こんにちは。曇っている台北の午後です。今日は秋冬シーズンになってから一番寒いような気がしています。半そででも過ごせると思いきや、けっこう肌寒くなってきて、コート着てます。
薄い秋のコートね。でも台湾の方は私の地元では雪降ってるときに着るような、ダウンジャケットやマフラーをしてたりします。ファーがついてるフードとか、え!こんな南国で?と思うようなものも普通に着てますね。
あと、雪が降る地域で履くようなブーツというか、長靴も履いてらっしゃいますね・・・。
私が今思っていることは、映画の「おっさんずラブ」が近くのセカンドランムービーシアターで明日で終わるってことです。セカンドランなので昼間ならおそらく百元くらい、夜なら多分150元くらいで見られるんじゃないでしょうか(いや、もっと安いかも。百元で二本くらい見られるかな)。そこの映画館で始まったときは夜八時台に上映されていたので、数日前に行こうかなと思って、再度その映画館のFBサイトで確認すると、なんと、もう午後五時台のが最終上映で、もう夜の上映はない。そして明日あたり最後の上映みたいなので、残念。
でも他のセカンドランの映画館でやってる可能性もあるんだけど、そこまでして見なくてもいいか・・・と思ってあきらめます。
というのも、ドラマさえ私四話くらいまでしか見てないし。
勉強が足りないから映画見ても意味わからないかもしれないな、と思ったりして、なあなあにして終わりそうです。
このドラマは台湾人の友達が私に紹介してくれました。
以前、別の友人は銀魂の実写版を見よう、と誘ってくれたり。私より日本通の台湾の人は、映画情報もちゃんと把握してますね。
映画版銀魂は、けっこう面白かったですよ。
当時は台中の新しい映画館、ショータイム(秀泰)という名前のデパート兼映画館のショッピング施設で見ました。(台中の干城(ガンツェン)バス停駅の近く、バスターミナル(客運:長距離高速バス)の近くに二館あります。レストラン・書店のクオリティは高いです。)友人がチケットをカードで買ってくれて、少し割り引いた値段だったそう。
真新しい映画館で、いつも日本の地元の古い映画館でしか見ない私には、すごく高級な気分でした。座席ゆったりだし、飲み物とかポップコーンとか持ち込んで食べつつ見られるし・・(これ普通ですかね)
なんか、台湾の映画館のほうが、アメリカ風で私からすると、けっこうワクワクというか、映画ってけっこう楽しい娯楽だな、と思えたりします。(映画見てない期間は多分数年だった自分の感想)
昔に比べて映画やドラマを全然見なくなってしまったので、そんな自分には新鮮な体験でした・・・。
私はどちらかというとクラシックコンサートにたまに行くくらい。映画よりは音楽ですね・・
だって生演奏ってすごく貴重だと思うんですよ。自分も弾く側でもあるからってのも理由でしょうけどね。
この間も、オペラの鑑賞後に記事を書きましたが、ここ最近では、私は行きませんでしたが五嶋龍さんが来てたようです。ヴィヴァルディの春を演奏されたようです。
五嶋みどりさんの今年一月の演奏会は聴きに行きました。バッハ満載で満足でした。
台中の国家歌劇院、通称オペラハウスで。なんと、握手してサインももらいましたよ。まさかそんなことができるとは思わず、メモ帳にサインしたもらったんですが、私には貴重品です。
私にとっては神様みたいな人だったので、並んでるときは、心臓がどきどきして、がちがちに緊張したんですが、みどりさんは、とっても優しい雰囲気の方でした。
大昔に一度、みどりさんのコンサートに行ったことがあるのですが(1993年)、それ考えると、人生で二回目の再会。(あくまで私の中で、一方的に再会・・・)
マキシム・ベンゲーロフ(バイオリニスト。このときも、私には人生で二回目のマキシムです)が来た時も台北で聞いたのですが、とくに握手できる様子ではなかったと思います。マキシム・ベンゲーロフさんはアンコール4曲弾くという今までに見たこと無い客の盛況ぶりでした。日本の客とは違いますね・・観客は立ち上がって、拍手、そしてヒューヒュー!とやりますからね。ピアノ伴奏の方(パピアンというお名前だったと思います)のピアノもすごくて。
フランクのバイオリンソナタでしたが、最後、熱情が伝わってきて、あれは私も忘れません。あの最後の鍵盤を弾いたときのパピアンのパフォーマンスというか、もちろんわざとではないでしょうけど、最後の音を引き終わると同時に、うわっと腕を勢いよく上げるような終わり方にも感激。(いままで背中を丸めて、首が前に出て、ずっとかがむような姿勢で指だけ達者に動いてるように見えたのに、最後は、腕全体が持ち上がり、体が椅子から浮き上がるような力強さで、おお!と思いました。)視覚的アプローチもけっこう重要ですね。
台中にまた、バイオリニスト(日本人とどこかの国のご両親をもつ方のようでした)がいらしたときは、彼女の握手会やサインももらえたようです。その時は、ブラームスのコンチェルトを聞いて、アンコールでバッハの無伴奏バイオリンソナタとパルティータの中の一曲を披露してくれて、聞き応えがありました。
下の写真はオペラハウスで今年一月に撮ったもの。伊藤豊雄さんという日本人建築家の設計です。
この中はいわゆる文学青年、人文系の若者、「文青(ウンチン)」が好きそうなおしゃれ小物や古い本、洋書などがあります。もちろん、安くは無いです。一階のカフェでサンドイッチを食べたことがあります。けっこうおいしかったです。コーヒーとサンドイッチがほぼ同じ値段と言う、コーヒーが高いカフェでしたが、台北ではそんなカフェはよくあります・・。でもサンドイッチのクオリティが下がるわけではなかったです。
途中、細かいクラシックの話になりまして、知らない方は知らないでしょうから、すいません。
では今日はここまでで。