Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

映画を観て

2006-12-06 23:24:32 | 泣ける話
朝早くから映画を観にいった。今やっている映画はどれも見たいと思っていたのだけど、全部見ることもできないからさんざ悩んだあげく、韓国映画にした。日本の映画が今年何年かぶりに外国映画の興行成績を上回るかもしれない・・という話を聞いていたので、最初は邦画を見ようと思っていた。ドキュメンタリーの「めぐみ」阪神大震災を映画化した「ありがとう」小説が映画化された「手紙」や「暗いところで待ち合わせ」キムタク主演の「武士の一分」ももう公開されていたし、他にもたくさん見たかった。じゃ、なぜ気が変わったのかって?他にも用事がたくさんあるので、早い時間から始まる映画でないとみられない。それと日本の映画は見逃してもテレビでも一年以内にやるから結構すぐに見ることができる。あと思いっきり泣きたい時には韓国映画を見るな。今回見たのは、「サッド・ムービー」という映画だった。別段、チェックしていたわけでもなく何となくこの映画を選んだ。
なんでこんなに泣けるんだろうと思うほど泣けた。私はお年寄りと子供がワーワー泣いているシーンにめちゃ弱い。だからテレビドラマの「ちびまるこちゃん」でもかなり泣いたけど・・・。(笑)

内容は一言で言えば、他の映画と変わらない「愛する人が死んでしまう」話なんだが(恋人同士だったり、母子だったり)、そんな単純なものではなく“生きている時のお互いの関係”の方が多く表現されている映画だと思った。死ぬかもしれない時になってからでないと気がつかないいろんな事、自分には何もできない無力感、死の意味もわからない子供が母を失うとき、ただ別れたくない事を感じる瞬間。鏡に映しているような映画で最初から最後まで泣きっぱなしだった。そのうちにちびまるこちゃんのように、おなかの中に泣き虫が住みつき、しゃくりあげて止まらなくなるくらいだった。いつもなら「あー!良く泣いた!すっきりした。」と思うところだが、そうとも思えずしばらく放心状態で座っていた。

人の数だけ死がある。だから私が今まで会ってきた人全員といつか必ず別れる時がくる。けれど、実は人の数以上に愛はあるんだって事に気がついた。命は一つだけれど、愛は一つでなくたくさんあっていい。たくさんあるほど辛い別れが多くなる。・・・という事は生きている方が、死ぬことよりもずっと苦しいに違いない。愛情深い人ほど生き地獄を味あわなくてはいけない。やはりこの世は試練か。そんな結論におちついた。





サンタさんって。

2006-12-06 01:24:40 | 笑える話
12月に入ったので、例年どおり家の中もクリスマスの飾り付けを始めた。毎年の事だけど、この年になっても飾りつけはものすごく楽しい。いつもイベント(行事)には、かなりこだわるほうだからイブの夜には、ローソクを立て、ご馳走を出し、シャンパンで乾杯する。小さい頃からこの日だけは聖書を読み、教会に行き、一日だけの信者となる。子供の頃はクリスマスに行くと歌を歌ったり御菓子をもらえたりしたから教会に行っていただけだけどね。

クリスマスツリーはもちろんの事、鏡やガラス窓にも飾りをつけるとかわいくてうれしくてとっても幸せな気分になる。子供よりもよっぽどはしゃいでしまった。

息子「今年はサンタさんに何を頼もうかなー?」
 母「サンタさんは欲しいものをくれる人じゃないよ。」
息子「じゃ、何?」
 母「幸せを運んでくる人なのです!」
息子「ぼくは600円のガンプラで幸せになるんだけどな。」
 母「だから欲しいものはもらえないんだって。」

子供は、学童でサンタは本当はお父さんなんだと聞いたそうだ。でもうちのお父さんは夜、家にいない事が多いし、私がいると言い張るので、ちょっとはいるのかもしれないとも思っている。だからそれ以上は突っ込んでこない。子供はわる賢い。よくわからなくても黙ってサンタさんを信じているフリをとりあえずするのだ。私もワクワクしながら本当にサンタさんを待っている。あんまり私がワクワクしているので、そのうち本当にサンタがくるのかもと思い始めた頃、

 母「サンタさんはいい子の所にしか来ないから、今年は来ないかもね。」
息子「えー!ぼく、いっぱいお手伝いしてるよ。」
 母「おかあさんのお手伝いは当たり前。人のお役にたたなきゃ。」
息子「なるほど。」
次の日、ゲンキンな息子はひたすら人の手伝いをしていたそうだ。

そしてクリスマスの晩、サンタは母の元へガンプラを持ってくるのかも
しれない。
「ママから子供にあげてください。それが一番の幸せだから・・・。」

・・・なんてな。   くさい?・・・なんかにおう?