「勇気のビーズ」という活動を知ったのは、5月の初め。
小児がんや難病治療と闘う子供たちに、ご褒美の手作りビーズを贈ろう!という取り組みです。
震災以来、私の仕事が世の中で何の役にも立っていないんじゃないか・・・?と落ち込んでいたころです。
ガラス工芸を始めるまで、施設の保母さん(今は保育士?)をしていました。
私は、0歳児担当。少し歩けるようになると大きい子たちの部屋に移ります。
Mちゃんは、確か未婚の母の子で里親希望。 2才過ぎたころ縁あって里親さんに引き取られて行きました。
私は、ステンドグラスの学校に通い始め、何もかもが新鮮で楽しくてしかたなかったころ。
前の職場の婦長さんから「Mちゃんが小児がんを発症し、病院付きの施設に戻された。」との連絡がありました。
面会に行く勇気もなく、かわいいウサギのぬいぐるみを婦長さんに託す事ぐらいしかできなかった。
しばらくして 「亡くなった・・・。」という連絡があり、お葬式に行きました。小さな棺でした。
ぬいぐるみをすごく喜んで、いつも抱いてたとか・・・・。
あれから20数年。
薄情者の私は、勇気のビーズの記事を読むまでMちゃんのことをすっかり忘れていました。
タイラー基金に問い合わせたところ手作りビーズを選ぶ時、子供たちの『目の輝き』が違うそうです。
「誰かのため!」 というのは、生きていく大きなエネルギーになると思います。
食事だって自分一人なら適当に済ませるけれど、一緒に食べてくれる人がいれば
ちょっと頑張りますものね!
Mちゃん、あなたのことを忘れててごめんね?!
私は、あなたに何もしてあげなかったけど
勇気のビーズは、あなたからのメッセージとして、しっかり受け止めて続けていきますね!?
この仕事を続けていく限り、もうあなたのことを忘れないよ
写真は、全く関係ありません。 私の癒しのひと時 「壁面オーロラ」 です!