facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

ヤマハ音楽教室 幼児科<プライマリー>

2005年11月12日 | pocknと音楽を語ろう!
 11月12日(土)
 今年の5月から、息子をヤマハの幼児科コース「プライマリー」という4~5歳児対象のグループレッスンに通わせている。親同伴なので、私も時々連れて行く。息子ははじめ消極的でどうなることかと思っていたが、半年も過ぎた今ではすっかりクラスにも慣れ、楽しんで参加するようになった。今日久しぶりに子供を連れてレッスンを見学したが、このヤマハのグループレッスンというのはつくづくうまく出来ていると思った。

7人の子供たちに先生が1人つき、歌う、エレクトーンを弾く、楽譜を読む(早々にヘ音記号も入ってくる)、マグネットボードを使って音符の位置を覚える、和音の種類や機能を覚える、体を使いながら音楽を表現する、静かに人の演奏を聴く… 1時間のあいだに音楽をやるために身につけたい色々な要素を、飽きないように少量ずつ、楽しく学んで行けるようになっている。先生がピアノやエレクトーンでつける歌の伴奏も微妙にハーモニーが変化して音楽的だ。さらに1人ずつ歌ったり演奏したりという、人前で発表する訓練も自然に積んで行く。

今日は有名なかっこう」のメロディーを歌いながら鍵盤で弾く練習をしたが、最初の「カッ・コゥ」はスタッカート気味に、「ないてる~」はレガートで、とアーティキュレーションの表現を学ばせ、「なつのあ~さ、こかげか~ら」では、まず歌ったときのブレスの位置を確認し、鍵盤をひくときも「手でも息をするように弾いてみてね~」という具合に、音を出すのに息を必要としない楽器でもブレスとフレージングを自然に結びつけるやり方には感心した。

従来のやりかただと、まず音符を書いてあるとおりに弾くことをまなび、それから表情をつけて行く、ということになるのだろうが、こうして最初から表情をつけながら演奏することを学ぶというのは、音楽を音楽として自然に吸収できるし、楽器を演奏するというのは歌うことと本質的に同じ、「楽器を介して歌う」ということが身につく。

このコースは早期英才教育といったものではなく、とにかく音楽に親しむということに主眼を置いており、決して無理はさせない。「ピアニストにしたい!」と思うような親には物足りないかも知れないが、将来、歌にしてもどんな楽器にしても、或いは作曲などのクリエイティヴなことを楽しむにしても、そうしたこと全てに共通する音楽の基本を吸収できるいいコースだと思う。先生もカワイイし、おれもまた、たまについて行こーっと!


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4 コメント

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初めまして (えみ(*^∇^)ノ)
2005-11-27 19:28:27
goo検索ページからこちらに辿り着きました(^^)

お子さん、幼児科に通っていらっしゃるんですね!!私もヤマハ出身です。そして、春からは念願のヤマハ講師。

親御さんからの観点を聞かせてもらえてよかったです!またレッスン見に行ったときは教えていただけるとうれしいです☆

また来ますねp(^^)q
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Unknown (pockn)
2005-11-28 10:48:30
えみさん、こんにちわ。コメントありがとうございます。ヤマハ講師への採用、おめでとうございます! 音大生とかで、例えばピアノ科だと「ピアノのこと以外はわかりません」って人多いですが、幼児科で育った子供たちはきっと幅広い関心を持つのではと思います。音楽以外の芸術に親しむ機会なんかもあると更に素晴らしいですね。良い先生になってくださいね。
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Unknown (えみ)
2005-11-29 19:53:43
ありがとうございます☆一応私のブログもURL付けさせていただきました。よかったら、ぜひいらしてください♪♪

そうですね。ピアノソロしか経験のない人やアンサンブルの楽しみを知らない人に比べて、自分は得した気分になります☆

サックスやエレクトーンもやっているんですが、原点はやっぱりあのグループレッスンですね(≧∀≦)♪♪

春からの稼働にむけて今は勉強勉強ですが、頑張ります☆
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Unknown (pockn)
2005-12-02 12:11:58
えみさんのブログを訪ねようとしたところ、Livedoorのトップページにつながってしまいました。ここからどう行けばいいんでしょうか??
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