲みやすい劇薬といった感じです。

ロッテちゃんの「やめれー」とか大好きです。

気になって話を読み進めるうちに、「あ、これ、僕らの事を言ってるんじゃないか…」と感じてしまうのですよ。

そして、悲しきかな日々を好奇心で生きたり、マジで〇〇を取るぐらいの根性を秘めた美女たちは、ビアンカ・オーバースタディというラノベにしかいないのかもしれません。
いとうのいぢさんの絵、いろんな意味でがんばったなぁ。
いや、男性ｎとっては痛々しいから。

後半でロッテちゃんが、ほにゃららなシーンで、犯人のとった行動は、まんま僕らな気がしますよ。　

あ、よくよく考えたら、「農協月へ行く」とかも性欲の話であった気が…
とにかく、普段本をあまり読まない人に読んでほしい一冊です。
すごく読みやすいから。
で、ビアンカに負けずにいろんなきっかけを作れたらと思いますです。

	ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)
	クリエーター情報なし
	講談社