2023年に3年以上ぶりにようやく再開できた台湾旅行。コロナの規制で台湾に行けなかった間、それまでは台湾へ行くときに上空を通過するだけだった沖縄を訪れたことですっかり沖縄にも魅せられ、今回はお互いに近い沖縄と台湾をセットで訪れました。沖縄に2泊して台湾へ渡り、台湾では6泊しました。8泊9日の沖縄&台湾旅行のレポートをお届けします。
2024年3月24日(日)
中壢の日本家屋を巡る
桃園空港から20キロ弱、タクシーなら30分で着ける中壢(チョンリー/ちゅうれき)は、桃園市第2の規模の町です。桃園は空港以外イメージが希薄で、これまで町を訪れたことはありませんでしたが、今回は中壢の駅の近くに宿を取り、初めてこの町を歩いてみました。ここの一番の観光スポットは、ホテル近くの狭い範囲内に点在する日本統治時代の日本家屋です。朝からお昼過ぎまでこれらの日本家屋を巡りました。
中平路故事館
1930年に公務員官舎として建てられた建物は当時の姿を留め、修復の後、2015年から中平路故事館として一般公開されています。
屋根瓦も当時のも
チリンチリン♪
純和風の室内
確かにトトロが似合う
ここのマネージャーという若い男性は日本語が話せて、この家は戦後も使われ、日本に留学経験のある台湾人の2家族が住んでいたと説明してくれました。「台湾の日本家屋に何か違和感はないですか?」と聞かれ「日本の家より日本ぽい」と言うと「暑さ対策で天井が高いんです」。なるほど。
庭に面した窓の下がこんな風に開きます。これも風通しを重視した暑さ対策ですね。
ボランティアの陽気なおばちゃんに「ここから足を出して座ってみて」と促され・・・
写真も撮ってくれました。
このおばちゃん、僕たちに次々に色々なポーズを求め、写真を撮ってくれ、動画まで撮ってくれ・・・ 僕の中国語を直してくれて、出来たところでおばちゃんがスマホを構えてキューを出し「我們很喜歡台灣, 來了第十八次!(僕たちは台湾大好き、これで18回目です!)」と言わされ、拍手 こんなことが何度も繰り返されました。
帰り際、マネージャーが「うちのボランティアがしつこくて済みませんでした。。」と恐縮して、記念品が入った袋を持たせてくれました。ちょっと困惑はしたけど、台湾の地元の方との楽しい交流になりました。
壢小故事森林
こちらは小学校の教員宿舎として1917年に建てられ、3棟の家屋が保存されています。
こちらも風通し重視の間取りです。
木綿花(ゆうはな)にメジロ、台湾らしいショット
屋上バルコニーから台湾式と日本式の屋根瓦が望めます。
台湾式と日本式の屋根瓦の説明
拡大可
壢景町
「壢景町」は1941年に警察官の宿舎として建てられた3棟からなる日本式家屋です。戦後も警察官を中心に公務員宿舎として使われ、その後修復工事を行って歴史施設として公開されました。
日本の植民地時代に日本が建てた家を修復し、日本以上に熱心に大切にしてくれ、様々な用途で公開してくれる台湾。いつものことながら本当に有難いですね。
緑がきれいなショッピング街の中西路沿いを歩いてお昼のお店探し
中壢は牛肉麺が名物というので、流行っている牛肉麺のお店に入りました。
牛肉麺は肉が柔らかくて味わい深く、スープもやさしい味で絶品でした。
隣のテーブルの人達が食べていて、奥さんが美味しそうと頼んだ一品。トゲトゲのある見た目は妙な食べ物でした。歯ごたえがあってなかなかの珍味。お店の人に訊ねたら、バッファローの胃袋だそう。結局、僕が一番たくさん食べました。
食後のデザートは、中西路の端で見つけたアイス屋さんで、パッションフルーツ、イチゴ、緑豆の3玉盛り。どれも果肉がしっかり入って美味しく、暑さも和らぎました。
桃園といえば、空港と台北市内、空港と高鐵桃園駅を行き来するだけで、桃園の町を歩くのは初めてでした。去年の夏、チャイナエアを使って桃園経由でウィーンへ行ったとき、トランジットの待ち時間を利用して桃園へ行ってみようと思い立ったのですが、結局台北まで行ってしまった方が時間を有効に使えるとわかり、桃園には行きませんでした。でもその時に桃園のガイドブック(「桃園旅游」鉄窓花書房)を買って、桃園も面白そうだと思ったことで実現した桃園訪問でした。賑やかな街の狭い範囲に緑に囲まれた日本家屋がオアシスのように点在していて、美味しいお店にも出会え、大渓も近く、楽しく有意義な体験ができました。
台湾旅行2024③ 明治時代からの山奥の名湯、谷関温泉を訪ねる。(近日公開予定)
沖縄旅行2024① 道の駅かでな~沖縄の基地問題を思う~
沖縄旅行2024② 読谷村を巡る(やちむんの里、座喜味城跡、残波岬)
沖縄旅行2024③ 南風原陸軍病院壕ガイドツアー
沖縄旅行2024④ 琉球王国時代の遺産を訪ねる(中城城跡、中村家住宅、識名園)
台湾旅行2024① 桃園市の古都、大渓老街を訪れる
トランジットで過ごした2時間の台北
やっと来れた台湾 ~台湾リベンジ旅行2023~ (その1)台北、三義、台中
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
おもしろすぎる台湾
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪
最新アップロード:「繭とお墓」(詩:金子みすゞ)
拡散希望記事!
コロナ禍とは何だったのか? ~徹底的な検証と総括を求める~
コロナ報道への意見に対する新聞社の残念な対応
やめよう!エスカレーターの片側空け
2024年3月24日(日)
桃園空港から20キロ弱、タクシーなら30分で着ける中壢(チョンリー/ちゅうれき)は、桃園市第2の規模の町です。桃園は空港以外イメージが希薄で、これまで町を訪れたことはありませんでしたが、今回は中壢の駅の近くに宿を取り、初めてこの町を歩いてみました。ここの一番の観光スポットは、ホテル近くの狭い範囲内に点在する日本統治時代の日本家屋です。朝からお昼過ぎまでこれらの日本家屋を巡りました。
中平路故事館
1930年に公務員官舎として建てられた建物は当時の姿を留め、修復の後、2015年から中平路故事館として一般公開されています。
屋根瓦も当時のも
チリンチリン♪
純和風の室内
確かにトトロが似合う
ここのマネージャーという若い男性は日本語が話せて、この家は戦後も使われ、日本に留学経験のある台湾人の2家族が住んでいたと説明してくれました。「台湾の日本家屋に何か違和感はないですか?」と聞かれ「日本の家より日本ぽい」と言うと「暑さ対策で天井が高いんです」。なるほど。
庭に面した窓の下がこんな風に開きます。これも風通しを重視した暑さ対策ですね。
ボランティアの陽気なおばちゃんに「ここから足を出して座ってみて」と促され・・・
写真も撮ってくれました。
このおばちゃん、僕たちに次々に色々なポーズを求め、写真を撮ってくれ、動画まで撮ってくれ・・・ 僕の中国語を直してくれて、出来たところでおばちゃんがスマホを構えてキューを出し「我們很喜歡台灣, 來了第十八次!(僕たちは台湾大好き、これで18回目です!)」と言わされ、拍手 こんなことが何度も繰り返されました。
帰り際、マネージャーが「うちのボランティアがしつこくて済みませんでした。。」と恐縮して、記念品が入った袋を持たせてくれました。ちょっと困惑はしたけど、台湾の地元の方との楽しい交流になりました。
壢小故事森林
こちらは小学校の教員宿舎として1917年に建てられ、3棟の家屋が保存されています。
こちらも風通し重視の間取りです。
木綿花(ゆうはな)にメジロ、台湾らしいショット
屋上バルコニーから台湾式と日本式の屋根瓦が望めます。
台湾式と日本式の屋根瓦の説明
拡大可
壢景町
「壢景町」は1941年に警察官の宿舎として建てられた3棟からなる日本式家屋です。戦後も警察官を中心に公務員宿舎として使われ、その後修復工事を行って歴史施設として公開されました。
日本の植民地時代に日本が建てた家を修復し、日本以上に熱心に大切にしてくれ、様々な用途で公開してくれる台湾。いつものことながら本当に有難いですね。
中壢は牛肉麺が名物というので、流行っている牛肉麺のお店に入りました。
牛肉麺は肉が柔らかくて味わい深く、スープもやさしい味で絶品でした。
隣のテーブルの人達が食べていて、奥さんが美味しそうと頼んだ一品。トゲトゲのある見た目は妙な食べ物でした。歯ごたえがあってなかなかの珍味。お店の人に訊ねたら、バッファローの胃袋だそう。結局、僕が一番たくさん食べました。
食後のデザートは、中西路の端で見つけたアイス屋さんで、パッションフルーツ、イチゴ、緑豆の3玉盛り。どれも果肉がしっかり入って美味しく、暑さも和らぎました。
桃園といえば、空港と台北市内、空港と高鐵桃園駅を行き来するだけで、桃園の町を歩くのは初めてでした。去年の夏、チャイナエアを使って桃園経由でウィーンへ行ったとき、トランジットの待ち時間を利用して桃園へ行ってみようと思い立ったのですが、結局台北まで行ってしまった方が時間を有効に使えるとわかり、桃園には行きませんでした。でもその時に桃園のガイドブック(「桃園旅游」鉄窓花書房)を買って、桃園も面白そうだと思ったことで実現した桃園訪問でした。賑やかな街の狭い範囲に緑に囲まれた日本家屋がオアシスのように点在していて、美味しいお店にも出会え、大渓も近く、楽しく有意義な体験ができました。
台湾旅行2024③ 明治時代からの山奥の名湯、谷関温泉を訪ねる。(近日公開予定)
沖縄旅行2024① 道の駅かでな~沖縄の基地問題を思う~
沖縄旅行2024② 読谷村を巡る(やちむんの里、座喜味城跡、残波岬)
沖縄旅行2024③ 南風原陸軍病院壕ガイドツアー
沖縄旅行2024④ 琉球王国時代の遺産を訪ねる(中城城跡、中村家住宅、識名園)
台湾旅行2024① 桃園市の古都、大渓老街を訪れる
トランジットで過ごした2時間の台北
やっと来れた台湾 ~台湾リベンジ旅行2023~ (その1)台北、三義、台中
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
おもしろすぎる台湾
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪
最新アップロード:「繭とお墓」(詩:金子みすゞ)
拡散希望記事!
コロナ禍とは何だったのか? ~徹底的な検証と総括を求める~
コロナ報道への意見に対する新聞社の残念な対応
やめよう!エスカレーターの片側空け