2020年まで、沖縄は気にはなっていたものの、大好きな台湾へ行くときに上空を通過するだけの存在でした。それがコロナのために台湾への渡航が出来なくなり、いつも通過してしまっていた沖縄へ行ってみようと思い、2021年に八重山諸島(石垣島、西表島、竹富島)を訪れたのが初めての沖縄でした。そして翌2022年に沖縄本島を訪れました。この2度の訪問ですっかり沖縄に魅せられ、また訪れたいと思っていました。でも台湾も行きたいし・・・ それで、沖縄と台湾は近いので、1度の旅行で両方を訪れることにしました。今回は、沖縄に2泊して台湾へ渡り、台湾では6泊しました。8泊9日の沖縄&台湾旅行のレポートをお届けします。
2024年3月21日(木)
「道の駅かでな」を見学したあとは、嘉手納町のすぐ北にある読谷村(よみたんそん)の3つのスポット(やちむんの里、座喜味城跡、残波岬)を巡りました。
やちむんの里
最初に訪れたのは「やちむんの里」。沖縄で「やちむん」と呼ばれている焼物は、琉球王国時代からの伝統があり、厚みがあって素朴で温か味があるのが特徴でしょうか。
那覇の国際通りに近い「壺屋やちむん通り」は、やちむんのスポットとして多くの焼物の店が並んでいて、かつてはそこに登り窯があってやちむんが作られていましたが、窯から出る黒煙が公害をもたらすということで登り窯が読谷村に移転して、そこに多くの窯元が集まってやちむんの里が形成されました。
やちむんの里ってテーマパークみたいなところかな、なんて想像していたのですが、やちむんの直売店やギャラリー、窯が点在するのどかな集落という感じでした。
やちむんの里のシンボルとも云える共同登り窯。傾斜のある場所に階段状に窯室が連なっています。
拡大可
登り窯の下部には大口と呼ばれる大きな焚口があります。
やちむんの里のあちこちには猫がたくさんいました。絵になるし、東京の猫と違って人に懐いているようで近づいても逃げないし、簡単に触らせてくれました。
拡大可
ギャラリーでは工芸作品としての様々なやちむんが展示されていました。
直売店をいくつか回って、お皿とシーサーを購入しました。
座喜味城跡
やちむんの里からほんの3キロのところに座喜味城跡があります。琉球王国時代に築城されたこの城跡は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されています。
緑に覆われた座喜味城跡公園の緩やかな石段を登っていくと、壮観な城壁が現れました。敵を監視する目的で、築城の名手と云われた護佐丸(ごさまる)によって1420年頃に築かれたとのこと。青空に映えて建つ城壁の堂々としたスケールに圧倒されます。
拡大可
外側の二の郭の門をくぐると更に内部の一の郭の城壁が現れます。
城壁の上を歩くことができ、城跡を一望できます。連続する緩やかな美しいカーブがこの城壁の特徴とのこと。標高120メートルの丘の上に建つ城壁からは海も望めました。
拡大可
正方形に囲われた礎石がありました。戦国時代の日本の城壁とは全く異なる異国的な城塞の姿から、ここにどんな建物が建っていたのか想像が膨らみますが、瓦が出土しないので茅葺の建物だった可能性が高いそうです。
第二次大戦中の日本軍による高射砲台建設、米軍による空襲、更に米軍による軍事施設建設などにより破壊が繰り返された座喜味城跡は、大規模な修復工事を経て現在の姿に蘇りました。600年もの時空を超えて静かに、けれどしっかりと歴史を見続けている姿をしっかりと心に焼き付けました。入館時間を過ぎていて入れなかったけれど、隣にはミュージアムもありました。
残波岬
座喜味城跡から5キロのところにある残波岬は夕日スポットとして紹介されていたので、日没時間に合わせて行ってみました。岬の先には真っ白な灯台がスッと立ち、夕日を受けています。
イソヒヨドリが岩から岩へと飛び回っていました
灯台の北側は断崖絶壁
西の水平線に夕日がみるみる沈んでいきました・・・
拡大可
拡大可
拡大可
太陽が沈むと、磯や灯台周辺にいた大勢の人達が一斉に帰って行きました。僕たちも那覇へ戻り、ホテルの近くの、2年前にも入った居酒屋「花琉球」で、琉球民謡ライブを聴きながら沖縄料理を楽しみました。
2年前に泊まったホテルがよかったので(パームロイヤルNAHA国際通り)今回もここ。各フロアの廊下はギャラリーになっていて、アートを観るのも楽しみのひとつ。館内には大浴場もあります。
沖縄① 道の駅かでな~沖縄の基地問題を思う~
沖縄③ 南風原陸軍病院壕ガイドツアー
沖縄④ 琉球王国時代の遺産を訪ねる(中城城跡、中村家住宅、識名園)
やっと来れた台湾 ~台湾リベンジ旅行2023~ (その1)台北、三義、台中
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
おもしろすぎる台湾
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪
最新アップロード:「繭とお墓」(詩:金子みすゞ)
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コロナ禍とは何だったのか? ~徹底的な検証と総括を求める~
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やめよう!エスカレーターの片側空け
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やちむんの里
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那覇の国際通りに近い「壺屋やちむん通り」は、やちむんのスポットとして多くの焼物の店が並んでいて、かつてはそこに登り窯があってやちむんが作られていましたが、窯から出る黒煙が公害をもたらすということで登り窯が読谷村に移転して、そこに多くの窯元が集まってやちむんの里が形成されました。
やちむんの里ってテーマパークみたいなところかな、なんて想像していたのですが、やちむんの直売店やギャラリー、窯が点在するのどかな集落という感じでした。
やちむんの里のシンボルとも云える共同登り窯。傾斜のある場所に階段状に窯室が連なっています。
拡大可
登り窯の下部には大口と呼ばれる大きな焚口があります。
やちむんの里のあちこちには猫がたくさんいました。絵になるし、東京の猫と違って人に懐いているようで近づいても逃げないし、簡単に触らせてくれました。
拡大可
ギャラリーでは工芸作品としての様々なやちむんが展示されていました。
直売店をいくつか回って、お皿とシーサーを購入しました。
座喜味城跡
やちむんの里からほんの3キロのところに座喜味城跡があります。琉球王国時代に築城されたこの城跡は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されています。
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拡大可
外側の二の郭の門をくぐると更に内部の一の郭の城壁が現れます。
城壁の上を歩くことができ、城跡を一望できます。連続する緩やかな美しいカーブがこの城壁の特徴とのこと。標高120メートルの丘の上に建つ城壁からは海も望めました。
拡大可
正方形に囲われた礎石がありました。戦国時代の日本の城壁とは全く異なる異国的な城塞の姿から、ここにどんな建物が建っていたのか想像が膨らみますが、瓦が出土しないので茅葺の建物だった可能性が高いそうです。
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イソヒヨドリが岩から岩へと飛び回っていました
灯台の北側は断崖絶壁
西の水平線に夕日がみるみる沈んでいきました・・・
拡大可
拡大可
拡大可
太陽が沈むと、磯や灯台周辺にいた大勢の人達が一斉に帰って行きました。僕たちも那覇へ戻り、ホテルの近くの、2年前にも入った居酒屋「花琉球」で、琉球民謡ライブを聴きながら沖縄料理を楽しみました。
2年前に泊まったホテルがよかったので(パームロイヤルNAHA国際通り)今回もここ。各フロアの廊下はギャラリーになっていて、アートを観るのも楽しみのひとつ。館内には大浴場もあります。
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