#「小倉百人一首」 新着一覧
56番、和泉式部
<あらざらむ この世のほかの 思ひ出にいまひとたびの 逢ふこともがな>(あたし もう長くはないわ あなたあの世へ旅立つ思い出にもういちどせめてもういちどあなたにお逢い
55番、大納言公任
<滝の音は たえて久しく なりぬれど名こそ流れて なほ聞こえけれ>(そのかみ嵯峨のみか...
54番、儀同三司母
<わすれじの 行末までは かたければ今日をかぎりの 命ともがな>(お前のことは忘れない...
53番、右大将道綱の母
<なげきつつ ひとりぬる夜の 明くるまはいかに久しき ものとかは知る>(今夜もいらっし...
52番、藤原道信朝臣
<明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな>(夜が明ければ ...
51番、藤原実方朝臣
<かくとだに えやはいぶきの さしも草さしも知らじな 燃ゆる思ひを>(こんなに君を愛し...
50番、藤原義孝
<君がため 惜しからざりし 命さへ長くもがなと 思ひけるかな>(きみへの思いが実をむす...
49番、大中臣能宣
<みかきもり 衛士(えじ)のたく火の 夜はもえ昼は消えつつ ものをこそ思へ>(宮中の御...
48番、源重之
<風をいたみ 岩うつ波の おのれのみくだけてものを 思ふころかな>(風の烈しさはわが恋...
47番、恵慶法師
<八重むぐら しげれる宿の さびしきに人こそ見えね 秋は来にけり>(むぐら生い繁る こ...
46番、曾禰好忠
<由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え行方も知らぬ 恋のみちかな>(紀の国の由良その由良の...