雀A「何だって何時も起きるのが遅いんだ?」
雀B「腹減ったよ~」
雀C「此処飛ばして三浦さん家にいこうか」
松の木の枝に止った三羽の雀達が頻りに文句を言い合っている。
雀C「何でも先々週から帯状疱疹に罹って寝てばっかりいたそうよ」
雀A「何でそんなこと知ってるんだ?」
雀C「だって、先日、隣の奥さんに話してたもの」
雀A「そんなこと他人に話す奴の気が知れんな。同情でもして貰おうとでも考えいるのか ね。大人じゃないね。」
雀B「怠情放心ってなんだい?」
雀C「怠け者が罹る病気さ」
雀A「言えてる」
雀B「普段から寝てばっかりだから、病気で寝ていても変らないしょ」
雀C「だから姉達にも全然心配してもらないのよ」
雀A「参ったね、姉からも見捨てられたか」
散々、主の悪口を言った彼らも飽きたのか三浦さん家に行ってしまった。
やがて、目覚めた主は覚めない頭を振り振り表に出てくる。
主「あれ、居ないな。なんでご主人が起きてくるまで待っていられないんだ。薄情な雀ども目」
雀達を自分が飼っていると勘違いしている主であった。
雀B「腹減ったよ~」
雀C「此処飛ばして三浦さん家にいこうか」
松の木の枝に止った三羽の雀達が頻りに文句を言い合っている。
雀C「何でも先々週から帯状疱疹に罹って寝てばっかりいたそうよ」
雀A「何でそんなこと知ってるんだ?」
雀C「だって、先日、隣の奥さんに話してたもの」
雀A「そんなこと他人に話す奴の気が知れんな。同情でもして貰おうとでも考えいるのか ね。大人じゃないね。」
雀B「怠情放心ってなんだい?」
雀C「怠け者が罹る病気さ」
雀A「言えてる」
雀B「普段から寝てばっかりだから、病気で寝ていても変らないしょ」
雀C「だから姉達にも全然心配してもらないのよ」
雀A「参ったね、姉からも見捨てられたか」
散々、主の悪口を言った彼らも飽きたのか三浦さん家に行ってしまった。
やがて、目覚めた主は覚めない頭を振り振り表に出てくる。
主「あれ、居ないな。なんでご主人が起きてくるまで待っていられないんだ。薄情な雀ども目」
雀達を自分が飼っていると勘違いしている主であった。