亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

病気と仕事と結婚と…

2009-10-07 | よくわからない・・・
ときどき「お仕事はどうされていますか?」「結婚は?」と「非公開コメント」や「お便り」を聞かれることがあります。永遠のテーマですね。

お仕事は…、入院も含めた医療費のこともあるから、ある程度の収入がないと心配ということがあるのですが、無理をしたり心もカラダもストレスがかかるとと、それが悪化の引き金にもなってしまうので、ほんとうにむずかしいところだと思います。

わたし自身は、退院後、長期休暇をした時期もあったのですが、一応、復帰しました。今は、自分で納得できることより、できる範囲で「いてくれてよかった」と思ってもらえたらいいかなと、つづけているところです。
体調によっては、インフルエンザ騒動のさなかに出張までしちゃったりしています♪
波があって早めに休んだ方がいいこともあるし、具合の悪さから気持ちの余裕がなくなるのがつらいから、わたしは少し多めに休むようにしています。

(カラ)元気に振舞っていると、「案外、だいじょうぶなんじゃないか~」と思われちゃったりもしますから。
今日も、目が回ってつらくて帰りたいなぁなんて思っていたときに、同僚に「今日は元気そうだね」と言われて、脱力して大笑いしてしまいました。「えー、力いっぱい疲れてるのに~(笑) 」って。そんなものなんですね。

自分で調整できるように、コミュニケーションが取れたら一番ですけど、なかなか簡単にはいかないでしょうか。
水曜を定休にさせてもらって、週4日で、もともとのお仕事しているSLEの患者さんもいらっしゃいますね。

そうそう、「WORKウィルス」に注意♪という記事を書いたことがありましたが、完全に人のプライベートライフを抹消してしまうような「多忙」はキケンですから、「WORKウィルス」の感染が疑われるときには、すぐ「のんびり」を服用することが大事ですね~。

結婚は…、わたしは、やめちゃったので、あまり参考にならないかも(笑)

病気のことは、よくわかってない人だったので、病名や詳しい話は言わなかったですが、「毎月、検査をしたり、お薬を飲んだり、ときどきお昼寝が必要になるような体調になったりするんだよ。」という程度は、繰り返して話しました。怖いこととか聞きたくないことって、忘れちゃう人だったので(笑)
家事もできるときとできないときがあったり、お昼寝が必要で、お姑さんからは「なまけものの嫁」と思われたり。いろいろありますからね。かばってくれなくていいから、「聞いてなかった」と言われたら、立ち直れない気がしたから、ここは繰り返して言ってました。

別の機会に、「子どもが産めたらいいけど、体調の波によってはムリかもしれない。」とも言ったかな。「子どもは、子どもは?」と言われつづけるのが、ストレスだったから、予防的にちょっとずつ。
誰だってお子さんに恵まれないこともあるので、言う必要もなかったのかもしれませんね。
ただ、そのことで自分は自分を責めないでいようって、すごく意識してました。それでも、つらくなったけど、「きっとわたし向きのスペシャルな道があるのさ」と思ってみたり。

振り返ってみると、病気のことを話すとき、わたしが意識したのは、「わたしが話したいから話していることかな?それとも、この人がいっしょに頑張るために必要だから伝えていることかな?」ということ。
自分自身さえ、病気を受け入れるのにとても時間がかかるもの。まして、恋人なら、理解したり、気持ちの中で受け止めるのは、噛み砕いて、少しずつじゃないと、消化不良を起こすこともあるんじゃないかなぁと思いました。
理解されないのが怖いけど、一度、話し始めると、わかってほしい気持ちでいっぱいになって、ついつい何もかも話して、自分がすっきりしたくなっちゃって、あとで、相手がゲンナリしてたりってことありました。
「腹を割って…っていうのは、別にハラワタを見たいわけじゃないんだよ。」と言ってくれた方がいましたが、そうかもしれません。

人それぞれ過ぎて、なんとも言えないけれど、でも、病気にむかうとき、理解してくれていようがいなかろうが、いてくれるのがうれしいこともあると思います。「いざとなったら、養って!」という人がいてくれるだけでも、気持ちの負担が違うかもしれません。(実際に、養ってくれるかどうかは別として!)
理解してくれないがゆえに、よけいに孤独を感じて苦しいという場合もあるから、ぜったいではないけれど、たとえば、がんの場合は、サバイバーの生存率は、既婚者が一番長いという統計があるそうです。
わたしは、今のところ、予定はないけれど(笑)、結婚もいいなぁと思います。

お仕事については、何度か書いてますね~。
いくつかリンクを♪
難病とつきあいながら働くのを応援してくれるもの
治療しながらお仕事するって
子どもに病気を伝える、家族に…上司に…
職場でうれしかった、復帰のためのこんなこと

みんな、お仕事や家庭のこと、どうやってるんでしょうね~。

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2 Comments

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涙がでちゃった (ケロ)
2009-10-08 14:50:20
今回の記事を読んでいて、何だか涙が出てきちゃいました。
毎回すばらしい内容を書いているぷろぱさんも、同じように悩みや考えを持っていると、あらためて分かりました。
私の場合は、今の旦那との同居が、体力的にも精神的にもストレスが重なり、ベーチェットを発症したと、考えています。
主治医もそう思っているようです。
でもおかしいのが、旦那本人は全くそんな風に思っていないらしくて、「ケロちゃんはいずれ、発症していたよ」とか言っちゃって。
病気のことは、一緒に住んでからの発病だったので、それなりに分かってはいるものの、悪化するとすぐに実家に戻るか入院ですので、「この人、分かってる?」と思うことも多々ありますが、
それでも結婚して、養ってもらって、毎日のお昼寝も義母も承知しているし、恵まれている環境なのではないかと、自分では理解しているつもりですが・・・・。
でもでも、夫婦っていといろありますよね~。
仕事に関しては、ぷろぱさんの職場の上司の方は大変理解してくださっているようで、本当に素晴らしいですね。
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ありがとう (ぷろぱ)
2009-10-09 00:39:12
ケロさん、こんばんは。
そんな風に読んでもらって、わたしもちょっと救われました。

家族のことって、簡単ではないですね。
わかってくれているって「知識」の問題じゃない部分もあるから、相手の気分でも理解に浮き沈みも出てきますものね。

2人が一緒になったら、1+1でなくて、その関係から発生することもたくさん出てくるから、問題も乗り越えるパワーも1+1以上にいっぱい。
だからこそ、それに押しつぶされそうな気分になることもあって。。。

上司は、その上の上司に「限られた経験だけでいろいろ言わないで」と言われたという噂も聞きましたけど(笑)、でも、わかろうと努力しつづけてくれることがすごいことだと思います。
わたしが上司だったらできるかな、と思うと、自信ないですもん。尊敬しています。
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