
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』
監督:三池崇史
原作とアニメがあれだけ高評価を確定されている現在
ナゼ実写版で映画化を作る必要があるのか?
という疑問に対しては答えがある程度わかっているのだが
この作品は自分とはやや解釈に差があるようだ。
静止絵と書き文字のセリフが動いたら、どんなにかスバラしい物に
なるだろう?という夢はアニメで達成できている。
では映画では何を切り取るのか? が今回のテーマであるはずだよね。
すると、その場合出てくる一つの答えは、スターウォーズや
アベンジャーズ的な画面一杯、情報量一杯に詰め込まれ展開される
群像アクションだと思うのですよ。



圧倒的なスピードと質感、動きと変化、純粋に映像を観るだけで
味わえる快感。
そこを押さえないと映画化は単に大きなスクリーンにちょっと長めの
TVドラマを投影しただけ、と思うのです。
ジョジョ第4部の心理戦を含めたタイマン型バトルの多いストーリー構成は
この面から明らかに映画化に不向きで、この第4部はどちらかといえば
役者の魅力とセリフ回しの畳み掛けの妙に拠るテレビの連ドラに相応しい。
で映画化といえばやはり第2部の戦闘潮流が相応しい、と思うので
ありました。





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