12月17日（土）
" SAVE LIVE MUSIC FINAL"
ピアノ:上原ひろみ/ピアノ&ヴォーカル:矢野顕子/ヴァイオリン:西江辰郎、ビルマン聡平/ヴィオラ:中恵菜/チェロ:向井航
東京国際フォーラム・ホールA
セットリスト
《第1部：上原ひろみ＆矢野顕子DUO》
ラーメンたべたい
DREAMER
こんこんスリーブス
りんご祭り
飛ばしていくよ
《第2部：上原ひろみ ザ・ピアノクインテット》
SILVER LINING SUITE
Isolation
The Unknown
Drifters
Fortitude
JUMP START
MOVE
《アンコール》
MOONLIGHT SUNSHINE
RIBERA DEL DUERO
今年の年末も上原ひろみのライブに行くことができた！コロナ禍で苦しむライブ業界を救うべくひろみが2020年から始めた"SAVE LIVE MUSIC"の最終章の東京公演は、ひろみの旧友とも云える矢野顕子とのデュオと、このプロジェクトで生まれたピアノクインテットの豪華な2部構成。
第1部は、10日前に「さとがえるコンサート」で会ったばかりのアッコさんとのデュオ。2人のピアノは、瞬間の打鍵がピッタリ合ってまるで一人で弾いているように一緒に呼吸して意気投合。ひろみのピアノがメインのときはアッコさんは盛り立て役でアゲアゲムードを高め、ヒロミのピアノが一段と煌めく。
歌では、いきなり始まったあの「ラーメン食べたい」が、ジャズのノリでアーバンな感覚で攻める一方、ヒロミの定番「ドリーマー」にアッコさんの歌が乗ると、あったかくまったりした雰囲気が加わる。そんな2つの要素を、「ゆきやこんこ」と「グリーンスリーヴス」をミックスした「こんこんスリーブス」や、「リンゴの木陰で」と「リンゴの唄」をミックスした「リンゴ祭り」で一度に味わえ、ますますはじけた。2人のそれぞれの音楽は別物のように感じるけれど、共演によってまた新しい１つの音楽が生まれる。
第2部はすっかりお馴染みとなった王子★西江辰郎らストリングの精鋭たちによる弦楽四重奏とひろみが組んだ「ザ・ピアノクインテット」によるステージ。暗闇に閃光を走らせるように始まった西江さんの鋭い刻みから他のメンバーに以心伝心のメッセージが伝わり、無限に世界を広げていく壮大な音の絵巻物“SILVER LINING SUITE”。ライブで聴くのは3度目だが、聴くたびに次元を高め、ファンタスティックな世界へ連れていかれる。
それにしても今夜のザ・ストリングカルテットはどの楽曲でも凄すぎた。ひろみのピアノはエキサイティングで冴えに冴えた純度ととびきり研ぎ澄まされた感性で輝き、ストリングカルテットとのガチのバトルで半端ない火花を散らした。西江さんの鋭く精巧で熱い挑戦、ビルマンさんの多感で濃厚なパッション、中さんの詩情溢れて頼もしい存在感、そして向井さんの抜群のノリとセンスと自由度。弦の絶叫とも云える叫びもスゴイ！
わかっちゃいるけど、このストリングカルテットはピアノの引き立て役ではなく、完全にピアノと対等に熱く向き合い、ひろみと共に新しくエキサイティングな音楽を生み出す源泉だ。5人はマグマのように噴きあがる熱いパッションで、単に暴れまくるのではなく他の誰も真似できないような究極のテクニックを駆使して、この日、この場所でしか聴けない究極の音楽を生み出した。
このクインテットに、アンコールではアッコさんも加わり6人で演奏した”MOONLIGHT SUNSHINE”は、アッコさんの「あったかさ」に包まれた感動のエピローグ。今夜の弦のフィーチャー役に指名された西江さんの繊細で優しいヴァイオリンの歌も泣かせてくれる。ひろみも涙、それを見てこっちもウルっと来てしまった。静かにしっとりと終わったと思ったら、今度は定番「リベラ・デル・ドゥエロ」で会場は興奮の絶頂！そして5000人の大喝采、スタオベ、それにやっと聴こえた歓声！ステキな音楽をありがとう！
「世界中でライブやコンサートの場が復活したいま、SAVE LIVE MUSICは一旦その役目に区切りをつける」ということだけれど、日本では観客は未だにマスク着用を強要されたうえに殆どの場で声出しもできない。大歓声に包まれ、ステージと客席が一体となるのはライブの代えがたい醍醐味だ。そんな当たり前の本来のライブが戻るよう、アーティスト側からも積極的に声を上げていって欲しい。
"SAVE LIVE MUSIC 4" 上原ひろみ ソロ "STANDARDS" ～2022.1.11 ブルーノート東京～
上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット「シルヴァー・ライニング・スイート」 ～2021.12.27 オーチャードホール～
矢野顕子さとがえるコンサート2022 ～2022.12.7 戸田市文化会館～
"SAVE LIVE MUSIC RETURNS" 上原ひろみ ～ピアノ・クインテット～ ～2020.12.29 ブルーノート東京～
矢野顕子×上原ひろみ「TOUR 2017 ラーメンな女たち」 ～2017.4.25 昭和女子大学人見記念講堂～
１年前のブログでの訴えが何も変わってない。。その感染対策、本気？？？
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪
最新アップロード：「村の英雄」（詩：西條八十）
～限定公開中動画～
「マーチくん、ラストラン ～33年乗った日産マーチとのお別れシーン～」
拡散希望記事！やめよう！エスカレーターの片側空け
" SAVE LIVE MUSIC FINAL"
ピアノ:上原ひろみ/ピアノ&ヴォーカル:矢野顕子/ヴァイオリン:西江辰郎、ビルマン聡平/ヴィオラ:中恵菜/チェロ:向井航
東京国際フォーラム・ホールA
セットリスト《第1部：上原ひろみ＆矢野顕子DUO》
ラーメンたべたい
DREAMER
こんこんスリーブス
りんご祭り
飛ばしていくよ
《第2部：上原ひろみ ザ・ピアノクインテット》
SILVER LINING SUITE
Isolation
The Unknown
Drifters
Fortitude
JUMP START
MOVE
《アンコール》
MOONLIGHT SUNSHINE
RIBERA DEL DUERO
今年の年末も上原ひろみのライブに行くことができた！コロナ禍で苦しむライブ業界を救うべくひろみが2020年から始めた"SAVE LIVE MUSIC"の最終章の東京公演は、ひろみの旧友とも云える矢野顕子とのデュオと、このプロジェクトで生まれたピアノクインテットの豪華な2部構成。
第1部は、10日前に「さとがえるコンサート」で会ったばかりのアッコさんとのデュオ。2人のピアノは、瞬間の打鍵がピッタリ合ってまるで一人で弾いているように一緒に呼吸して意気投合。ひろみのピアノがメインのときはアッコさんは盛り立て役でアゲアゲムードを高め、ヒロミのピアノが一段と煌めく。
歌では、いきなり始まったあの「ラーメン食べたい」が、ジャズのノリでアーバンな感覚で攻める一方、ヒロミの定番「ドリーマー」にアッコさんの歌が乗ると、あったかくまったりした雰囲気が加わる。そんな2つの要素を、「ゆきやこんこ」と「グリーンスリーヴス」をミックスした「こんこんスリーブス」や、「リンゴの木陰で」と「リンゴの唄」をミックスした「リンゴ祭り」で一度に味わえ、ますますはじけた。2人のそれぞれの音楽は別物のように感じるけれど、共演によってまた新しい１つの音楽が生まれる。
第2部はすっかりお馴染みとなった王子★西江辰郎らストリングの精鋭たちによる弦楽四重奏とひろみが組んだ「ザ・ピアノクインテット」によるステージ。暗闇に閃光を走らせるように始まった西江さんの鋭い刻みから他のメンバーに以心伝心のメッセージが伝わり、無限に世界を広げていく壮大な音の絵巻物“SILVER LINING SUITE”。ライブで聴くのは3度目だが、聴くたびに次元を高め、ファンタスティックな世界へ連れていかれる。
それにしても今夜のザ・ストリングカルテットはどの楽曲でも凄すぎた。ひろみのピアノはエキサイティングで冴えに冴えた純度ととびきり研ぎ澄まされた感性で輝き、ストリングカルテットとのガチのバトルで半端ない火花を散らした。西江さんの鋭く精巧で熱い挑戦、ビルマンさんの多感で濃厚なパッション、中さんの詩情溢れて頼もしい存在感、そして向井さんの抜群のノリとセンスと自由度。弦の絶叫とも云える叫びもスゴイ！
わかっちゃいるけど、このストリングカルテットはピアノの引き立て役ではなく、完全にピアノと対等に熱く向き合い、ひろみと共に新しくエキサイティングな音楽を生み出す源泉だ。5人はマグマのように噴きあがる熱いパッションで、単に暴れまくるのではなく他の誰も真似できないような究極のテクニックを駆使して、この日、この場所でしか聴けない究極の音楽を生み出した。
このクインテットに、アンコールではアッコさんも加わり6人で演奏した”MOONLIGHT SUNSHINE”は、アッコさんの「あったかさ」に包まれた感動のエピローグ。今夜の弦のフィーチャー役に指名された西江さんの繊細で優しいヴァイオリンの歌も泣かせてくれる。ひろみも涙、それを見てこっちもウルっと来てしまった。静かにしっとりと終わったと思ったら、今度は定番「リベラ・デル・ドゥエロ」で会場は興奮の絶頂！そして5000人の大喝采、スタオベ、それにやっと聴こえた歓声！ステキな音楽をありがとう！
「世界中でライブやコンサートの場が復活したいま、SAVE LIVE MUSICは一旦その役目に区切りをつける」ということだけれど、日本では観客は未だにマスク着用を強要されたうえに殆どの場で声出しもできない。大歓声に包まれ、ステージと客席が一体となるのはライブの代えがたい醍醐味だ。そんな当たり前の本来のライブが戻るよう、アーティスト側からも積極的に声を上げていって欲しい。
"SAVE LIVE MUSIC 4" 上原ひろみ ソロ "STANDARDS" ～2022.1.11 ブルーノート東京～
上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット「シルヴァー・ライニング・スイート」 ～2021.12.27 オーチャードホール～
矢野顕子さとがえるコンサート2022 ～2022.12.7 戸田市文化会館～
"SAVE LIVE MUSIC RETURNS" 上原ひろみ ～ピアノ・クインテット～ ～2020.12.29 ブルーノート東京～
矢野顕子×上原ひろみ「TOUR 2017 ラーメンな女たち」 ～2017.4.25 昭和女子大学人見記念講堂～
１年前のブログでの訴えが何も変わってない。。その感染対策、本気？？？
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