1月16日の柴日記

今日は18切符の余りを使い切るため、ちょっと無理して旅に出る。今日は北関東を攻める。私はいつも実家に帰るとき、赤羽から高崎線に乗る。今日は高崎線と同類の、宇都宮線に乗る。高崎線と宇都宮線は大宮まで同じ駅に停まり、そこから二手に分かれ、それぞれ群馬と栃木に向かって進む電車だ。群馬と栃木は、県外の人たちには同じようなものとして扱われ、ほとんど区別されていない傾向にあると感じていた。群馬と栃木は違うのよ。でもどう違うの？私は自分が栃木のこと全然知らないことに気づいた。だから今日は栃木を攻める事にした。
早朝に起き、赤羽から宇都宮線で宇都宮へ。宇都宮から烏山線というのに乗ってみて、終点の烏山に行く。とても静かな町を少し散歩し、ひとつ前の滝という駅に戻り、電車から見えた滝を見に行った。その滝は思ったより全然いいところだった。ハイテク龍が幸福を呼んでくれたり、その町の昔話のアニメが見られるお城風な建物があったり、展望台があったり、かなり年代物の貴重そうな像がむき出しのお寺があったり、蛇姫さまのお墓があったり、色々な角度から滝を見せるよう工夫された道があったり。滝に対する期待感を高める演出が盛りだくさんだった。でも、人はほとんどいないことが不思議だった。その滝に魅せられ、長い事そこにいて、おなかが空いて宇都宮に戻り、名物餃子をむさぼった。高崎市民の私にとっては、宇都宮にはなんだか対抗意識があったけど、宇都宮と高崎は、当事者が見ても同じようなものだった。これではみんなに一緒にされても仕方が無いや。その後両毛線で佐野に行き、最近の旅では恒例の、アウトレットに行った。そしてその隣の馬鹿でかいジャスコでうどんを食べて帰った。栃木の佐野ってところは、群馬の伊勢崎や大田と似てた。結局群馬と栃木は同じようなものだということがこの度わかりましたとさ。