8月22日(日)時々
ハーレムは泊まるだけではもったいない古い家並みが良く保存されたきれいな町だった。そんな昔の思い出を甦らせようと、ハーレムを最後の宿泊地に選んだ。
ユトレヒトからハーレムは、アムステルダム乗り換えで約50分。
低地と水路の風景が続く
HAARLEM
ハーレムの駅で、ホテルへの行き方を調べようと地図を見ていたら、親切なおばさんが声をかけてくれ、バス停まで案内してくれた。オランダ人はみんな英語が堪能!旧市街に近いホテルに荷物を置いて、早速旧市街へ。この町もとてもオランダっぽい。
グローテ・マルクト広場の市庁舎、覚えている。それに、18年前に泊まったホテルもあった。広場に建つバヴォ教会は、オルガンが世界的に有名で、18年前にはここでオルガンコンサートを聴いた。
8月23日(月)時々後
とうとう帰国する日が来た。でもアムステルダムからの帰国便は17時40分発なので、夕方近くまでは過ごせる。天気は生憎の雨模様。おまけに風が強い。そんな中、もう一度ハーレムの旧市街を散歩した。せっかくオランダに来たのでスケッチを一枚ぐらい描きたい。
AMSTERDAM
お昼前、電車でアムステルダムへ。駅は巨大。駅前のツーリストオフィスは世界からの観光客で溢れていた。さすがは世界的観光地。トラムに乗ってアンネの家へ。
アンネの家へは中央駅の前からトラムで行く
アムステルダムでは、アンネ・フランクの家のほかに、ゴッホ美術館ぐらい行きたいと思っていたが、アンネの家では待ち時間も長かったし、見学にも時間をかけたかったので、結局ここを訪れるだけとなった。重い気持ちで外に出ると、風は強いものの青空が広がってきた。アムステルダムの街並を少しでも目に焼き付けておこうと、中央駅周辺を時間が許す限り散歩した。
奥さんが「そろそろ空港行ったほうがいいよ…」と言うも、中央駅からスキポール空港までは、事前にネットで調べたときは所要5分ということだったので、名残惜しい気分でかなりぎりぎりまで町を歩いていた。
17時40分の飛行機に乗るのに、ようやく空港へ行く電車に乗ったのは16時過ぎ。でも5分で着くなら… と思いきや、5分で着くなんてとんでもない。いつになっても空港に着かないのにはかなり肝を冷やした。。。 結局空港駅に着いたのはもう離陸1時間ちょい前の16時30分近く。奥さんに「早く」と言われ、「大丈夫」といつまでものんびりしてこういう目に遭うのは、よくあるパターン。いつになっても学習しないオレ。。。
何はともあれ、イタリアのジェノヴァから始まった今回のヨーロッパ旅行。14泊かけてヨーロッパ大陸の北の町、アムステルダムまで無事に楽しく縦断してきた。美しい風景を堪能し、おいしい物をたくさん食べ、うまい酒を飲み、ヨーロッパの歴史の重さを感じ、自然を楽しんだ。そして、現地の友人・知人の親切のおかげで、心温まるたくさんの素敵な想い出が出来た旅だった。
最初から最後まで、この旅ブログを読んでくださった方、そんな奇特な方はよもやいないとは思うが、もしいたら嬉しい限り。このレポートが、どなたかの旅に何かのお役に立てればなお嬉しい。皆さんも良い旅を!
ユトレヒト
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ユトレヒトを発ち、向かうのは今回の旅行で最後の宿泊地となるハーレム。アムステルダムの西約11キロにあり、18年前、まだ夫婦だけのときにここに2泊した。 当時、アムステルダムがとても危ない、という話をよく聞いたため、特に怖そうな夜のアムステルダムを避けるため、アムステルダムから20分足らずのハーレムに宿を取り、アムステルダムに通った。 |
ハーレムは泊まるだけではもったいない古い家並みが良く保存されたきれいな町だった。そんな昔の思い出を甦らせようと、ハーレムを最後の宿泊地に選んだ。
ユトレヒトからハーレムは、アムステルダム乗り換えで約50分。
低地と水路の風景が続く
HAARLEM
ハーレムの駅で、ホテルへの行き方を調べようと地図を見ていたら、親切なおばさんが声をかけてくれ、バス停まで案内してくれた。オランダ人はみんな英語が堪能!旧市街に近いホテルに荷物を置いて、早速旧市街へ。この町もとてもオランダっぽい。
グローテ・マルクト広場の市庁舎、覚えている。それに、18年前に泊まったホテルもあった。広場に建つバヴォ教会は、オルガンが世界的に有名で、18年前にはここでオルガンコンサートを聴いた。
バヴォ教会に入ると、そのオルガンを丁度演奏していた。今夜はコンサートがあるとはどこにも書いていなかったが、堂内に柔らかく響く荘重なオルガンの調べを再び聴くことができたのはラッキーだった。 ここのオルガンは見栄えも響きもとても雅やか。かつてヘンデルやモーツァルトも弾いたという名器の音をずっと聴いていたかったが、間もなく演奏は終わってしまった。 |
旅行最後の夕食は、これまた18年前に入ったステーキハウスを見つけて入った。お客さんもたくさんいて賑わっていた。ウェイターさんもとても感じがいい。pocknはサーロインステーキを食べた。 |
ビールはもちろんオランダのアムスビール。ここのステーキ、やっぱりうまい。 ステーキの味も、町の風景も、教会で聴くオルガンも、18年前と変わらない、というところはヨーロッパの旧市街ならでは。 |
8月23日(月)時々後
とうとう帰国する日が来た。でもアムステルダムからの帰国便は17時40分発なので、夕方近くまでは過ごせる。天気は生憎の雨模様。おまけに風が強い。そんな中、もう一度ハーレムの旧市街を散歩した。せっかくオランダに来たのでスケッチを一枚ぐらい描きたい。
雨が止んだのを見計らって、バヴォ教会方面にハーレム旧市街の街並をスケッチ。しかしまた雨は降ってきた。雨の中のスケッチはこれで3度目だ。 本当はハーレムの町をもう少しゆっくり見学したかったが、アムステルダムにも行かなければならない。 |
AMSTERDAM
お昼前、電車でアムステルダムへ。駅は巨大。駅前のツーリストオフィスは世界からの観光客で溢れていた。さすがは世界的観光地。トラムに乗ってアンネの家へ。
アンネの家へは中央駅の前からトラムで行く
アンネ・フランクの家 Anne Frank Huis
ロッカーやクロークはなく、リュックは前に抱えて見学するように言われた。これはちょっと辛かったが、日本語の詳しいパンフレットがあり、部屋の様子や展示の内容がよくわかった。 前回ここに来る前に読んだ「アンネの日記」の内容は、殆ど忘れていたが、今回は、NHKのBSで放送されたドラマを録画しておいて旅行の前に観ておいたので、家の中の様子や、ここに2年間も隠れていたアンネたちの暮らしや、そこでの思いがリアルに感じられた。 映像に何度も出てきた、時刻を知らせる鐘を鳴らす、家の前に建つ西教会が、運命の象徴のように思えてしまう。再現された各部屋の家具、壁に貼られた写真やポスター、アンネの数々の自筆の日記や手紙などを見て回っているうちに、多くの見学者の足音だけが聞こえる隠れ家の中が、胸が締め付けられるほどの言いようのない静寂に支配されているように感じてくる。 最後は密告され、ナチスの秘密警察に連行されて隠れ家の狭い階段をアンネ達が下りてくるドラマのラストシーン、「ここがあの階段か…」と思うと、心が凍りついたような感覚に襲われた。1人だけ戦後まで生き残ったアンネの父、オットーが語っている映像を見て、これが現実にあったことだということを最後に改めて認識させられた。 ここを見学することで、アンネ達のむごい運命を思うだけではなく、ごく当たり前の日常を送るはずだったユダヤ人達の、途方もない数の命が奪われたこと、今も世界で絶えない人権侵害や差別や抑圧に目を向けなければならないことに改めて気づかされた。 帰国してから知ったのだが、この日の強風で、アンネの家の前に立っていた、「アンネの日記」にも登場し、ずっと大切に保護されていたという古い栗の木が倒れてしまったそうだ。 この栗の木はもう元には戻らないだろうが、倒れた幹から今ごろ新しい小さな芽が出ているかも知れない。 |
アムステルダムでは、アンネ・フランクの家のほかに、ゴッホ美術館ぐらい行きたいと思っていたが、アンネの家では待ち時間も長かったし、見学にも時間をかけたかったので、結局ここを訪れるだけとなった。重い気持ちで外に出ると、風は強いものの青空が広がってきた。アムステルダムの街並を少しでも目に焼き付けておこうと、中央駅周辺を時間が許す限り散歩した。
奥さんが「そろそろ空港行ったほうがいいよ…」と言うも、中央駅からスキポール空港までは、事前にネットで調べたときは所要5分ということだったので、名残惜しい気分でかなりぎりぎりまで町を歩いていた。
17時40分の飛行機に乗るのに、ようやく空港へ行く電車に乗ったのは16時過ぎ。でも5分で着くなら… と思いきや、5分で着くなんてとんでもない。いつになっても空港に着かないのにはかなり肝を冷やした。。。 結局空港駅に着いたのはもう離陸1時間ちょい前の16時30分近く。奥さんに「早く」と言われ、「大丈夫」といつまでものんびりしてこういう目に遭うのは、よくあるパターン。いつになっても学習しないオレ。。。
何はともあれ、イタリアのジェノヴァから始まった今回のヨーロッパ旅行。14泊かけてヨーロッパ大陸の北の町、アムステルダムまで無事に楽しく縦断してきた。美しい風景を堪能し、おいしい物をたくさん食べ、うまい酒を飲み、ヨーロッパの歴史の重さを感じ、自然を楽しんだ。そして、現地の友人・知人の親切のおかげで、心温まるたくさんの素敵な想い出が出来た旅だった。
最初から最後まで、この旅ブログを読んでくださった方、そんな奇特な方はよもやいないとは思うが、もしいたら嬉しい限り。このレポートが、どなたかの旅に何かのお役に立てればなお嬉しい。皆さんも良い旅を!
ユトレヒト
夏のヨーロッパ家族旅行2010メニューへ
ありがとうございます!
うちは国内も海外もよく旅行へ行きます。
子供ができる前は、海外はヨーロッパオンリーでしたが、
小さい子連れ(3歳)でどこか海外… と思ったとき、
子供に寛容ということでアジア(香港)に初めて行き、アジアに開眼しました。
それが、台湾との出会いにつながりました。
子様連れで海外に行くなら台湾へ!!!
オススメです。
でも、うさぎさんのとこぐらいになれば
ヨーロッパもOKでしょう。
旅日記、期待してますね。
あ、学芸員資格取得、頑張ってください!
いやぁうらやましい14泊の海外旅行!
しかも18年前に奥様と二人で行った場所にも
またお子さん2人連れで。。。。なんて素晴らしい!!
スケッチもお上手ですねぇ~
ワタシ海外旅行したことないんですよ~
旅行は好きで結構出かけるけど、国内派でねぇ。。。
パスポートすら持ってないという(^_^;)
しかも旦那もそんな感じなので、新婚旅行も国内だったし。
一度ぐらい行ってみたいなぁ~。
子供がもう少し大きくなってからかなぁ~~