フランスあちこち（３）ル・アーヴル-1 Villes et villages de France (3) Le Havre-1

海辺から見たル・アーヴルの市街地　La ville du Havre vue de la plage

フランスあちこち(3) ル・アーヴル-1  Le Havre-1

　　
　　ル・アーヴル（Le Havre）は、フランスの他の都市と違って、近代的なビルが立ち並んでいます。それもそのはず、第二次世界大戦中に起こった惨劇がその理由です。

　　戦時中にドイツ軍に占領されていたこの町は、連合軍の大規模な爆撃を受けて1944年に中心市街は廃墟となってしまいました。しかし終戦後、オーギュスト・ペレによってル・アーヴル中心部は美しい街並みに再建され、ユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されているのです。

　　私がル・アーヴルに到着したのは、5月22日の午後でした。丁度その日は、この町でジャズ・フェスティバルが開催されており、街角のあちこちでジャズの演奏が行われていました。








　　ホテルにチェックイン後、先ずは観光案内所に出かけ、街のマップを入手しました。先ずは海辺を見てみてみたいと考え、浜辺に向かいました。まだ5月でしたが早くも、浜辺には大勢の海水浴客が押し寄せていました。海水浴場のすぐ隣には、ヨット・ハーバーがありました。


観光案内所


浜辺の海水浴客


浜辺で日光浴を楽しむ人々


ヨットハーバー

　　浜辺をしばらく散策した後、市街の中心にある商業地区,ジョルジュ・サンク通りに向かいました。この界隈は、掘割(passin ducommerce)の両岸に、オフィスビルが並んでいました。







　　かっては、ル・アーヴルの旧市街を形成していた地区の現在の姿です。近代的な輝きの裏に、歴史的な街並みを失った悲惨さに心が痛みました。