キャノンボールの報告

そうそう、その後の結果を報告するの忘れてました。

キャノンボールは途中でテント張るのとかチームでリレーするのとか、ファミリー向けもありますが
そこは勿論持久力とスピードにこだわるインストラクターの彼
須磨ー宝塚の往復走破をトライしました。
夜9時スタートして
夜中ずっと宝塚に向かい、どこかで仮眠後、朝須磨にゴール

片道56キロ。
一晩で100キロ以上の山道!!
それこそボールみたいに転がらないと、と想像する私に
先週も他の大会に行ってきた
と自信を覗かせていました

しかし敵は思わぬところに潜んでました。

それは『寒さ』です。

3月に入ったとは言え、その日は意外なほど寒かったそうで
山頂は雪と氷の世界

フルで走り抜けるつもりだった彼は
Tシャツに羽織ものはジャージ１枚の
チョーー軽装
スポーツTシャツは汗を吸いません。
汗を吸う綿素材のようなものだと乾かず体が冷えてしまうからです。
ところが冷え込みがきついこの日
汗は肌から蒸発することなく水として留まり冷えて体温を奪うばかり

低体温症になってしまったそうです。
体温を上げようとする体は体力を消耗し、信じられないほどの早さで動けなくなり、リタイアしたとのことでした。

どんなに体力に自信がある男の人でも
そしていつも身近に眺めている山でも

怖いな～と思いました。
きっと本人が一番怖かっただろうと

「次は？」
と聞いてみたら
「今度はちゃんと装備して行く」と
案外ケロリと答えてくれた

いやぁ前向き!!
安心したわ。

これ書いてる時に北海道の少年も
無事だったとのことで

人間生きるために必要なのは
知恵と勇気と精神力だなと思った。

勇気はやめる勇気とかってことよ