ボチボチ行こうや

ある家族の毎日 

あわてず、さわがず、のんびりと・・・。

父の絵_1

2006-01-03 16:08:34 | 
元日に私の実家に行った時に写してきました。
スケッチブックの絵です。
なかなかキレイな色彩、雰囲気のある絵だと思って、写してきました。

私の父は今82歳。
この絵はグループホームの畑で作った野菜を描いたものです。
一昨年の春、痴呆症で、とあるグループホームへ入居しました。
母と二人暮らしだったのですが、母が病弱で(病気のデパートみたいな人です)、兄夫婦のスグ近くに住んでいても、やっはり限界があって、ケアマネージャーさんの紹介で、入居しました。
そのグループホームは、環境も良く、スタッフのサポートも大変充実していました。
その時に、描いた一枚です。
そこでの生活がそのまま伝わってくるような気がします。


追伸
 父は、昨年の11月に、グループホームを退院して、
 家にかえってきました。
 要介護2から要介護1になったのです。
 (認知症が直った!)
 普通は考えられないようなことが起こったのです。
 それは、認知症が進み、徘徊も何もかも現れてきた時に
 入院したある病院での出来事です。
 それは、グループホームに入院する前のできごとです。

 二人部屋に一人の男性患者が入院してきたのですが、
 その人が、父をイジメだしたのです。
 父もいくら認知症といえども、嫌だったのでしょう。
 そのときから、こちらの世界に戻ってきたのです。
 
 よく認知症になったら、
 『声をかけて刺激を与えて』といわれます。
 言葉は悪いですが、たぶんイジメが
 最高の刺激になったのだと、今は思っています。
 
 現在の父といえば、会話は少ないけれど、
 母と一緒に、平穏無事に過ごしています。