えん
今年は藝祭に3日間通い、若き芸術家達の熱いパフォーマンスに浸った。今年の藝祭のテーマは「えん」。藝祭ならではの熱い炎をイメージするのもいいが、人と人とのリアルなコンタクトが失われつつある昨今、縁の大切さを再認識し、ひいては芸術活動のリアルな縁を広げて行こうというコンセプトと捉えてもいいだろう。そんな新たな出逢いの場でもある藝祭の来場者数は、コロナ前の極限状態までごった返していた頃と同じぐらいに戻り、キャンパス内や展示会場、公園広場のフリマなど、どこも大盛況だった。本ブログでは、僕が聴いた演奏会について感想を記し、神輿パレードや展示を写真で振り返りたい。また、僭越ながら40年来藝祭に通っている身として、藝祭の運営について思ったことを書かせて頂きたい。
9月7日(土)
9月8日(日)
【藝祭の運営について】
演奏会は事前予約分が早々に予定枚数を終えたが、今年から事前予約は抽選ではなく先着順となり、気合いを入れて申し込みまくったら、希望の演奏会はほぼどれも予約が出来た。ここで予約できなくても、当日のキャンセル待ちのシステムが出来たので、どうしても聴きたい公演があれば早くから並んで入場することは出来そう。これは良いシステムなので来年以降も続けてもらいたい。ただ、毎年このブログで提案している奏楽堂の日曜日の使用は今回もなく、大勢のお客を収容できる器がフル活用されないのはいつもながら残念だった。
今やお酒を提供する極めて数少ない学園祭となった藝祭だが、今年はお酒の規制が一段と厳しくなり、模擬店で酒類を販売している様子は見かけなかった。ピロティでライブを聴きながらビールを飲む楽しみもなくなってしまった。飲酒は今後益々厳しくなっていきそうだが、芸術と酒はやっぱり切り離せないと思うし、大学は藝祭を大人のお祭りと認め、もう少しお酒の規制を緩めてもいいのでは。
学生達が作った神輿や法被で練り歩くパレードやパフォーマンスは毎回の藝祭の目玉のひとつ。今年も素晴らしい作品が出来上がった。学生達は大変な思いで準備してきたと思う。以前は大学に泊まり込みで準備していたが、今では夜間は学内に残れないという。管理する側の負担軽減も大切だが、夜間の活動についてはある程度学生に任せて、通常の警備体制だけで学生の学内での夜間活動を認めてはどうだろうか。コロナ禍において藝大は、他大学と比べてかなり過剰な感染対策で学生の活動を制限していたと思うが、自由が旗印とも云える藝大が、色々な場面で学生の活動を以前より厳しく管理することは好ましくないのでは? 学生が伸び伸びとやりたいことをやれる環境を用意してあげることが大切だ。こんなブログで何を訴えても何も変わらないとは思う。学生達にももう少し当局に要求する姿勢を持つことを期待したい。
フリーマーケット
インパクトが強かった展示から・・・
(日展などではお目りかかれそうにないものを中心に)
こ・これは!!
演奏
大浦名物だった懐かしいバタ丼の模擬店
犬浦名物の角煮丼も復活
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