写真は、マンションのルーフバルコニーの隅にある樋の出口部分を撮ったものです。セットバックしているマンションでは、上の階のルーフバルコニーに降った雨は、ここに流れ出てきます。それぞれの写真をよくご覧頂くと赤い矢印部分が異なっているのがわかります。上の写真は内覧会の時で、下の写真は内覧会の2週間後の再内覧会の時のものです。
この部屋の内覧会に行って、ルーフバルコニーをチェックしてましたら、縦樋の出口が上の写真のようになっていました。これでは、雨が直接落ちてきてうるさいし、撥ねるし、最後の部分にエルボ(曲がっているパイプ)を最下部に付けるように言いました。
そして、再内覧会に来て、見ましたら、下の写真のようになっていたわけです。こうすれば、樋から流れ出る雨水の向きも排水溝の方になります。また、雨の落ちる衝撃も和らげられるので、水の撥ねも少なくなります。ルーフバルコニー付きのお部屋を購入された方は、内覧会の時には、バルコニーの隅に行って、樋の出口部分の処理も見て下さい。上の写真のようになっていましたら、下の写真のようにするように要望して下さい。(873,18)