「KAGOME KAGOME」 神。あるいは、それに準ずる者らに

Jesus said, “Father, forgive them, for they do not know what they are doing.”
And they divided up his clothes by casting lots. ( Luke 23:34 )

स॒प्त युं॑जंति॒ रथ॒मेक॑चक्र॒मेको॒ अश्वो॑ वहति स॒प्तना॑मा ।

　七は一輪の車を装備す。
　七つの名ある一頭の馬（これを）牽く。


「行 為（おこない）」とは　如何なるコトで あろう？

われ 愚かにして 知らざれば　その 「意（こころヱ）」 に 問う

　　　真を 理解する　セイなる者
　　　善を 理解せし　カミをかたりし者
　　　美を 理解した　イイなりし者

われは 理解せざるものなれば、
理解せる者たちがコトの葉に　 その 「しん」を　乞い 聴（ゆる） さんとす

ソチが「行為」の ヨイを　われ 知らんがために（・・ ・・・・・・・）。

त्रि॒नाभि॑ च॒क्रम॒जर॑मन॒र्वं यत्रे॒मा विश्वा॒ भुव॒नाधि॑ त॒स्थुः ॥

　車輪は三個の 轂（こしき） を有し、老ゆることなく、冒さるることなし、
　そこにこれら一切万物は乗る


　　　　　　　　　　　　　　　リグ・ヴェーダ讃歌 / 辻 直四郎 訳(岩波文庫)

まいわい「KAGOME KAGOME」

「　夢をみた　波止場の
　　突堤に立っていると周りは
　　水でなく見る限り生えつづいている稲だ
　　黄色く波うっている稲の海の
　　沖から一人の男が
　　あるき近づいてくる
　　黄色い波のうえを近づいてきて
　　見覚えある顔が突堤をみあげ　それから
　　おれの目の下で沈みだした
　　密生した稲のなかでもがき
　　ひとにぎりの稲をつかんだが
　　つかんだ両手を残して無言のまま
　　沈み見えなくなっていった

　　無言のまま
　　稲をつかんだ両手を残して
　　そして叫んでいるのは
　　突堤のうえのおれだ　」

　　　　　　　　　　　　黒田喜夫「地中の武器」夢から朝へ

仮想現実空間（ヴァーチャルリアリティ）ナイに　いつづける者の 殆どが
「いま」「ここにいる」「こ」の ゲンザイを　重く受け止めてはいない。

異常すぎる 非日常が　常態と化しているにも かかわらず

気づけば　時すでに 遅し
　　「ミイラ取りが ミイラ」 と なる　チ を「かい」するがゆえに。


Toysikimanaus　towa towa to

どうだ？　私の言っている意味（イイ） を　「全て」理解しているであろう
　　　　　よく わかっているから　此処にくる　貴方（カミ） だろう。　

　　　　　「いま」
　　　　　「ここにいる」ヨクなるもの
　　　　　「こ」の 私に　イイたくなる「何か」が アルだろう？

Toysikimanaus　towa towa to

　　しじんさんがいる
　　ここのウエにはね

　　イっても イっても　ちいとも満たされない　イたらない
　　イけば イくほど　もっとイイたい　イきたくて イきたくて　たまんない

　　「イイ」ケモノさんが いるよ。

Wensikimanaus　towa towa to

「 ここは　ぜーんぶ　ぜんぶ　私のために アル んだ 」
「 ココの　みーんな　みんな　私のために イル んだ 」

　　「私は 全能シンなのだ！」


　　　　　2023カイ式）エセー：一献哥『白昼の海へ』3 -オモテ
　　　　　　　　　　　　　　　　～ 脤のしちく「ＮＵＬＬ-ＧＡＭＥ」( 2019-11-10 公開 / 現在クローズ）

【続】超次元の輪廻に昇華するための国家儀式 某日 録画

「 そこにあるものは

そこにそうして
あるものだ
見ろ
手がある
足がある
うすわらいさえしている
見たものは
見たといえ
けたたましく
コップを踏みつぶし
ドアをおしあけては
足ばやに消えて行く　無数の
屈辱の背なかのうえへ
ぴったりおかれた
厚い手のひら
どこへ逃げて行くのだ
やつらが　ひとりのこらず
消えてなくなっても
そこにある
そこにそうしてある
罪を忘れられた罪人のように
見ろ
足がある
手がある
そうしてうすわらいまでしている　」

　
　　　　　　　　　　　　石原吉郎「事実」

ワレに 「全て」 転嫁し 溜飲を下げる　
　　　　　　　ヨイ啓蒙や ヨイ献身より

　　　 「全て」 という　そのヨイ 自分自身に　問うがよい。

　 のぞむ答えなど いくらでも　出来る　そのほうは 「カミ」 であろう。


わかれば　欲するモノだ（・・・・　・・・・・・）
イける 神　ヤれる仏と　ワカって「F××ｋ」ヤりたい「You」

　　　みな　セイなる自分「Facts」を いきている。

　　　それゆえ（・・・・）に　「ち」 を ミ失った人間に　次は「ない」

⚚

Wenn die Philosophie ihr Grau in Grau malt,
dann ist eine Gestalt des Lebens alt geworden,
und mit Grau in Grau läßt sie sich nicht verjüngen,sondern nur erkennen;
die Eule der Minerva beginnt erst mit der einbrechenden Dämmerung ihren Flug

愛智の学が、その灰色に 灰色を重ねて　さらに塗り重ねるとき、
そのとき生命の姿は　すでに年老いたものに なってしまっている。
そして、灰色の中に 灰色を塗ることによっては
生命の姿は 自らを若返らせることはできず、
むしろ そうではなく、ただ 認識されるのみである。

ミネルバの梟は 夕暮れになって　ようやく飛び始めるのである。

　　　　　　　　　　　ヘーゲル『Grundlinien der Philosophie des Rechts』1821年より

もし あなたが人間であるなら、 私は 人間ではない。
もし 私が人間であるなら、 あなたは 人間ではない。

　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 鹿野 武一

See ya, また 今晩（よる） お会いしましょう