というわけで、甲状腺ホルモン不応症と診断されました。
不応症というのは…と、先生が説明してくれました。
ふつう、血中に甲状腺ホルモンの量が多いと、下垂体が「多いな」と認識して、いくら視床下部から「ホルモンを出しなさい」という指令ホルモン(TRH)が出ても、「あきまへん!そんな指令は聞けまへん!」と甲状腺ホルモンを分泌させるTSHをほとんど出さなくなるのです。
バセドウ病の人は、甲状腺ホルモンが多いから、治療をしていないときにはTSHは0.01とか測定不能ということになります。
甲状腺ホルモン不応症の場合、この働きがうまくいきません。TSHが出つづけてしまうのです。
全身で、甲状腺ホルモンの影響が出にくいタイプを全身型甲状腺ホルモン不応症と言います。これはたくさんあるTSHに反応して、甲状腺ホルモンがたくさん分泌されるわりに、全身での影響が少ないから、症状があまり出ないまま、治療の必要もないことが多いようです。むしろ、低下症のような症状が出ることまであるそうです。低下症の症状があれば、甲状腺ホルモンの量が少なくても、ホルモンを補っていくと、落ち着くのだとか。
ちなみに、各器官で甲状腺ホルモンの刺激をつけるのは、β受容体とα受容体。不応症では、このβ受容体の、甲状腺ホルモンに対する反応が悪くなるのだそうです。
甲状腺機能亢進症の症状の多くは、このβ受容体での刺激をきっかけに出てくるのですが、心臓だけが例外です。心臓にはα受容体が多いので、全身型甲状腺ホルモン不応症の人でも、「動悸だけは出るんです」という症状がよくあるそうです。不整脈のお薬を飲めば、落ち着くようですが。
甲状腺ホルモン不応症のもうひとつの型は、全身では甲状腺ホルモンの影響を受けて、甲状腺機能亢進症の症状が出るのに、下垂体だけが甲状腺ホルモンに反応しないで、甲状腺刺激ホルモンTSHをたくさん出す、下垂体型甲状腺ホルモン不応症。
亢進症の症状があるからって、バセドウ病の治療をしてしまうと、TSHがますます出てしまって、刺激された甲状腺が肥大することもあるので、要注意。
治療としては…、簡単に言って、確立されていないそうです。
下垂体のホルモンを調節する薬の研究もされているようですが、副作用として他のホルモンへの影響もあったり、まだ一押しの治療方法ではないそうです。とりあえずは、対症療法を1つ1つしていくことになるのかなということでした。
で、わたしの治療はどうするか…というと、これまた、先生と長~いお話をすることになりました…。ほんと長かった……ので、これについては改めて。
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不応症というのは…と、先生が説明してくれました。
ふつう、血中に甲状腺ホルモンの量が多いと、下垂体が「多いな」と認識して、いくら視床下部から「ホルモンを出しなさい」という指令ホルモン(TRH)が出ても、「あきまへん!そんな指令は聞けまへん!」と甲状腺ホルモンを分泌させるTSHをほとんど出さなくなるのです。
バセドウ病の人は、甲状腺ホルモンが多いから、治療をしていないときにはTSHは0.01とか測定不能ということになります。
甲状腺ホルモン不応症の場合、この働きがうまくいきません。TSHが出つづけてしまうのです。
全身で、甲状腺ホルモンの影響が出にくいタイプを全身型甲状腺ホルモン不応症と言います。これはたくさんあるTSHに反応して、甲状腺ホルモンがたくさん分泌されるわりに、全身での影響が少ないから、症状があまり出ないまま、治療の必要もないことが多いようです。むしろ、低下症のような症状が出ることまであるそうです。低下症の症状があれば、甲状腺ホルモンの量が少なくても、ホルモンを補っていくと、落ち着くのだとか。
ちなみに、各器官で甲状腺ホルモンの刺激をつけるのは、β受容体とα受容体。不応症では、このβ受容体の、甲状腺ホルモンに対する反応が悪くなるのだそうです。
甲状腺機能亢進症の症状の多くは、このβ受容体での刺激をきっかけに出てくるのですが、心臓だけが例外です。心臓にはα受容体が多いので、全身型甲状腺ホルモン不応症の人でも、「動悸だけは出るんです」という症状がよくあるそうです。不整脈のお薬を飲めば、落ち着くようですが。
甲状腺ホルモン不応症のもうひとつの型は、全身では甲状腺ホルモンの影響を受けて、甲状腺機能亢進症の症状が出るのに、下垂体だけが甲状腺ホルモンに反応しないで、甲状腺刺激ホルモンTSHをたくさん出す、下垂体型甲状腺ホルモン不応症。
亢進症の症状があるからって、バセドウ病の治療をしてしまうと、TSHがますます出てしまって、刺激された甲状腺が肥大することもあるので、要注意。
治療としては…、簡単に言って、確立されていないそうです。
下垂体のホルモンを調節する薬の研究もされているようですが、副作用として他のホルモンへの影響もあったり、まだ一押しの治療方法ではないそうです。とりあえずは、対症療法を1つ1つしていくことになるのかなということでした。
で、わたしの治療はどうするか…というと、これまた、先生と長~いお話をすることになりました…。ほんと長かった……ので、これについては改めて。
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