「福島の桃」で書いた、南相馬市から宮城県に避難している友人とようやく連絡を取りました。(遅い)
友人の変わらぬ声を聞いて、目を細めて笑う 「平安美人 」 Tさんの顔が見えるようです
私の不揃いのガラスを貰ってくれる?と聞いたところ
「 欲しい~!送って~!何にも無くてさ、グラスなんて2個しかないのよ。」
とにかく、きれいな物が欲しい! との事
少し斜めっていたり、座りが悪いとか少々難有り品だよ!
私の言葉に 「そういうのが良いのよ~!」
グラス類・サラダボール・小さめの花瓶、他に使えそうな細々した物を入れて発送。
私の癖なのか、いつも微妙に斜めってます
翌日、無事届いたとの連絡をもらいました。
「 かわいいね~。何だか、見てるだけで癒されるよ!!」 と嬉しそうな声。
喜んでもらえて良かった! 私もうれしいです~
私の部屋で埃まみれになっていたグラスたちも、毎日使ってもらえて喜びます
彼女の家は原発から20キロ圏内だそうで、いつ戻れるのか全く判りません。
いままでの穏やかな生活を、全て取り上げられた状態です。
福島原発が、私たち東京人の為の物だったなんて・・・。
毎日使っている電気がどこで作られ、どうやって送られてくるのか?
全く考えたこともありませんでした
いつもの当たり前の生活が、実は当たり前ではなかった。
いつ取り上げられるか判らない!!
「 原発に反対してね!?」 という被災者 Tさんの切なる言葉に胸が痛みます。
私に出来ることなんて微々たるものだけど、これからも応援し続けるからね