2012年3月7日(水)
ぼくの車は日産マーチ。
買ったのは、今から何と23年も前の1989年3月(マーチ)!
これを聞くと誰でもビックリする。
マニュアルだし、パワーウインドウもないし、エアバッグもないシンプル仕様。
でもサンルーフがあるのが自慢のマーチ・コレット。
最初は一人で乗ってたが、
家族が増え、子供たちも大きくなり、かなり狭くなった。
旅行のときは、荷物が乗りきらないぐらい。
でも、小さな車体で一生懸命走ってくれる。
排ガス規制に引っかかり、高い税金取られるが、
リッター15キロは走る省エネカー。
普段はあまり乗らないマーチ君の走行距離は
23年間で13万と5千キロ。
それでも家族旅行やら、山登りに行くときやら、
ホームセンターへのお買いものやらで重宝している。
愛地球博を観に名古屋も行ったし、フェリーに乗って海を渡り、佐渡にも行った。
最近はちょっとガタがきて、
走っているとドアがギシギシいったり、
床の下でなにやらコトコト音がする。
それでもよく走ってくれている。
去年の夏には、自慢だったサンルーフから雨もりして、
サンルーフは泣く泣く永久閉鎖にした。
おまけにクーラーの効きがよろしくない。ガス漏れしているらしい。
そんな古くなったマーチを、車屋さんは見逃しはしない。
近所のディーラーのおねえちゃんが、
3年以上も前から毎週のように新車を勧めてくる。
全然買う気がないのに、めげずにやってくる。
「お話だけでも!」「見るだけどうですか!?」
「試乗しませんか?」「キャンペーンやってます」・・・・
この熱意と根性には頭が下がる。
きれいなねえちゃんには弱いぼくだけど、
何の問題もなく一生懸命走っているマーチ君を廃車にするなんて、
やっぱりできはしない。
そもそもうちは、物持ちの良さではだれにも負けない。
我が家の家電製品の殆どは20年以上使い続けている。
故障しても直して使う。
そんな相手に新車を売るのはタイヘンだぞ。
この3月、2年ぶりの車検が来た。
ディーラーのおねえちゃんはここぞとばかり力がこもる。
「今月中なら国から10万円の補助がでますよ」
「車検のお金を新車のために使った方が絶対お得ですよ」
それでも買う気を示さない僕にしびれを切らして
「どうすれば買っていただけますか?!」と
すがるような、でも真剣な目で訴えてきた。
「車検の見積りがあんまり高かったら考えます」と言ってしまった。
それを聞いて我が息子、
嬉しそうに「カーナビつけようね」と新車が来る気になっている。
そして車検の見積りは…
タイヤを4本交換する必要などはあったけど、
大きな問題は何もなし。
見積額は13万とちょっと。
これならマーチくんを鉄屑にする理由はない。
ディーラーのおねえちゃんが「どうでしたか?」と電話してきた。
「残念なお知らせですが、車検を通すことにしました」と報告。
おねえちゃんはさすがにガッカリきていたが、
きっとこれでめげたりはしないだろう。
新しい車に乗れる望みが断たれた息子もがっかり。
「一生懸命走ってくれてるマーチくんに感謝しろ」と言っておいた。

今日、整備を終えてマーチ君は戻ってきた。
「調子いいですよ。あと2年ぐらいは何もしなくて大丈夫でしょう。」
という整備士さんの言葉に、丈夫で長持ちのマーチ君への感謝が深まった。
洗車なんか普段はちっともしてもらえないマーチ君が、
洗ってもらってピカピカになって戻ってきた。
若返って、張り切っているように見えた。
またしばらくはお世話になることになったマーチ君、
頑張って走り続けておくれ。

ぼくの車は日産マーチ。
買ったのは、今から何と23年も前の1989年3月(マーチ)!
これを聞くと誰でもビックリする。
マニュアルだし、パワーウインドウもないし、エアバッグもないシンプル仕様。
でもサンルーフがあるのが自慢のマーチ・コレット。
最初は一人で乗ってたが、
家族が増え、子供たちも大きくなり、かなり狭くなった。
旅行のときは、荷物が乗りきらないぐらい。
でも、小さな車体で一生懸命走ってくれる。
排ガス規制に引っかかり、高い税金取られるが、
リッター15キロは走る省エネカー。
普段はあまり乗らないマーチ君の走行距離は
23年間で13万と5千キロ。
それでも家族旅行やら、山登りに行くときやら、
ホームセンターへのお買いものやらで重宝している。
愛地球博を観に名古屋も行ったし、フェリーに乗って海を渡り、佐渡にも行った。
最近はちょっとガタがきて、
走っているとドアがギシギシいったり、
床の下でなにやらコトコト音がする。
それでもよく走ってくれている。
去年の夏には、自慢だったサンルーフから雨もりして、
サンルーフは泣く泣く永久閉鎖にした。
おまけにクーラーの効きがよろしくない。ガス漏れしているらしい。
そんな古くなったマーチを、車屋さんは見逃しはしない。
近所のディーラーのおねえちゃんが、
3年以上も前から毎週のように新車を勧めてくる。
全然買う気がないのに、めげずにやってくる。
「お話だけでも!」「見るだけどうですか!?」
「試乗しませんか?」「キャンペーンやってます」・・・・
この熱意と根性には頭が下がる。
きれいなねえちゃんには弱いぼくだけど、
何の問題もなく一生懸命走っているマーチ君を廃車にするなんて、
やっぱりできはしない。
そもそもうちは、物持ちの良さではだれにも負けない。
我が家の家電製品の殆どは20年以上使い続けている。
故障しても直して使う。
そんな相手に新車を売るのはタイヘンだぞ。
この3月、2年ぶりの車検が来た。
ディーラーのおねえちゃんはここぞとばかり力がこもる。
「今月中なら国から10万円の補助がでますよ」
「車検のお金を新車のために使った方が絶対お得ですよ」
それでも買う気を示さない僕にしびれを切らして
「どうすれば買っていただけますか?!」と
すがるような、でも真剣な目で訴えてきた。
「車検の見積りがあんまり高かったら考えます」と言ってしまった。
それを聞いて我が息子、
嬉しそうに「カーナビつけようね」と新車が来る気になっている。
そして車検の見積りは…
タイヤを4本交換する必要などはあったけど、
大きな問題は何もなし。
見積額は13万とちょっと。
これならマーチくんを鉄屑にする理由はない。
ディーラーのおねえちゃんが「どうでしたか?」と電話してきた。
「残念なお知らせですが、車検を通すことにしました」と報告。
おねえちゃんはさすがにガッカリきていたが、
きっとこれでめげたりはしないだろう。
新しい車に乗れる望みが断たれた息子もがっかり。
「一生懸命走ってくれてるマーチくんに感謝しろ」と言っておいた。

今日、整備を終えてマーチ君は戻ってきた。
「調子いいですよ。あと2年ぐらいは何もしなくて大丈夫でしょう。」
という整備士さんの言葉に、丈夫で長持ちのマーチ君への感謝が深まった。
洗車なんか普段はちっともしてもらえないマーチ君が、
洗ってもらってピカピカになって戻ってきた。
若返って、張り切っているように見えた。
またしばらくはお世話になることになったマーチ君、
頑張って走り続けておくれ。