2017年3月16日(木)時々
朝食の前に宿のお向かい、船帆石がそびえる浜を散歩。海岸の足元に敷き詰められているものをよく見ると、石ではなく全部がサンゴだった。
クリックでサンゴの浜をアップ
海岸には花が咲き、小鳥が良い声でさえずっていた。
起きたときは雲に覆われていた空に青空が広がってきた。船帆石も朝日を浴びて輝きだした。
クリックで拡大
朝食は洋食のプレート。飲み物は紅茶。みんな美味しく頂きました(*^^*)
再び浜へ。露出したサンゴの化石がいろいろな表情を見せてくれ、磯には魚やカニがいた。
台湾最南端地点へ
昨日に続き、宿のチャリを借りて、台湾最南端地点へ向かった。昨日とは逆方向の道を南下。道はキレイで緩やか。海も山も見えて、熱帯の森からは鳥のさえずりが聞こえ、とっても気持ちいいサイクリング。湿布を巻き付けた奥さんの小指の痛みは落ち着いている様子。
パイナップル!
途中、砂浜の砂が貝殻でできているという砂島に寄った。
ゴツゴツとした岩はサンゴの岩。その手前の白い砂地は貝殻の砂なのかな? ロープが張ってあって立ち入り禁止だったので浜まで出ることはできなかった。けれど、砂の白と植物の緑と海の青のコントラストが本当にキレイ。
更にチャリをこぐ。最南端の近くで行き方を人に訊ねたが、わからなくて行ったり来たりしていたら、鵝鑾鼻公園という灯台のある公園の入口にやって来た。入園料が必要でゲートがあった。最南端地点は公園の中かな… 券売り場で「最南點?」と訊ねたら、「違います。もっとあっちですよ。」と、公園とは反対の方を指した。灯台にも興味あったけれど、時間的に両方はキツイので、入園はせずに教えられた方へ向かった。
そしてやっと「最南點 500m」の標識が立つ遊歩道入口を見つけた。熱帯の植物で鬱蒼とした遊歩道には椰子の実が転がっていたりした。
テラスの床面にはめ込まれた最南點の標識
来た道を宿へ戻る。この辺りからの大尖石山は本当に尖がって見える。最南點では雲が多かったが、戻るにつれて晴れの領域がぐんぐん広がってきた。天気予報では隣接する地域同士でも予報が違う。この辺りは場所によって天気がだいぶ違うのかも。
民宿の近く、海面に黒いヒレのようなものが浮き沈みしている。鯨? じっと見てたら潮を吹いた。鯨だ~!
クリックで鯨を拡大
民宿へ戻る前に、少し先の白い砂浜へ行ってみた。本当にキレイな砂浜、透き通った海水、青空。墾丁を発つ前に「これぞ南国の海!」を瞼に焼き付けることができた。
クリックで拡大
コンビニでおにぎり買って民宿のテーブルを借りて食べ、バス停に向かう前に、お世話になった民宿のお姉さんと記念写真。いつも親切で笑顔がステキで明るい人だった。お礼に日本から持ってきていたミニ風呂敷をあげたらとても喜んでくれた。
お姉さんはバス停まで見送ってくれ、みんなと握手してお別れ。「ドーシャー(ありがとう)!」と一つだけ知ってる台湾語でお礼を言ったら、すごく嬉しそうに何やら返してくれた。台湾語だな… バスに乗ってからもずっと手を振ってくれた。墾丁、ステキなところだった。また来たい。そして絶対にまたここ(山海戀)に泊まりたい!
「海角七号」のロケ地、城壁の町 恒春
バスは、昨日チャリで走ったところをズンズンと通り過ぎて、15分ほどで恒春(ヘンチュン)へ入ってきた。恒春は墾丁と同じ屏東県にあり、台湾の最南端の「町(鎮)」。町の玄関口に構える立派な南門をくぐりバスターミナルに着いた。
バスターミナルのコインロッカーには大きくて入らなかった荷物は、バスターミナルの事務所で預かってもらい、小一時間の恒春散策に出かけた。恒春は、映画「海角七号」のロケ地として有名で、主人公の阿嘉(アガ)ゆかりの場所がいろいろある。
そのうちの一番有名なのが「阿嘉の家」。バスターミナルから標識が出ていて迷うことなく来れた。
「海角七号」は台湾人の友達がDVDをくれて観たが、日本語字幕がないのでよくわからなかった(日本語は出て来るが…)。だけど、青い空と白い家のシーンは印象的で、映画のイメージがそのままあった。中へはショップになっているところだけ入れた。
強い日差しが照り付ける町をぶらぶら…
古びた商店街のファサードに草履が。履き物屋さんだったのかな。
西門はバスターミナルの前に建つ南門と比べるとこじんまりしていた。
歴史を感じる佇まいがいい。
西門は城壁の一部で、城壁の上は歩けるようになっている。しかし暑い!
中山老街は人通りが少なく、閉まっているお店も多い。シエスタかな?
コインランドリーの前にあるドライヤーの説明書きは日本語。でもこの日本語、いろいろと意味不明。。いったい誰が読むことを想定して作ったんだろうか??
アイス屋さんが開いていたので涼みに入った。お店の人は新品の椅子とテーブルにかかっていたビニールを剥がしてくれた。新装開店?
マンゴーとイチゴのふわふわの雪花冰を頼んでみんなでつついた。ホンモノの果汁ではなく色は着色。娘が「目つぶって食べて、マンゴーかイチゴか当ててみな」と言うのでやってみたら、全然当たらない。目を開けて食べればそれぞれマンゴーとイチゴの味がするのに。味は視覚でも感じることを納得した!
恒春は小さな町で、一時間もかからず一通り歩けてしまった。静かで長閑な町。とくに城門と城壁が良かった。少し離れたところに地面から天然ガスが噴き出して燃えている「出火奇観」というところがあって興味があったが、こちらは時間の都合でカット。でも今考えたら、ここから昨日の乗り合いタクシーの運ちゃんに高雄まで乗せてもらったんだから、寄ってもらえばよかった。
その運転手さんは、宿の人が伝えてくれた2時半に、バスターミナル付近の待ち合わせ場所にいて、こちらに気づいて手を挙げて合図してきた。荷物をピックアップして乗り込む。今日は相乗り客がいなく、バス停で誰かが立っていると、降りて「高雄まで行かないか?」と声かけていたが、相乗りは誰もしなかった。約束の1200元じゃあメーター分より安いし、ちょっと気の毒。一般道でも120キロの猛スピード、ビンロウをクチャクチャ噛んで相変わらずの運転!でもハンドルさばきは流石かも。
恒春から高雄のホテルまで1時間半で着いてしまった。これは相当の時間の節約にもなった。「你開車很快和很好。謝謝!(運転、すごく速くて上手でした、ありがとう!)」と言って200元だけ上乗せして渡したら、とても喜んでいた。ちょっと強面で運転も凄かったけれど、悪い人じゃないな。お名前は吉賜さんって出ていた。
【メニュー】台湾旅行2017(墾丁・恒春・高雄・台北)
台湾最南の地、サンゴ礁が広がる南国・墾丁(その1)
高雄の街巡り、花と緑の産業遺産・台湾糖業博物館
台北街歩き2017 ~迪化街、象山、永康街、中正區 他~
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
おもしろすぎる台湾
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朝食の前に宿のお向かい、船帆石がそびえる浜を散歩。海岸の足元に敷き詰められているものをよく見ると、石ではなく全部がサンゴだった。
クリックでサンゴの浜をアップ
海岸には花が咲き、小鳥が良い声でさえずっていた。
起きたときは雲に覆われていた空に青空が広がってきた。船帆石も朝日を浴びて輝きだした。
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朝食は洋食のプレート。飲み物は紅茶。みんな美味しく頂きました(*^^*)
再び浜へ。露出したサンゴの化石がいろいろな表情を見せてくれ、磯には魚やカニがいた。
台湾最南端地点へ
昨日に続き、宿のチャリを借りて、台湾最南端地点へ向かった。昨日とは逆方向の道を南下。道はキレイで緩やか。海も山も見えて、熱帯の森からは鳥のさえずりが聞こえ、とっても気持ちいいサイクリング。湿布を巻き付けた奥さんの小指の痛みは落ち着いている様子。
パイナップル!
途中、砂浜の砂が貝殻でできているという砂島に寄った。
ゴツゴツとした岩はサンゴの岩。その手前の白い砂地は貝殻の砂なのかな? ロープが張ってあって立ち入り禁止だったので浜まで出ることはできなかった。けれど、砂の白と植物の緑と海の青のコントラストが本当にキレイ。
更にチャリをこぐ。最南端の近くで行き方を人に訊ねたが、わからなくて行ったり来たりしていたら、鵝鑾鼻公園という灯台のある公園の入口にやって来た。入園料が必要でゲートがあった。最南端地点は公園の中かな… 券売り場で「最南點?」と訊ねたら、「違います。もっとあっちですよ。」と、公園とは反対の方を指した。灯台にも興味あったけれど、時間的に両方はキツイので、入園はせずに教えられた方へ向かった。
そしてやっと「最南點 500m」の標識が立つ遊歩道入口を見つけた。熱帯の植物で鬱蒼とした遊歩道には椰子の実が転がっていたりした。
遊歩道はたくさん人が歩いていた。10分も経たずにやってきた半島の突端、ここが台湾最南點か~!展望テラスからはサンゴ礁の浜に打ち付ける波と、背後にはどこまでも広がる海が見えるだけ。 ここの緯度は北緯21.9度。日本の有人の島で最南端は沖縄諸島にある波照間島の24.0度だから、そこより222キロ以上南なわけだ。台湾15回目の訪問でとうとう最南端にやってきた感慨に浸った。 テラスには観光客が入れ替わり立ち替わりやってくる。最南端のモニュメント前の列に並び、記念写真を撮った。 |
来た道を宿へ戻る。この辺りからの大尖石山は本当に尖がって見える。最南點では雲が多かったが、戻るにつれて晴れの領域がぐんぐん広がってきた。天気予報では隣接する地域同士でも予報が違う。この辺りは場所によって天気がだいぶ違うのかも。
民宿の近く、海面に黒いヒレのようなものが浮き沈みしている。鯨? じっと見てたら潮を吹いた。鯨だ~!
クリックで鯨を拡大
民宿へ戻る前に、少し先の白い砂浜へ行ってみた。本当にキレイな砂浜、透き通った海水、青空。墾丁を発つ前に「これぞ南国の海!」を瞼に焼き付けることができた。
クリックで拡大
コンビニでおにぎり買って民宿のテーブルを借りて食べ、バス停に向かう前に、お世話になった民宿のお姉さんと記念写真。いつも親切で笑顔がステキで明るい人だった。お礼に日本から持ってきていたミニ風呂敷をあげたらとても喜んでくれた。
お姉さんはバス停まで見送ってくれ、みんなと握手してお別れ。「ドーシャー(ありがとう)!」と一つだけ知ってる台湾語でお礼を言ったら、すごく嬉しそうに何やら返してくれた。台湾語だな… バスに乗ってからもずっと手を振ってくれた。墾丁、ステキなところだった。また来たい。そして絶対にまたここ(山海戀)に泊まりたい!
「海角七号」のロケ地、城壁の町 恒春
バスは、昨日チャリで走ったところをズンズンと通り過ぎて、15分ほどで恒春(ヘンチュン)へ入ってきた。恒春は墾丁と同じ屏東県にあり、台湾の最南端の「町(鎮)」。町の玄関口に構える立派な南門をくぐりバスターミナルに着いた。
バスターミナルのコインロッカーには大きくて入らなかった荷物は、バスターミナルの事務所で預かってもらい、小一時間の恒春散策に出かけた。恒春は、映画「海角七号」のロケ地として有名で、主人公の阿嘉(アガ)ゆかりの場所がいろいろある。
そのうちの一番有名なのが「阿嘉の家」。バスターミナルから標識が出ていて迷うことなく来れた。
「海角七号」は台湾人の友達がDVDをくれて観たが、日本語字幕がないのでよくわからなかった(日本語は出て来るが…)。だけど、青い空と白い家のシーンは印象的で、映画のイメージがそのままあった。中へはショップになっているところだけ入れた。
強い日差しが照り付ける町をぶらぶら…
古びた商店街のファサードに草履が。履き物屋さんだったのかな。
西門はバスターミナルの前に建つ南門と比べるとこじんまりしていた。
歴史を感じる佇まいがいい。
西門は城壁の一部で、城壁の上は歩けるようになっている。しかし暑い!
中山老街は人通りが少なく、閉まっているお店も多い。シエスタかな?
コインランドリーの前にあるドライヤーの説明書きは日本語。でもこの日本語、いろいろと意味不明。。いったい誰が読むことを想定して作ったんだろうか??
アイス屋さんが開いていたので涼みに入った。お店の人は新品の椅子とテーブルにかかっていたビニールを剥がしてくれた。新装開店?
マンゴーとイチゴのふわふわの雪花冰を頼んでみんなでつついた。ホンモノの果汁ではなく色は着色。娘が「目つぶって食べて、マンゴーかイチゴか当ててみな」と言うのでやってみたら、全然当たらない。目を開けて食べればそれぞれマンゴーとイチゴの味がするのに。味は視覚でも感じることを納得した!
恒春は小さな町で、一時間もかからず一通り歩けてしまった。静かで長閑な町。とくに城門と城壁が良かった。少し離れたところに地面から天然ガスが噴き出して燃えている「出火奇観」というところがあって興味があったが、こちらは時間の都合でカット。でも今考えたら、ここから昨日の乗り合いタクシーの運ちゃんに高雄まで乗せてもらったんだから、寄ってもらえばよかった。
その運転手さんは、宿の人が伝えてくれた2時半に、バスターミナル付近の待ち合わせ場所にいて、こちらに気づいて手を挙げて合図してきた。荷物をピックアップして乗り込む。今日は相乗り客がいなく、バス停で誰かが立っていると、降りて「高雄まで行かないか?」と声かけていたが、相乗りは誰もしなかった。約束の1200元じゃあメーター分より安いし、ちょっと気の毒。一般道でも120キロの猛スピード、ビンロウをクチャクチャ噛んで相変わらずの運転!でもハンドルさばきは流石かも。
恒春から高雄のホテルまで1時間半で着いてしまった。これは相当の時間の節約にもなった。「你開車很快和很好。謝謝!(運転、すごく速くて上手でした、ありがとう!)」と言って200元だけ上乗せして渡したら、とても喜んでいた。ちょっと強面で運転も凄かったけれど、悪い人じゃないな。お名前は吉賜さんって出ていた。
【メニュー】台湾旅行2017(墾丁・恒春・高雄・台北)
台湾最南の地、サンゴ礁が広がる南国・墾丁(その1)
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