亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

お医者さんに通じる言葉って

2007-11-04 | 先生&病院譚
お医者さんに何がどうなって、どうつらいかを説明するのって、むずかしいなと思うことがあります。
「患者のつらさをお医者さんはわかってくれない」
「症状を訴えたのに、検査結果をみて、大丈夫と無視された」
っていう話をよく聞きます。そうなんですよね。
病気のことに詳しい専門家でも、先生自身が同じ病気にかかったわけでないし、つらさはなかなか通じない…(笑)
患者としては、何が症状で何がどうでもいい話かわからないけど、先生たちもテレパシーで症状を見るわけでないから、ちゃんと説明しないとわからないですもんね。

というわけで、わたしは「できるだけ相手の言語で話して、自分の言葉でわかるまで聞こう」とがんばってます~。

相手がイタリア人なら「ぼんじょるの~!」とイタリア語なら素直に言えるけど、お医者さんだと「どうして通じないの!」って気持ちが先にたって、つい「わかってくれない」と思ってしまう。でも、お医者さんの方だけでなくて、患者さんの方も相手にわかるような努力をするのがフェアかな…と思ったりします。

専門家に素人が説明するのってむずかしいけど!
5W1H(いつ、どこで、なにが、なにを、どうした)なんて、小学校の作文以来、意識してないし!!!
「指の、こことここがズキズキって痛いんです。午前中、ずーっと痛い感じで、お昼ご飯を食べた頃からちょっと楽になるっていうのが、x月のはじめからずっとつづいてます。前の晩の寝る前にカロナールを2錠飲んで寝たら、あんまり痛みを意識しないから、効いていると思いますけど。」とか。

あとは、熱とか脈拍の数字や痛みの有無のような、5W1Hで言える事実と、つらい、気になるという気持ちやこの症状が生活や仕事でこんな風に困るということを、できるだけ分けて話すようにしてます。気持ちや状況をわかってもらおうとして、かえって症状を聞き逃されたりするから。

それから、気になることは聞く
この前も、検査結果を見ながら貧血を「これは大丈夫だね」と先生が流したから、「なんで?」って。「女性は、生理なんかで貧血が出ることは多いので、このくらいなら自然に戻る力があるんですよ。悪性貧血ではないようだし、動悸や息切れがないなら、様子を見てていいかな。気になるなら、薬剤を使う数値じゃないから、まずプルーンとかほうれん草とか食べ物で意識的にとってみて、来月の値をみてみますか?」ということで、ちなみに、と鉄剤を飲む副作用を教えてもらいました。
ちゃんと聞くことで、診察のあとで、「貧血は無視されたけど、この目が回る感じはその貧血のせいかも。鉄剤を買って帰ろうかな…。この薬は少なめに飲もうかな。」なんて勝手な不安を持たなくてすみます♪

どの科で聞くのがいいのか、よくわからないときは、先生に聞いちゃいます
たとえば、膠原病の先生に、「髪の毛がすっごく抜けるんですが、このあと会う、内分泌の先生に聞いた方がいいですか? 女心には切ないんで、何とかしたいんですけど。」とか訴えてみたり。
そしたら、「うーーん。今の方針のなかでは、SLEでの対策は消炎だし、甲状腺も抗甲状腺薬でホルモンの量を調整することになるから、治療が変わることはないよ。」と先生。
それでも、気になるので、「毎日、おふろの排水溝のネットがつまるくらいなんです。困ります!」と言ってみたら、「そりゃ多いね。まあフサフサしてるから、気にするな!気になるなら、マッサージとかしてみるか? 効いたら僕の頭でも試すから教えてね!」(笑)「今、へんに薬を変える弊害の方が気になるから、しばらく様子を見るのがいいと思うよ」だそうです。

こんなことを言っていられるのも、何年もしょっちゅう病院に通っているのと、先生たちがやさしく気長につきあってくれるからなんでしょうけども(笑)
ほんとに具合が悪いときには、こんなに冷静に聞いたりできなくて、「え…」って言ったまま、うるうるしてたもあるし。ヘンな先生はいるし。
でも、ちゃんとコミュニケーションをすることで適切な治療が受けられるから、先生も自分もハッピーだと思うんです。どうなんでしょう。

わ~、すごい長文になってしまいました…ごめんなさいっ!!

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6 Comments

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難しいですよね… (ひろ)
2007-11-04 20:54:05
 私も、Drに伝える難しさを実感しています。

 痛みを上手く説明出来ないんです。例えば、こう、「握手したら自分の痛みを相手が体感できる」なぁんていう事は出来ないんでしょうか? どなたか発明してくれないかなぁ…と本気で思います。
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それほしい! (ぷろぱ)
2007-11-04 22:54:05
ひろさん、こんにちは☆
額を機械に当てたら、脳波から痛みとその記憶を読み取ってくれるなんて、できないかしら♪
疲労感みたいな数字で表現できないものって、むずかしいです。特に、混乱してたり、ぐったりしているときは。

もうひとつは、「この顔をみたら110番」みたいに、「この症状がでたらメモ」「この症状がでたら電話」「この症状なら救急車」みたいな早見表がDSか何かであったらいいかも。
患者としては、言うほどのことかどうか、よくわからないことってあります・・・。
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ほんと。 (りかりん)
2007-11-05 01:07:12
難しいですよね。お医者様に伝えるのって。
私の場合、まだまだ「こんなものなのかな?」ってすませちゃってることが多いかな、と思ってます・・・。
自分だって生徒さんが積極的に色々と疑問を投げかけてくれる人の方がこっちもより教えてあげられることが多いはずなのに、自分が生徒みたいな!?立場になるとそうはいかないんですよね(^^;)
4年半でずいぶん慣れてきたけど・・・まだまだです。
でもそうだ!自分が生徒さんに小さなこと、些細なこと?聞かれても「なんで?」とは思わないんだし、私もがんばって素直に小さな疑問でも投げかけるようにしま~す(^0^)/~

って、ぷろぱさんも音楽関係・・・?
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同じ・・ (りょう)
2007-11-05 09:06:08
プロパジールさんと同じ苦労を私も今体験中・・。そう!何処の科で何をどうしたら・・・。最近は病院を変えたので尚更・・。甲状腺と肝臓は同じ病院で治療しようと思いました。まだ検討中ですが・・・。症状を訴えると「○科じゃないと・・・だめかなぁ~」とか言われるし。総合病院だから担当医がコロコロ変わるし。SLE・リウマチ・シェ-グレン・・・などの症状の病気達は県内唯一の膠原病内科・リウマチ科にお世話になろうかと思います。親身になってくれる先生でHPに「相談室」があり、相談すると返信してくれます。私にとって何よりも心強かったので車で40分なので行く予定です。心療内科も開業医ですが見つけたし、長い長い通院生活ですので「親身さ・真剣さ」を優先に行こうかと思います。悪くなったら紹介してくれるみたいなので・・・。
ところで皆さんも、突然の難聴に悩まされるのですね・・・。いきなり耳鳴り?レベルじゃない不快な音と共にプールに入ってしまった感じ?冷蔵庫のモーター音?!が年に数回2週間位限定で軽い眩暈と共にやってきます。昔から突然の難聴で2ヶ月耳鼻科へ通った事がありますが、結局は治りませんでした。まだこういう病気だとは知らずでしたので仕方ないですが。それ以来、苦痛な耳鼻科を無視してきましたが、皆さんも症状があるという事なので一度診察を受けに行って来ます。
お仲間♪はじめて昨日の夜にカロナ-ルを飲みました。全身を針がチクチク走るような外気に触れただけでも痛いような痛みが走り、我慢できずに飲んじゃいました。薬の副作用も無く、今は会社です。いつの間にか効いているようでした。
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いい質問♪ (ぷろぱ)
2007-11-06 14:22:37
りかりんさん、こんにちは~。
些細な質問って、けっこうし忘れるんですよね。
わたしも、先生に「いいの!」って言われると、つい、そうかって納得してしまいます(笑)
次に待っている患者さんが、退院したてで具合悪そうな人だったりすると、なんとなく、診察を長引かせるのも気がひけたりして…。
でも、関係ないと思いながら、話の流れで、ぽろっと言った症状に、先生がすごく反応することもあるんです。それ以来、膠原病の先生には、気になったことは何でも話そうと思うように。それでも、けっこうわすれるけど。
いい質問したいなぁ。

音楽? うふ。今は直接、音楽業界ではありません♪
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先生がいろいろいると (ぷろぱ)
2007-11-06 14:25:04
りょうさん、痛みはどうですか?
カロナールは、なんだかそっと効きますよね。
でも、肝臓で吸収するタイプと比べたら、聞き始めが早い気がします。
膠原病は、免疫の作用で全身に炎症が起きる可能性があるから、ときには難聴やら意外な症状も関係していることがあるみたいです。

膠原病も信頼できる先生がみつかったようで、よかったですね!!
わたしも、総合病院で先生が変わると不安になったり、あらたな視点で見てもらえて、へーって発見があったり、いろいろあります。
耳鼻科は、どうして痛いところをひっぱったり、つついたり、痛いことになるのかなと思っていたのですが、この間の先生は痛くなくて、ちょっとびっくりしました♪
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