①布袋(ほてい)様:浄智寺 ②弁天様:鶴岡八幡宮 ③毘沙門天様:宝戒寺 ④寿老人様:妙隆寺 ⑤恵比寿様:本覚寺 ⑥大黒様:長谷寺 ⑦福禄寿様:御霊神社
コースとしては、北鎌倉の浄智寺を皮切りに、鎌倉駅付近の4つの社寺を訪れた後、江ノ電長谷駅付近の長谷寺と御霊神社に向けて歩きました。
コース・マップ
まずは、JR横須賀線の北鎌倉駅から出発です。
北鎌倉駅表口
駅から鶴岡八幡宮の方向に向かって10分弱ほど歩くと、浄智寺の総門に到着します。
浄智寺の総門
浄智寺は鎌倉五山第4位の寺で、北条宗政の未亡人により1200年代末頃に創建されたようです。
仏殿(曇華殿)には、南北朝時代に造立されたと言う木造三世仏が安置されていました。左から順に、阿弥陀如来(現在)、釈迦如来(過去)、弥勒菩薩(未来)と並んでいます。七福神の「布袋尊」は、裏山のやぐら内に置かれていました。
木造三世仏 布袋尊の立像
次に目指すは、鶴岡八幡宮の旗上弁財天社です。県道21号を鎌倉方面に向かって歩くと、所用時間は約30分です。八幡宮の入り口周辺は、初詣の参拝者で賑わっていました。私の目的は境内の源氏池に浮かぶ島にある旗上弁財天社だったので、初詣客を規制するお巡りさんに頼んで、源氏池に直行するのを許可してもらいました。
初詣客で混雑する鶴岡八幡宮 源氏池の向こうに見える弁財天社
旗上弁財天社の創建は1182年ですが、明治の廃仏毀釈で破壊されてしまいました。現在の社殿は、1980年に復元されたものです。
弁財天社の鳥居 弁財天社の社殿
弁財天社を後にして15分ほど歩くと、毘沙門天を祭る宝戒寺です。宝戒寺は、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて、建立させた天台宗の寺院です。
宝戒寺参道
本堂の内部には、貴重な仏像や仏画が置かれていましたが、内部は写真撮影禁止だったので、その様子は残念ながらご紹介できません。
宝戒寺本堂
宝戒寺の鐘を鳴らす参拝者
4番目に訪れたのは、10分ほど離れた所にある妙法寺です。このお寺に足を運ぶ人は少なく、ひっそりとしていました。
妙法寺の山門
妙法寺の仏殿 妙法寺に祭られている寿老人
ここから小さな路地を10分程度海側に向かって歩くと、本覚寺の山門が見えて来ます。山門の右手には、夷堂があります。
本覚寺山門
本覚寺は、1436年に一乗院日出と言う僧侶が、日蓮にゆかりの夷堂を天台宗から日蓮宗に改めを創建したと言われています。しかし、現在の夷堂は1981年に再建された建物です。この寺には商売繁盛の恵比寿様が祭られているので、境内に入ると多数の屋台が並んでいて、大勢の参拝客で賑わっていましたました。
本覚寺本殿
ここから、次の訪問先である長谷寺までは、しばらく西南西(江の島の方角)に向かって歩くことになります。次第に夕闇が迫る16:30少々前に長谷寺に到着しました。入山の受付は16:30までだったので、滑り込みセーフでした。
長谷寺は736年(天平8年)の開創と言われ、古い歴史を持つお寺です。
長谷寺の観音堂
この観音堂には、高さ9.18メートルに及ぶ金ぴかの「十一面観音像」が安置されていますが、その大きさはで日本最大級だそうです。残念ながら、観音堂の内部は写真撮影禁止でした。
観音堂の右隣には阿弥陀堂があり、ここにに安置されている「阿弥陀如来像」も金箔の見事な仏像でした。
金箔に包まれた阿弥陀如来像
このお寺の境内には、仏足石もありました。
仏足石
その他、見るべき建立物が多数ありましたが、夕闇が迫っていたので、福禄寿様を祭っている最後の御霊神社に向かうことにしました。御霊神社は、長谷寺から狭い小路を歩いて10分くらいの所でした。
御霊神社の鳥居
この神社の創建は平安時代後期と推定されています。
御霊神社の本殿
神社の閉門は17時でしたが、閉門直前に宝物堂を見学することができました。
御霊神社の宝物堂
御霊神社にいる間に、日はすっかり暮れてしましました。振り返ると、14時に浄智寺を訪れてから3時間が経過していました。ここから江ノ電の長谷駅にたどり着いたときには、駅舎はライトアップされていました。
長谷駅の駅舎
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