亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

久しぶりに大腸内視鏡検査

2019-12-29 | 腹痛&吐き気
すっかり年の瀬ですね。こんな時期に尾籠な話ですみません。

今月は、大腸内視鏡検査を受けて来ました。
5年ぶり、3回目です。
前回、ポリープがあるね、と言われたのですが、ちょうど10日後に飛行機に乗る予定があって、全体を根こそぎ取るのでなくて、ちょっとつまんで検査する形だったこともあり、気になっていたところの経過観察です。

年末までは飛行機に乗らないから、いいかな、とこの時期にお願いしましたが、検査で細胞を採れば、それから食事制限があるなんて、すっかり忘れておりました。

女性には緊張感がある検査と言われますが、久しぶりとはいえ、3回目になると緊張感が足りなかったのかもしれません。前の日の夜は、食事を早く終わらせて、9時には下剤のピコスルファートナトリウムを飲まないといけないのに、仕事が終わらないという事態にはまっていました。とりあえず緊張しているよりずっといいと自分を励ましながら、ぎりぎりにリゾットを食べて、絶食開始です。

当日の朝は、お薬も朝6時までに終わらせないといけないですが、胃カメラと違って、お水やお茶は飲んでもいいので気が楽でした。

そして朝、8時からマグコロールという下剤1800mlを10分ごとに200mlずつ飲んでいきます。粉の入ったタンクのようなものにお水を入れて作るので、ポカリスエットみたいです。味もポカリスエットみたい。
これは冷やすと飲みやすいのですが、今みたいに寒い時期にはちょっとお腹が冷えてくるので、薬が効いてトイレに行っているのか、お腹が
冷えたのかわかんない!と笑ってしまいました。お部屋は暖かくして飲むのがいいですね。

ちなみに、1800mlを飲むと言われると、え、そんなに!?と思うし、実際に2リットルのペットボトルを抱えると、いやいや飲みきれないでしょ、と思うのですが、少しずつだからか、飲んでもドンドン出ていくからか、私は飲むのにそんなに苦痛を感じるほどではありませんでした。

今回は、3杯目を飲んだ後くらいで反応が出てきて、6杯目くらいにはすでに透き通った粒のない水便になったので、病院に連絡したら、1時の予約だったのに、10時半に枠をとってくれました。

病院に着いて、血圧、脈拍、体温を測ったら、検査着に着替えます。使い捨てのスリッパと巨大なパンツも渡されました。パンツにはお尻に切り込みがあるので、検査中もほとんどお尻は見えません。
点滴用の針を刺したら、あっという間に検査室に呼ばれました。

お部屋に入って先生にご挨拶したら、すぐにベッドへ。ベッドは足元寄りの半分くらいを使う感じで左向きに胎児姿勢で横になりました。
お腹の動きを止めるグルカゴンGノボと、鎮静剤としてペチジン塩酸塩 5% 1ml 50mgを点滴に入れてもらうと、頭がぼぉっとなってきます。グルカゴンは入れたら一瞬ピリッと感じる人もいるようですが、今回はあんまり感じませんでした。

鎮静剤で頭がふわっとしているものの、画面を見ながら検査を受けます。
内視鏡をどんどん入れて行き、大腸の始まりへ向かって横行結腸から上行結腸への曲がり角で、体勢を上向きに変えて足を組み、小腸との繋ぎ目近くの行き詰まりあたりで、右向きに体勢を変えました。

前回の検査で見つかった、大腸の行き止まりの小腸の出口あたりにあったポリープは、相変わらずの様子でした。大きくなったり数が増えたり、顔つきが変わったりというのはなさそうでしたので、特に細胞を取ることはしませんでした。

最後に出口から5cmくらいのところに、2mmくらいの小さなニキビみたいなポリープがひとつ見つかりました。見た目は大丈夫そうで、まだ小さかったのですが、取ってもらうことにしました。小さいから引っ張ってチョキという感じで、止血のクリップも不要のようです。
こういう時に、ポリープがやがてガンに育ってしまうリスクと、出血など腸のキズのリスクとを比べると、5mmくらいに育つまでは様子を見るという考え方もあるようですし、生検があるかどうかで費用も多少変わるのですが、体調やスケジュールを考えても今ならいいかな、とお願いした訳ですが、どうなんでしょう。

他の部分はツルツル、スベスベでした。
実は、このところプレッシャーの多い生活が続いていたから、なんだか意外で、拍子抜けしました。それから、検査をしながら、胃カメラが苦手でそれと比べてずっと楽、と言ったら、先生は、大腸がわりと柔らかいから苦痛も少ないんだと思うと話してくれました。人によっては鎮静してもつらい検査になるそうです。

あっという間に終了。
簡単にその場で画像を見ながら説明を聞いて、別のエリアで30分くらい休憩したら、解放されました。胃カメラの時の鎮静が何時間も残っていた感じからすると、頭の芯がぼぉっとするものの、座ったら意識がなくなるような感じはありません。

一応、ポリープを取ったので、翌日の夜までは消化のいいものを食べることになりました。葉っぱ的な野菜、油や乳製品、辛いものや炭酸、コーヒーやアルコールは禁止のようです。
10日くらい制限されるかとドキッとしたら、小さかったからか、2日だけでよいことになり、ひと安心です。

じゃあ、このあと、何を食べようかと考えたのですが、サラダが食べられないし、乳製品のチーズリゾットという訳にもいかず、お鮨のようなナマモノも心配、ポタージュもクリームや繊維が多そうで…と、うまく思いつかず、温かい野菜スープにご飯を入れて、カボチャを炊いたものとあわせて最初の快復食にしました。蒸しパンとか梅粥とか卵うどんとか、そんなものが推奨らしいです。
コンビニのおでんなどに救われているうちに食事制限は終わりました。

2mmのポリープはおそらく問題ないですし、万が一、悪性でも、全体を取ったので、内分泌の先生から電話がかかってくるような事態は多分なさそうです。
検査してくださった消化器の先生からは、2-3年したら、また様子を見ましょうということでしたから、内分泌の先生にお願いして、カルテのSOAP(主観的症状、客観的症状、方策、計画)のPにメモしておいてもらいましょう。

ひとまず、細かい症状はあるものの、安定して年の瀬を過ごせそうです。

今年もありがとうございました。
皆さまもよいお年をお迎えください!

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