第21ステージの光景:表彰台左から T・ピノ(マイヨ・ブラン:白ジャージー)、V・ニバリ(マイヨ・ジョーヌ:黄色ジャージー)、P・サガン(マイヨ・ヴェール:緑ジャージー)、R・マイカ(マイヨ・ア・ポワ:赤玉ジャージー)
Vue de21eme etape : Les quatre maillots du Tour de France 2014 - Thibaut PINOT, maillot blanc - Vincezo NIBALI, Maillot jaune - Peter SAGAN, maillot vert - Rafal MAJKA, maillot à pois
ツール・ド・フランス 2014 第21ステージ Tour de France 2014, 21eme etape
(本ブログは、Le Tour de Franceの公式ホーム・ページ(http://www.letour.fr/le-tour/2014/fr/)に掲載された情報を編集して作成しております。)
【トピックス】
1.ツール・ド・フランス2014の最終レースとなる第21ステージが、昨日行われました。このステージは、イル・ド・フランス地方のエッソンヌ県、県庁所在地のエヴリEvryからパリのシャンゼリゼまでを走るコースです。
2.最も注目を浴びるのは、個人総合の順位です。完走者164名中、そのトップ・スリーの入賞者は次の通りです。
1位(マイヨ・ジョーヌ) V・ニバリ(イタリア) 所属:AST
2位 J-C・ペロー(フランス) 所属:ALM
3位 T・ピノ(フランス) 所属:FDJ
写真は、左から2位、1位、3位
ニバリは、たった1度2位に落ちた他は、第2ステージ以降のすべてのステージで常に首位を守り続け、圧倒的強さを発揮してツール・ド・フランス個人総合の栄冠に輝きました。心から、拍手を送りたいと思います。
更に、フランス国民にとっての栄誉は、トップ・スリーの二人がフランス人だったことです。筆者もフランスびいきなので、とても嬉しく思います。
3.その他のジャンル別に首位を飾った選手は、次の通りです。
・スプリント1位(マイヨ・ヴェール) P・サガン(スロヴァキア) 所属:CAN
・山岳ポイント1位(マイヨ・ア・ポワ) R・マイカ(ポーランド) 所属:TCS
・若者(25才未満)1位(マイヨ・ブラン) T・ピノ(フランス) 所属:FDJ
4.もう一つ、フランスにとって嬉しいニュースがあります。出場22チーム中、チーム優勝を勝ち取ったのは、フランスのチームであるALM(Ag2r-La Mondiale)だったからです。
5.日本人選手も出場していました、彼は、新城幸也(Yukiya Arashiro)選手です。所属はフランスのEUC(Europcar)ですが、個人総合で65位でした。日本には、このようなツアー競技はありませんので、善戦を讃えたいと思います。彼の所属するチームの順位は、5位でした。
【総合優勝のニバリ選手に関するインタヴュー記事】
“最後の数日間の中で私にとってこのツアーの最良の瞬間はいつかと問われると、シャンゼリゼーで表彰台に上った時に感じる幸せに勝るものはないと思っていました。そして、実際に想像していたよりも遥かに素晴らしいものでした。私は、この勝利をチームの家族に奉げたいです。(中略) 私は、ツアー関係者の皆様、フランスの皆様、そしてすべての皆様に感謝を申し上げます。”
【本ステージのプロフィール】
ステージのタイプ:平地
下図のように、行程の後半はコンスタントに38mの高度に一定しており、よほどのことがない限り、昨日までの総合成績が変わりそうにない、セレモニー的なステージです。
実施日:7月27日
出発地 / 終着地: Evry / Paris Champs-Elisees(フランス中部:イル・ド・フランス地方)
距離:137.5km
【来年の予告】
来年のツール・ド・フランス2015は、7月4日(日)に第1ステージが始まり、オランダのユトレヒトでタイム・トライアルが行われます。
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